2012/07/30

赤い月

金曜日にとても赤い月を撮影したのだが、 なぜかbloggerにアップできない。メールで送信したんだが、、、 iOSから送っても反映されないので、マウンテンライオンにアップデートしたせいじゃないな。 赤い月が不適切画像とでもいうのかな。

2012/07/26

10年ごとに現れるクズリ(3)




















1000マイルブーツは1000マイル歩いても大丈夫という程の宣伝文句なんだろう。この場合のマイルはノーチカル・マイル nautical mileではなく普通のマイルなので、100マイルは1600kmくらいか。

1000マイルブーツの黒とブラウン(タン(この場合は色の名)は違うかもしれない)に使われているクロムエクセルレザーの作り方が、製造元のシカゴ・Horween社から示されている。(と、yahoo知恵袋などに載っておった)
http://horween.wordpress.com/2010/03/23/chromexcel%C2%AE-2/

ついでに手入れの方法も。

(抜粋)
For the most part, the leather is complete at this point, and it’s
ready to be sorted, graded, packed, and shipped.  The last step for
Chromexcel is coat of Neatsfoot Oil, so when people ask me how to
condition this leather, that’s always my first recommendation.


Neatsfoot Oilといえば、オレが革工作で使うために買ったやつじゃないの!
(ヌメ革に焼け色を付けるのに使う)
ちょうどいい。ブラッシングの後、布にしみこませて、それを薄く塗るのである。

このオイルはなんとなく牛っぽいにおいがする。カウボーイとかガウチョ文化に横溢する匂いってこんな匂いか。

いずれ、あまり塗ると柔らかくなってしまうのでほどほどにしたい。

でも、塗ってみると小さな傷も消え、しっとりした。これはいいね。
今後はこの革にはNeatsfoot Oilをつかっていこう。

クロムエクセルっていうよりクロメキセルと発音するのかもしれません。

Horween社について。コードバン(馬)でも有名らしい。
http://horween.com/index.php
http://en.wikipedia.org/wiki/Horween_Leather_Company

さて、1000 mileを買ってみて、クロムエクセル革がどんなもんか明らかになった。そこで、22年前と12年前に買ったモカシンと比べてみたところ、こいつらもクロムエクセルだった。

特徴としては、裏から押すとじわっと革の色が変わる。それほど油脂がしみこんでいるものということだが、これをPull-up leatherというらしい。

モカシンの甲の部分はワックスかなんか塗って堅くしてある。
そこがまたいい味出してる。

いい革使ってたんですね。
道理で長持ちするはずだ。今後も愛用していきたい。

2012/07/24

10年ごとに現れるクズリ(2)



そして、さらに10年後の、現在。

数年まえから、ラインナップは少ないものの、ウルヴァリンは本邦での販売を再開したようだ。そのうちの一つが、20年前にも雑誌広告でよく紹介されていた1000マイルブーツだ。

こいつは定価はばか高いのだが、実売価格は意外とリーズナブル。いまどき珍しく米国製とのことだ。

将来(主に秋・冬)、フライトジャケットを着る時に備えて買っておくことにした。この靴の形状が、M-42サービスシューズとよく似ているのだ。あっちはソールはゴムで、ストレートチップだがね。

ウイングチップにしたのは、航空機のイメージを導入したためだ。

色なんだが、茶色とタンで迷った末、汚れが目立たない茶色にしてみた。
これならジーンズにもチノにも合うだろう。
タンは将来、短靴を買う機会があれば検討したい。

届いたのがこれ。なかなかいい。
ソールは革、ヒールのみビブラム。もちろんオールソール対応で、かつヒールのみの交換も可能だ。

この1000マイルブーツはソールが革なので、雨雪の時に履くと激しく削れてしまうだろう。もっとも、ソール交換前提の靴だとすればそれはトレードオフなのだろうが、まあオレとしてはなるべく大人しく使っていきたい。

そこで、ゴムのハーフソールを靴修理屋さんに頼んであらかじめ貼ってもらうことにした。

2012/07/22

10年ごとに現れるクズリ(1)

本物のクズリはこんな感じだが
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%BA%E3%83%AA
今回はクズリの名を付けた靴屋さんの話だ。

22年ほど前に、近所のアウトドアショップ(いまはもうない)で
ビブラムソールがついたモカシンを買ったのだが、
これがすごく履きよくて愛用していた。

革も非常によくて、縫い目にKIWIの防水ワックスを塗り込んでおくと水も漏らない。手入れして長く使ってきた。

10年くらいして、底がすり減ったのと、かかとが当たる部分の革が破れてしまったのとで、どうしようかと思っていたところ、偶然入った靴屋さんで全く同じもののデッドストックを5000円で売っていた。


















当然購入し、また履き始めた。(先日ポリウレタンの後付けインソールが溶けたヤツ)
(さらに古いのもまだ取ってある。) 

さて、そのモカシンのブランドがウルヴァリン Wolverine だ。
20年前は本邦でも割合メジャーであり、商品もたくさんあったと記憶しているが、その後、あまり聞かなくなっていた。
当時は米国製とアサヒシューズのライセンス生産による日本製があったようだが、このモカシンがどちらかは分からない。

2012/07/20

ぜったいポリウレタンなど買うか!

