2007/09/30

音の探求・最終段階

具体的な商品名を言うと、
オーディオテクニカのAT6099なわけなんだが。

こいつは真鍮のボディに、ゴムやジェル(ソルボセイン)などが挟まっ
て、
振動を吸収するとゆーものだ。

ソルボセインは内部損失が大きいので有効だと思うぜ。
(靴のソルボセイン中敷を買ったことがある)

下のグラフを見ると、とにかく振動は激しく吸収している。
http://www.audio-technica.co.jp/products/cartridge/at6099.html


6個入って、あーまーぞーんで約2800円だったよ。
この手の製品では安いほうのようだ。

さっそくスピーカーの下に3個ずつ入れてみよう。
セッティング方法は取説に書いてある。

では、いつもの標準ボーカルとして使っている
鈴木慶一、大瀧詠一、元ちとせ、The Dervish、中島美嘉を聞い
てみよう。

うおっ! 明らかに違う。

、、、、ぼわっとした広がりがなくなって、
曲全体が、さらにすっきり聞こえるようになった。

濁りがなくなった、と表現していいだろうか。

解釈としては、いままでは棚の共振があったが、
これによって、その雑音が消えたということかな。

まあ、これで音の探求は一段落したい。
キリないからね。

振動を押さえてみた

先日作ったスピーカーなんだが、本棚の中に入れてしまっている。
とゆーか、そこしか置く場所がないのだよ。
認めたくないものだな、、、自分の部屋の狭小さ具合というものを。

まあ、そんなわけでスピーカーの筐体の振動が、棚に伝わっている、と
いうのが現状だ。

こうした場合、どんな悪いことがあるのかとゆーと、
筐体の振動で棚が共振し、よけいな音が発生していることは容易に予想
できる。

そこで、振動を制する対策を取らねばらなるまい。
とりあえずよくオーディオ関係のほむっぺで言及される10円玉を、ス
ピーカーと棚板の間に挟んでみた。計6枚なので、60円な。

だが、こいつは接地面が減るのは確かなんだが、振動を全くなくすとい
うものではない。
10円銅貨(青銅)の内部損失があるだろうが、微々たるものだろう。
1枚じゃなー。
だって、あんなに薄いんだぜー。

オレなりに整理すると、
要するに、スピーカーが空中に浮かんでいて、
接地面との相互の作用がない状態がベストなんだろがよ?

この場合、振動の伝達が0に近づけばいいのだろう。

そこで、買ったのがこれだ! どん!

2007/09/27

カナーン・コラムカッティング

マングース・カナーンのステアリングコラムだが、
ようやく適正長にカットした。

正確にはバイク屋さんにお願いしたのだ。

これで精悍な感じになったね。

しばらくの間、ステムから大分飛び出した状態で乗っていたのだ。
かといって、購入直後に切るのはちょっと怖かったのだ。

そうこうしているうちに、夏が終わってしまっていた。

秋田国体の手伝いが終わったら、
また近所の山にトレイル探しに行ってみようと思う。

などということを
バイク屋さんの常連さんと話して、
楽しいひとときを過ごしました。

2007/09/24

スピーカーまとめ

(写真と本文は関係なく、庭に勝手に生えてきた花です)

さて、2週間に渡って製作してきたスピーカー。
ようやく完成をみた。

かかった費用は全部で22000円。
この中には、ヤスリとかハンダごての費用もはいっている。

実際にスピーカーにかかったのは20000円弱くらいだ。

でも、投資金額を遥かに超える
素晴らしい音を得て、目的は完全に達成したわけだ。

小さなスピーカーなので、得意・不得意があるのはしょうがないかな。

得意分野はボーカル。
フォーク、日本語ロック(初期)、ディーバ系のお姉さんというところ
だろう。

あまり得意でない分野は
オーケストラ、ビッグバンドのジャズ、フュージョンだろうか。
しかし、実際はそれなりに聞かせますな。とくに不満はない。

なんにせよ、自分で企画して、模索しながら
自分の手で完成させたというところに、
金額を超越した満足感の源泉があるわけだ。

まあ、いろいろ失敗もしましたけどね。
Spedの作者の方、そのほか
ほむっぺを参照させてもらった
オーディオマニアの皆さんに感謝したい。

自作ラブ!

アイラブ自作っ!

と、心の中で叫んでみよう。

いや、、、けっこういい音出るので、
素直にお勧めですよ。

、、、皆よ。
秋の夜長、スピーカーを作ってみるのはどうだろうか?

2007/09/23

最終完成形

吸音材を増やして、再度、試聴だ。

新たに作った熱対策用の台に、CD-34を設置してある。

どうか? スイッチオン!

、、、、中音がキンキンする現象が消えた。
音量を上げると、ボーカルが浮かび上がってきた。

おおー、効果あるじゃないの、吸音材!
俳優の朗読CDも、もうキンキンしたりしない、自然な声だ。

そして、高温、中音、低音のバランスがとれたようだ。
Sped上で狙ったとおりだ。

してやったり。

いろいろなCDを聞いてみたが、
一番素晴らしいのは
ボーカルとアコースティック・ギター、ピアノの音だ。

まるで目の前で歌手が歌っているかのように聞こえる。
豊かで、やわらかく、それでいて音の一つ一つがはっきりしている。
(栗田ゆう子みたいな表現)

人の声が、自然な響きをしていて、音自体がすごくリアルですな。
以前のスピーカーでは聞こえなかった音も、やはり聞こえるし。

バスレフポートからの低音も十分ですな。けっこうな振動がくる。
以前のスピーカーを100とすると、
こいつは250くらいだろうか。欲目かな。

たまに、はっとするくらい「いい音が出た」と思う瞬間があるよ。

なかなか素敵なスピーカーが出来た、と評価したいね。

熱害対策

スピーカー製作と合わせてやらないといけないと思ってたのだが、、、

SONYのアンプF222ESJ、こいつの熱は半端じゃない。

上に載せているCD-34にも悪影響がありそう。
上向きに放射される熱がすごいのだ。CD-34がものすごく熱くな
り、棚全体がぽかぽかしてくる。

あまりにもCD-34が熱くなるので、1時間ほどしか連続運転でき
ないのだ。

熱害対策をしなければ、はっきりとやばい感じなのだ。
CD-34が心配だ。

熱源(アンプ)を離せば解決するのだろうが、ちょっとスペース的に無
理。

限られたスペースなので、どうすべきか悩むところ。
要するに、アンプの熱を放出しながら、
かつ上のCD-34に熱を伝えなければいいのだろう?

そこで、板でアンプをまたぐ台を作る。CD-34はこの台の上に設
置する。
集成材の板(13mm)はホームセンターで購入。

木取りしてもらっても1000円くらいだ。
これを木ネジと木工ボンド、L字金具で組み立てる。

CD-34とアンプの間に空気の層が2つできたわけだ。
これで熱が直接伝わることがなくなるはず。木の板の断熱効果も期待で
きる。

果たして効果は!
だいぶ違う。1時間程度ではCD-34の筐体はさほど熱くならな
かった。
、、、、まあ、2時間くらいだわな。

吸音材追加


あの吸音材の量ではとても足りないということが分かった。

キンキンした音のせいで、すごく耳が疲れる。

吸音材はもっといっぱい入れないといけないようだ。
勉強になりました、、、

内部反響がこれほど激しいものとは思わなかった。

すげーよ、フルレンジ。そして、すげーよ、木箱。

幸い、まだ裏蓋をはずすことができるので、吸音材の追加投入が可能。

さて、吸音材はなにがいいだろうか?

吸音材的なものは、、、コレだろう。
「水槽フィルター」。

意外なようだが、スピーカー自作の民にとってはよく知られた話らしい。ホームセンターで300円しなかったし。

ちょうどいい大きさに切って、筐体の中に詰め込んで、ホットメルトで接着。

果たしてどうなるだろうか。

調整したけど違和感

どうやらこのスピーカーは、中音と呼ばれる部分が埋没しているようだ。

そのへんをブーストしてやればいいのかもしらん、と思う。

ダクトを114mmから80mmに短くしてみよう。これによって
80Hzから200Hz部分がちょっとブーストされる。この領域は、改
善前はゆるやかに下がっていた部分だ。(Spedによる)

80Hzから200Hzとゆえば、チューバ、コントラバスの中音、ギ
ターの低音、ベースの中音、男性ボーカルの低音、トロンボーン、ギ
ターの中音くらいの音らしい。
音の周波数の目安はここに載っていた。
http://headphonereviews.net/article/29801592.html

さっそくのこぎりでダクトを切って、切り口を紙ヤスリで整形。再び取
り付けると、、

果たしてねらったとおりいくか。プレイボタンをon!