この表題にすべてが表現されてるな。

というのも、モカシンの中に後付けで入れておいたポリウレタン含有の衝撃吸収インソールなんだが、加水分解で劣化した上、靴の中で崩壊してどろどろになっていたのだ。
よかれと思って入れておいたものなんだが、靴の中がまるで粘土のようになっている。

靴の中が灰色のどろどろしたガムのような粘土で満たされているのを見て、悪夢を見ていると思わない者はいないだろう。

ポリウレタンが劣化したヤツだから、拭いただけでは到底取れない。靴の中に粘着している。これはもう有機溶剤でなければ無理だ。

カリプソ号を作ったときに使ったMr. カラーの薄め液(なんのこたーないシンナーのこと)を布にしみ込ませて拭き取った。そのために、ものすごく難儀したのだ。

このモカシンの中がすべて革だったのが幸いし、なんとか拭き取ることが出来た。液状化したポリウレタンがしみ込むことは避けられたのだ。

このようにポリウレタンには何度となく痛い目にあっている。

何度もいうが、もうオレはポリウレタン含有のバッグ、バックパック、インソール、合成皮革などを買うことは決してないだろう。(スニーカーも要注意だ。)
読者の皆も注意せられたい。

その代わり、キャンバスや、本物の皮革など、ポリウレタン加工していない製品を選んで買っていきたい。

ポリウレタンは短期的には便利な物質だろうが、確実に5年後には悲劇を招くのだから、製造業の方々も、そして第一にユーザーも、考えて欲しい。

禁止ワード; PU(ポリウレタン)、PUレザー

2012/07/19

模様替え



数年ぶりに書斎の模様替えをしてみた。

いままで2台のバイクだけをここに収納していたのだが、
さらに、別の場所に置いてあった2台を収納してみた。

3畳半の部屋だが、意外と入るものだ。
3台のMTB(Klein Fervor1994, KLEIN Attitude1992, Mongoose Canaan 2007)は突っ張り棒式の収納具にかけて、ロードバイクKLEIN Quantum 2000はタイヤを付けたままミノウラのローラーに固定した。

これでいちおうロードバイクのトレーニングも可能となっている。

このレイアウトに決定するまで2時間半もかかってしまった。
航空母艦に航空機を収納するのもこのように苦労するものだろうか。

2012/07/16

浸し豆



近所のスーパーで大潟村産の大豆を安く売っていたので
買ってみた。

これはいわゆる枝豆用の大豆のようで、
水に半日浸してから
塩を入れてゆでると、枝豆の中身のようなものになる。
写真は水に浸しているところ。

で、ゆでたヤツに岩塩をまぶしておくと、、、
ウマい。

枝豆よりずっと安くて、殻もかさばらないので
なにもつまみがないときには最適だ。

2012/07/15

コスプレ新説

現代において、過去のある時点のフライトジャケットのレプリカを着るという行為は、まあ、一種のコスプレだ。

例えるなら、お侍の格好をして町中を闊歩するようなものだ。

つまり、「フライトジャケット=裃(かみしも)」説の誕生である。

ということは、用もないのにスーツを着て町中を歩くのは
ビジネスマンのコスプレだろう。


ところで、コスプレについて調べていたところ、
wikipediaのコスプレの項(本日閲覧)に、


2005年11月15日に紀宮清子内親王黒田慶樹と結婚した際に、結婚披露宴で着用したウェディングドレスは、『ルパン三世 カリオストロの城』のヒロインであり、劇中に登場するカリオストロ公国大公家の継承者であるクラリス姫のウェディングドレスを模したものだった。」


とあるが、本当かよ。



2012/07/13

The Right Stuff 復習

最近、フライトジャケットについていろいろ調べている。
これは軍隊の航空機の搭乗員が機上で着ていたり
地上で着ていたりするジャケットだ。

だいたい100年くらいの歴史があるものであろう。その間、様々なモデルが
開発されたり廃止されたりしてきたので、世の先人にとって、
そしてオレにとっても調べることが多くて、とても結構な題材だ。