、、、、改善前に比べ、ボーカル、アコースティックギター、エレキギ
ターのシャカシャカ感が減少し、明確になった。そのかわり、低音は
ちょっと減った感じ。

中音がめだつにようなったが、ボーカルがすごくキンキンし始めた。

うおお、、、すごい違和感だ。

ためしに、俳優の朗読CDをかけてみたら、キンキンしているのがはっ
きりわかる。人の音声にある、柔らかさがまったく感じられない。

耳が痛くなってきた(本当)。

これは、、、中・高音は十分出たけど、筐体内部で反響しすぎ、という
ことなのだろう。

さて、どうするか。

試聴

いよいよ試聴の時が来た。
どきどきするのう。

スピーカーを設置し、アンプからのケーブルに接続してみた。

棚の中に設置すると、このような感じだ。

オーディオの設置方法としてはまったく論外なのだろう。
世のオーディオの民よ、すまん。と、まず謝っておこう。

でも、ここ以外に場所がないのだから仕方がない。ララァならわかって
くれるよね。

CD-34で、音楽を再生してみる。初めて出す音に選んだのは、グレン・
グールドのピアノだ。

すると、、、中高音はちょっとシャカシャカした感じ。深みがない。正
直、ちょっと期待を下回った。

しかし、、、グールド名物「鼻歌」とか、ペダルを踏む音や、いすのき
しみ音などの音が以前よりもはっきり聞こえる。以前は何の音だか分か
らなかったものが、いすのきしみ音だと今回初めてわかったのだ。

つまり再現力が向上しているといえるのではないか。

次に、ムーンライダーズの「ゆうがたフレンド」。これは前のスピー
カーではエレキベースの低音がつぶれてしまって困っていたヤツだ。

今回はどうか。おっ?意外に低音はちゃん出ている。そして、びびり音
が出ていたS-200と全然違う。エレキベースの輪郭がはっきりし
て、つぶれていない。

明らかに、それぞれの低音が細分化されて、しっかり聞こえてくるかん
じ。

とまあ、何か所か光る部分はあったものの、「こんなもんか、、、」と
思われる音だった。このスピーカーはどこかでちょっとバランスがとれ
ていない。

つまり、中音部分がなにか足りないのだ。

2007/09/22

とりあえず完成

まだオイルが乾ききっていないが、完成だ。
乾燥するまで数週間必要ですな。

ワックスは前面のみ塗ってある。

ワックスは落ち着いたら数回塗布しようと思う。

ダクトはまだオリジナルの114mmのまま。音を出して様子を見な
がらやっていきたい。

外見はどうだろうか。

素人が初めて作ったにしては、なかなかいい出来ではないだろうか、
と、自画自賛しよう。

数か月でオイルが焼けてきていい色になっていくはずだ。

ジャイアントハンダ

さて、オレにとって、スピーカー製作の一つのヤマがハンダ。

ハンダ付けは、小学校以来初めてだ。

小学校の時、ラジオキットを作ったことがあるが、ハンダ付けに失敗し
たため鳴らなかった、、、というイノブタ、、、もといトラウマがある。
(いしかわじゅん)

今から考えれば、熱をとらなかったのが失敗だった。
コテをあてすぎてICが焼けてしまったようだ。

完全文系のおれにとってはなんとなく敷居が高い。

が、今回はそのようなデリケートな部品はない。スピーカー1台につ
き、4か所をハンダ付けするだけだ。

ハンダごては近所のホームセンターで売っていたヤツで、能力は40W。
おあつらえ向きにオーディオ用のハンダも売っていた。

こて台も含めて総額1600円だ。うわー、安い。今後はこのハンダご
てをいろいろ役立てたい。

端子類にあらかじめハンダを載せておいて(予備ハンダ)、本番に臨む。

、、、、意外と簡単だったのでトラウマは解消したかもしれません。

ハンダ付けしたスピーカーユニットと背面のターミナルは、筐体にねじ
止めする。

少々音を吸ってみる

筐体の内側には、吸音するものを貼るのだという。
なぜか。筐体の内部での音の反射を防ぎ、かつ筐体の共振を防ぐためだ
という。

しかし、、、どの程度入れれば共振を防げるかわからぬ。あまりいれす
ぎると悪影響がある、という人もいる。

まあ、これもあとで調整できるので、最小限の吸音材を入れていきた
い。グラスウールはちぎる時に飛び散って部屋の空気を汚染しそうなの
で不採用とした。

そこで、100円ショップで薄めの発泡ポリスチレンを購入してみた。

これで足りなければ、追加も考えよう。

筐体内部への固定方法だが、ホットメルト(グルーガン)で行った。 

蜜蝋ワックス

桐油が乾いたら、表面に蜜蝋ワックスを塗る。
桐油だけだと、しっとりした風情なのだが、ワックスによってつやを出
すことが出来る。

蜜蝋ワックスは、以前テーブルを作った時に自分で作ったものだ。
養蜂家の人からもらった蜜蝋を、テレピン油(画材店で売ってた)に混
ぜたものを湯煎で溶かし、見た目シャーベット状にしたもの。

作り方はここのほむっぺで教わりました。
http://www.ann.hi-ho.ne.jp/r-mymt/index.html

サーフィス・サービス

マニアの方々によれば、筐体の塗装も重要なのだという。世のスピー
カー自作ほむっぺでよく使われているのはニスなどの塗料だ。

今回は、ニスではなく、桐油という木工オイルを塗ることにした。ニス
よりも簡単で、塗って、余った分を拭き取るだけ。それを4−5回繰り
返し、よく木肌にしみこませて、乾かして終了。その間、植物油のにお
いがするだけだよ。
(説明書には、拭き取りに使用した布などは自然発火する場合があるの
で水につけて廃棄せよ、と書いてある)

で、早速塗ってみた。写真は1回塗りしたあとと、塗る前のもの。この
時点でも色がだいぶ違う。塗った後はしばらく乾かない。適宜拭き取り
ながら、2−3日かわかしておいた。

桐油はここで購入しました。
http://www.ann.hi-ho.ne.jp/r-mymt/index.html

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今週の塗装ちょっといい話

木などを塗装するニスとは、ワニスのことで、このワとは和のことでは
ないそうだ。げっ!varnishの訛り、とのことだ。ヴァーニッ
シュ。英語かよ! 欧米か?!

桐油や亜麻煮油など植物油に、用材と樹脂を混ぜたものらしい。そう
だったのかー。オレは和ニスだとばっかり、、、、

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%8B%E3%82%B9

2007/09/21

仮組み

表面の整形・サンディングまで完了したので、
とりあえず仮組みしてみ た。
どうだろうか。

世の高価で立派なオーディオ装置と比べると、見た目では、負けだ。

諸君らもそう思うだろ?
ぶっちゃけ作ったオレもそう思う。なんか、白いし。
まだ塗装前だから当然だが。

しかし、問題は音なのだ。
この計画においては外観の優先順位は下だ。

肝心の音はどうだろうか。これが果たしてどのような音を出すのか。
実際に音を出すのは、塗装終了後だ。
楽しみだなー。

Thunder × Sander

表面を平滑にするため、電動サンダーという機械を借りてやりました。

この場合のサンダーとはThunderではなくSanderですな。

木が規定の寸法から大きくはみ出した部分は、あらかじめカンナで削っ
ておく。
その後、サンダーで#100、#300とかけていく。
正面の左右のはじっこは軽く面取りした。

さすが電動工具。あっという間になめらかな表面になった。
わずか1時間で終了だ。すげーよ、テクノロジー。

最終的には#400でのサンディングを手で行い、
水ぶきして木の粉を除去して終了しました。

締め付けが厳しい

筐体の組み立てだが、木工ボンドにて接着するだけだ。

一見手抜きのようだが、こうすると、木工ボンドで材料間の隙間が埋め
られるので、実は、適した方法らしい。
接着したら、端金(はたがね)という金具で締め付ける。

端金は大量に借りたのでこのような具合になっている。まるでなにかの
拷問のようだ。

怖いよー!ママン!