まあ、一言で言うと、フライトジャケットが欲しいということだろう。
歴史的なこともすべて分かった上で、思うさま購入してみたい。

そこで、まずビジュアル面から参考にしようと
The Right Stuff(1983)という映画を見てみた。
これはオレが高校生の時にかかった映画で、宇宙飛行黎明期を描いたものなんだが、
冒頭でX-1、X-1Aによる航空機による最高速度記録の話が出てくる。
実際にX-1の実物大模型を作成し、フライアブルなB-29の爆弾倉にぶら下げる
というすごい映画だ。X-1投下のシーンは何度見ても心が躍るものだろう。
というものだから皆も見ると良い。

4歳の子に見せたらB29+X-1の離陸からX-1の発進・飛行、X-1Aの発進から飛行、
錐揉みからの回復は大人しく見ていた。

【前々回の訂正】
アラン・シェパード(役のスコット・グレン)が搭乗していたのは
F8UではなくA-4スカイホークだった。

なお、そのとき着ていたフライトジャケットはCWU系のようだったが
実際には映画のシーンである1958年頃はまだ開発されていない。


【再訂正】
アラン・シェパードが着ていたのは半袖!
なのでCWU系ではありませんでした、、、すまん。

2012/07/11

Volcanic Bikes

以前、クライン定点観測でお伝えした
Volcanic Bikesであるが、
http://kensosha.web.fc2.com/documents/kleinnews2005.html
(クラインを解雇された従業員が起業した会社)

いつのまにかほむっぺを立ち上げていた。
http://www.volcanicbikes.com

バイクの写真が見つからないのが難点だが、、、
とにかく丈夫な、法執行機関のパトロール用のバイクということだ。
APB =Approach Patrol Bikeというあたらしいカテゴリーを作ったと
豪語している。フレームはワシントン州オリンピアの工場で作られる、
ハンドビルト。

フレームの材質はなんだろうね。たぶんアルミだろうが、、、
ジオメトリーも、価格もこのほむっぺでは不明である。

http://www.volcanicbikes.com/the-technology.html

この写真を見る限り、ディスクマウント付き、かつ
Vブレーキ対応のようだ。

チェーンステイは角断面なのである意味クラインの遺伝子を
備えたものかもしれないね。

オレゴンの法執行機関職員からの評判はまずまず。
価格は完成車で1200ドル程度とのことだった。
http://forums.officer.com/t76876/

うっ、、けっこう商売的に食い込んでるじゃないの。
http://www.facebook.com/pages/Volcanic-Bikes/121434014540084

山岳消防、警察、保安官事務所などが主な顧客になるだろう。

こいつらの中で戦っていくのは大変だが、
がんばってほしい。

http://www.bikeduty.com/bikes.html

確認できた唯一のクライン従業員がやっている企業である。

2012/07/09

グラフィカル The Right Stuff

The Right Stuffの中で、
サム・シェパード演ずるチャック・イェーガーが
着ていたフライトジャケットはどんなだっただろうか?

B-29機上でガムをくれる友人リドリーが着ていたフライトジャケットは
どんなだっただろうか?

そしてスコット・グレン演ずるアラン・シェパードが
F8U機上で着ていた海軍のフライトジャケットは
どんなだったっけ?

すごく気になってしまった。
高校時代に買ったワールドフォトプレスのThe Right Stuffムックに
載っているはずだが、あのムックはどこに行っただろうか、、、
とりあえず映画で復習しようか。

ムックは実家に帰ったとき探してみることにしよう。

というわけで東洋エンタープライズの
Buzz Rickson'sのWebカタログを夢中で読み始めた。

http://www.buzzricksons.jp/top.html

結局フライトジャケットが欲しいということなのだろう。

2012/07/05

サイコロジカル・ファーストエイド

災害などに遭遇した場合、あるいは遭遇した人に対する
ファーストエイドとして、米国PTSDセンターが作成したのが
サイコロジカル・ファーストエイドである。
(国内のサイトで紹介されてる) 

災害だけでなく、
ショックな出来事に遭遇した場合や
仕事上のトラブルなどにも応用可能なので、
皆も読んでみてほしい。 

(ダイジェスト版)
http://www.mgu.ac.jp/10ds/files/sienkokoroe.pdf 
(本編)
http://www.j-hits.org/psychological/pdf/pfa_complete.pdf

昨年、仕事で被災地支援に行ったとき、
宿泊させてもらった避難所(小学校)の保健室の入り口に
積み重ねられた支援物資の上に、ダイジェスト版が置いてあった。 
それを借りて、手持ちのケータイのカメラで撮影して 夜、
寝袋の中で読んだ。 

後でかえってきてから、同じものがウェブで公開されているのを見つけた。
それが上のPDFファイルのダイジェスト版である。