金属と本体の間に、木かなにか挟めば傷がつかないのでなおいいと思う。
やらなかったけど。

背面の板は、あとで取り外しできるように4本の木ねじで固定しといた。
ねじの頭が露出しないようザグリをいれてある。芸が細かいだろ?
これにより、背面からアクセスし、吸音材などの調整が可能となってい
る。

実際には背面の板と本体とが密着するよう、ヤスリでの細かい修正が必
要だった。

あとで板と板の間に薄いゴムを入れて音漏れを防ぐつもりだ。

2007/09/20

筐体・依頼

さて、一番の問題は筐体だ。木材で作るんだが、自分で板材を切った場
合、精度に問題が出る。のこぎりでスパッと切れればいいんだろうが、
これがなかなか難しい。それに、近所のホームセンターではあまりいい
材料は売っていない。

そこで、建具屋を経営しているオレの父に依頼することにした。材料
代、木取り、穴あけ全部込み込みでお願いした。もちろん、手間賃込み
の有料でな、、、

現代の建具屋にはパネルソーという機械があり、板などを精密な直線
で、かつ安全に断裁できる半自動機械だ。
http://www.tamabi.ac.jp/mc/mc5/001/w-paneru.htm

写真は父がさっそく切り出してくれた材料。
筐体の材料は実家にあったラジアータ・パインの集成材ですな。

厚さは2cm。フィンガージョイント(ギザギザの継ぎ手)による
集成材であり、合板ではない。こいつは集成材であることから、ムクよ
りも反り・曲がりが少なくなるだろう。
(全くなくなるわけではないが)

難しいのは穴あけだったようだ。専用のホールカッターなどがないので、
手動であけたということだ。ここは自分でヤスリを使って調整しました。

筐体・シミュレーショニズム

筐体の設計はspedというフリーソフトで行った。

このソフトには、代表的なスピーカーユニットのデータがあらかじめ
入っていて、ソフト上で、ユニットの機種名、筐体の大きさ、バスレフ
ポートの大きさなどの数値をいろいろ変えてシミュレーションできる、
便利なヤツだ。作者の方には感謝ですな。

(画像はFE-103Eで試したときのもの)

今回、スピーカーを入れる棚の大きさが限られているので、このソフト
があると、いろいろ筐体の大きさなどを試せて非常に便利。

筐体の大きさは縦16cm×横26cm×奥行き27cmとした。

この場合、板の厚さを2cmとしたので内径は、縦12cm×横
22cm×奥行き23cmとなり、
内容積は6.072リットルだ。

FOSTEX FE-107Eのメーカー推奨の筐体の容積は6.82リットル。つ
まり、、、今回の筐体の方がちょっと小さい。スピーカーを収納する棚
の大きさには限度があるので、仕方あるまい。

さて、問題のバスレフポートの規模であるが、こいつと筐体の大きさで
音が決まることから重要なポイントだ。

ちなみに、ユニットの共振周波数は80Hz。Fostexの推奨す
る筐体では、ポートの共振周波数は95Hzとのことだ。

Fostexのバスレフダクトを無調整で使用すると、ポート開口部の直径が
49mm。長さは114mm
この場合、Sped上では、ポートの共振周波数は80Hz。

実際に聞いてみないとどうなるかわからんので、とりあえず様子を見た
い。

2007/09/19

ポートの既製品

バスレフポートは、厚紙や塩ビのパイプでもいいらしい。
しかし、筐体への接着と、外から見える部分の整形がめんどそうだ。

FOSTEXの製品で、プラスチックで出来たポートそのものがあるので、そ
れを購入することにした。
こいつは露出するところがきれいに整形されており、あとで長さの調整
も可能ということもあり、、、、

よしッ! 採用だ。

あまり開口部が小さいと、出てくる空気の速度が大きくなって風切り音
が発生することもあるらしい。

このくらいでいいのではないかいな?

残る謎

いろいろなほむっぺを読むにつけ、バスレフポートについては、書いた
人によって言ってることが違う場合があることがわかった。

「バスレフポートの共振周波数 < ユニットの共振周波数」
とすべき、と書いてあるものもあれば、

「バスレフポートの共振周波数 > ユニットの共振周波数」
とすべき、と書いてあるものもあるし、

バスレフポートの共振周波数 = ユニットの共振周波数」
とすべき、と書いてあるものもある。

また、「バスレフポートの共振周波数がわずかにユニットの共振周波数
を上回るのがベスト」と書いてあるものもある。

うおーっ!どっちなんだ?、、そして、「わずか」って、どのくらいだ?

なにが正しいかはわからぬ。

悩ましいが、、実際に試してみた方が良さそうだ。、、、もしかした
ら、そこは官能的な要素なのかもしらんな。

ポートの長さを調整することで共振周波数を変えることが出来るので、
それで対応していきたい。

ユニットはこれだ

スピーカーユニットはFOSTEX FE-107Eにしてみた。
こいつは10センチのユニットなのだが、こうしたスピーカー工作
にはごく普通に使われるもののようですな。最初はFE-103Eとい
う非防磁型にしようと思ったが、メーカー在庫がたまたまなかったので
防磁型のFE-107Eにした。

ほかにもAltech(米国)Tang Band(台湾)などのメー
カーがあるようのだが、日本ルーツのメーカーいうことで、
Fostexにしてみたのだ。

なにより、安価なのがうれしい。もし、将来、経年劣化しても、容易に
交換可能だ。

ところで、コーン紙だが、本当に紙だ。まごうことなく。
中央部は何となくかわいらしい。こんなんで音が出るのだから不思議だ。

筐体の形

まず、音について勉強だ。
オーディオマニアの方が、懇切丁寧に教えてくれるのだ。いろいろなほ
むっぺがある。そう、、、丁寧すぎるほどに。どんなマニアの方もそう
だが、マニアの方は基本的に教え魔だ。なので、相当詳しく、自作ス
ピーカーなどについて記述してくれている。ただし、それが妥当かどう
か、自分で判断する必要があるが、、、

スピーカーの筐体の形式にはいろいろあるらしい。密閉式、バスレフ
式、ダブルバスレフ式、バックロードホーン、などだ。

さて、棚の空いているスペースに置く予定なので、筐体の大きさは限度
がある。スピーカーの理論について書かれたほむっぺなどを参照する
と、「バスレフ式」以外は、ある程度の大きさが必要で、棚に入らない
くらい大きくなってしまう。消去法にて「バスレフ式」を選択しますた。

バスレフとは、Bass-Reflex systemのことだそうだ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Bass_reflex
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/helmholtz.htm

こいつは、要するに、スピーカーが収まる穴とは別に、もう一つ穴を開
けて、そこに筒を設置する。このときの筐体内部の空気の動きはどうだ
ろうか。

スピーカーユニット後面からは筐体内部に、スピーカー前面とは逆の位
相の音が出ている。(スピーカーユニットは、前方に音が出るだけでは
なく、後方にも出るのだ)筐体内部に筒を設置すると、筐体内部の空気
と、筒の内部の空気とが共振をおこす。それにより、筐体内部の音の位
相とは逆の音が、筒の開口部から外へ出ていく。このとき、この音は、
スピーカー前面の音と同位相となっている、というのがミソだ。同位相
の音は強め合うので、この共振の周波数を低く設定しておけば、結果と
して低音を強化することができる。ある程度小さな筐体でも比較的低音
を出せるのが特徴だ。共振周波数はポートの開口面積、長さで自動的に
決定される。

、、、いろいろ考えるもんだ。でも、これはギターの穴で起きている現
象と同じものなんだってさ。
勉強になったなー。

2007/09/18

同軸の不調

オレの書棚にあるオーディオセットだが、このような構成になっていた。
プリメインアンプ SONY F-222ESJ
CDプレーヤー   Marantz CD-34
(上の写真には入っていませんが)
スピーカー    TEAC S-200

このうち、アンプは内部清掃を行い、CD-34は沖縄のActive
Audioによるリストアの結果、動くようになった。
問題はスピーカーだ。TEAC S-200は91年頃に購入したのだ
が、あれから17年。同軸のツイータとウーハを接続する部分のウ
レタンがひび割れて、とれてしまった。おなじみウレタンの加水分解ね。
その結果、低音がびびるというか、ヘンな音になってしまったのだ。ピ
アノとかボーカルだけならあまり問題はないのだが、低音になると「も
わー」という感じになってしまうのだ。CD-34が来てからは音の
深みが感じられるようになったのに、このスピーカーの不調は残念なこ
とである。
ウレタンを修理しようと手を尽くしたが、修繕の手段はないようなの
だ。そこで、この棚に入るスピーカーを新調しようと思った。
いろいろと小型スピーカーを探してみた、、、

その結果、わかったこと:
-------------------------------------
既製品の高級スピーカーはちょっと買えないくらい高価だ
よさそうな製品もあるが、棚に入らない
-------------------------------------
どうすべきか。
、、、なければ、作るさ。(風来坊的口調で)
いつものオレの行動パターンだ。しかし、オレはこうした分野の工作は
門外漢。果たしてどうなるか。 

2007/09/17

挑戦・レーズンパン

強力粉を使って、レーズンの入ったパンを焼いてみた。

一次発酵が終了後、生地にレーズンを混ぜて
ちぎり、成形して二次発酵させる。

あとは180度で15分焼くだけだ。
5分経過後に卵の黄身を表面に塗るとこうなる。

ちと固いのはなぜか。でも、なかなかうまかった。

今度はクルミなどを入れてみたい。

2007/09/12

はらいそ

さて、ようやく購入した映画DVD「奇談」であるが、観てみた。

あえて点数をつけさせていただくと、100点満点中、 70点くらい。けっこう高くつけさせてもらった。
正直、「生命の木」のような特異な、そしてさまざまな面で、取り扱いを誤ると永遠にお蔵入りになりそうな作品を、ほぼ忠実に映画化できたことに敬意を表したい。

惜しむらくは、もうすこし「世界開始の科の御伝え」について説明的であってもよかった。そう、、、諸星版のように、、、
オレの希望としては、「けるびん」「ぐろうりや」に関する台詞が欲しかったし、「善ず」には長髪・髭が欲しかったね。具体的には「なすび」みたいな人か、、、違うか。

そうした出来以外はなかなかよかったよ。
主演は藤澤恵麻でなく、仲間由紀恵だったらどうだったか、、、トリックかよ!

阿部「この2つの木の実を食べると、それは神と同じになるのです」
仲間「、、、お前、、、いいかげんにしろ!」

さて、、、次は「鳥が森に帰る時」を映画化してくだちゃい。

2007/09/09

カーテンの隙間から

ある朝、カーテンの隙間から光が射しこみ、
ペン立ての赤いボールペンだけが
美しく照らされていた。

誰の人生にも
このような瞬間があるだろうか?

オレならきっと当惑するんだろう。

2007/09/06

もう一息、、、パス。

新しいiPod touchが発売されていた。
http://store.apple.com/0120-APPLE-1/WebObjects/japanstore?aosid=p206&siteID=ClsEDM2bmvI-8uuF5KH6789gAd5NRrfBQw&node=home/ipod/ipod_touch&cid=AOS-JP-AFFC-IPODTOUCH

safari搭載、Wifi搭載、タッチスクリーンUI、、、
すげーよ、テクノロジー。

でも、ちょっと買えない。半年前に旧型を買っちゃってるからね。

ただ、後一つ、機能があれば買ってますな。

そう、、、ワンセグだ。

ワンセグチューナー、誰か発売してくんないかな。
下面のドックコネクタにさすヤツ。
(FMチューナーと同じやり方で)

さすれば購入を本気で考えるところだ。
つーわけで今回はパスだ。

2007/09/03

新たなるパン作り・喫食編

で、出来上がったパンにアイシング(溶かした砂糖のこと)
をかけて食べてみた。

柔らかくて美味しい。ふかふかだ。

市販よりもモッチリした感じで、
充分、喫食に耐える。

そんなに甘くないので、
コーヒーよりも、紅茶かホットミルクに合いそうだ。

また焼いてみたい。

2007/09/02

新たなるパン作り・製作編

いままでシナモンロールばかり作ってきたが、
ようやく別のものを作ってみることにした。

今回は、砂糖がたっぷり入った
菓子パン。

ロール状にしてあるが、シナモンは入っていない。

強力粉 300g ドライイースト適量、
砂糖 80gくらいか。牛乳、マーガリンを入れている。

35度で40分、
さらに成形後、40度で40分の発酵を行っている。

160度で15分焼いたものだ。
この後、アイシングをかけて完成だ。
(写真はまだかけていない)

果たして、味はどうか。

謎のウリ

今日、ロードトレーニング中に、
いつものコースの道ばたに、見慣れぬものが落ちていた。

直径30センチ、
長さ1メートルの青白い物体。

巨大な瓜だ。

なぜ、このようなところに落ちているのか。
なぜ、瓜を放置しておかなければならないのか。
なぜ、瓜なのか。

それらの理由は、まったく不明。
UFOのしわざに相違有るまい。

しかし、オレは
瓜自体、たいそう美味しい食材なことを
この夏、発見したのだ。

自転車でなければ
あの瓜は持ち帰ったかもしれません。