2014/01/29

クロムエクセルの冬期白化現象



 一昨年購入したWolverineの1000マイルブーツだが、
これはホーウィン社のクロムエクセル革を使用している。

この革、すごく油分を含んでいるんで、
冬になるとこのように表面に油がしみ出してくる。
それが低い温度で白化する。


 面白い現象なので記録しておこう。

これをブラシでこすってやると、再び、表面になじむ。


 これを利用すれば、改めて油を塗ることは不要。
手入れはブラシでこするだけだ。

手間もいらずで素晴らしいね。


2014/01/27

格好いいほうのハンドルステム

 長年乗っているロードバイクQuantumなんだが、
この14年間、ライズ0度のステムを使っていた。
プロファイルデザインというヤツだ。
(最初のもプロファイルデザインで銀色だったが、後に黒に変更)



しかし!まあ見て欲しい。
なんか違わないか。
このぼんやりとした違和感、わかっていただけますでしょうか?
なにが?、、、と思う読者の皆よ。
ぴょこーんとポップアップしたこのステム角度をご覧?

そう、、、オレはステムの角度を「間違ってた」のだ。
独断と偏見で、かつ、いまだから言わせてもらうと、ライズ0度じゃねーよ。>自分

17度(あるいは73度)が「正しい」のだ!
(「正しい」、という言い方に異論があろうかとおもいますが、受付ないので悪しからずご了承くださいますようお願い申し上げます。)

そうするとヘッドアングル73.5度のQuantumのホリゾンタルなトップチューブと平行にステム上面が来るのだった。

これが「正しい」角度だったんだよ、、、
(正しい、という言い方に異論が、、、(以下略))

ああ、、オレってバカだ。14年間も、、、、
ロードバイクに詳しくないオレよ、、、MTBと同じ感覚でライズ0度、、、ああ、、、
今からでも遅くないよね、、、ララァならわかってくれるよね。

そこで、新たなステムを調達しないといけないんだが、この際、KLEINと同じく、「職人技」とか「技倆」というカテゴリーでもっと評価されるべきあの会社のステムを入手しようと思う。



そう、、、日東。

どこで作ってるかわからない他社のステムより、日東の国内工場(福島かな)で作られているという、素性のあきらかなこのステム。まあ素敵なものだろう。重量は他社とそんなに変わんない。


日東の技術なら、世界のどこに出しても恥ずかしくないと思う。
アルミ製なのにクラインの溶接よりもスムーズだ。
これってすごくないか。

ちなみに日東のステムは英国では二倍以上の価格だ。日本だと半額で買えるという幸せをかみしめたい。

[日東関連の動画] 



[Nittoへの賛辞]

[なんで日東工場従業員用の帽子を売ってるのか]・・・ちと欲しい

2014/01/25

ストローの入れ方

KLEINのインターナルケーブルルーティングへ、どうやってストローを入れるかについて。

まず、100円ショップ(Seriaなど)で、工作用の超強力なネオジム磁石を買っておこう。



次に、使わないインナーワイヤーを用意して、ケーブルルーティングの出口側から入れて、磁石を用いて誘導していく。
これは、クラインが薄いアルミニウム(非磁性体)で出来ていることから可能である。ほかのバイクで出来るかはわからないよ。磁石を上下左右に振るように動かすことでワイヤーの先端を把握できる。そうしてわかった先端を誘導して、通すわけだ。
、、、ものの1分で通りますよ。そんなに難しくない。(掃除機より簡単)


いったんインナーワイヤーがとおってしまえば、あとは簡単だ。インナーワイヤーに被せるようにストローを入れてやるだけだ。
通したら、入り口側のストローの先端に切り込みを入れて、スイセンの花のようにすこし開いてやる。
こうしておくとフレームに落ちにくくなるだろう。

いずれにせよ、ストローをフレーム内部に落としちゃった人もいるので注意な。二度と取れなくなる恐れ、あります。
落ちないように、本番のインナーワイヤーを通す前はテープで固定しておこう。

さて、今回はトップチューブに入るリアブレーキのケーブルについては、ストローを入れなかった。
これは、入り口からアウターケーシング付きで入ったあとはどこにも干渉せず、出口のアウターケーシングに入るケーブルなので、ストローは不要という判断だ。

2014/01/24

ストロー調達



 インターナルケーブルルーティングの中に収まっている細い樹脂の管は、クライン世界では「ストロー」と呼ばれて親しまれて(?)いる。

オレのQuantumのは14年も使っていたので、ねじれるように変形してしまっていた。シフティングやブレーキングに若干の影響がないとはいえまい。
ので、交換したいんだが、、、どこで買えるのか正直いままで判然としなかった。
最近、クラインのレストアを行った人のブログに、チューブの入手先が示されていたので参考とさせていただいた。
商品名は PTFE フッ素樹脂チューブである。

テフロン(ポリテトラフルオロエチレン)PTFEについて


「現在までに発見されている物質の中で最も摩擦係数の小さい物質」
なるほど、、、インターナルケーブルルーティングにぴったりだね。

取り外してあった現物(クライン社が入れたもの)をノギスで計測すると、直径3mm、内径2mmだ。
Yahooショッピングカテゴリーの「イーデンキ」ではこの寸法のは1mから売っていた。助かる-。3mあれば充分だろう。送料込みでだいたい1200円くらい。

具体的には次のページ。
元売りはアラム株式会社だ。

届いた物を現物と比べると、寸法は同じだが、表面がすごくつるつるしている。オリジナルよりはしなやかで曲がりやすい、ということに留意してください。

これをインターナルケーブルルーティングに挿入する方法だが、以前は掃除機を使う、と書いたことがあった。

が、もっと簡便な方法があるので、次回紹介しよう。

2014/01/21

鍵入れ補遺(僕の小規模な実験)



 前回工作した革ケースにsuicaを入れたまま、
コンビニのチャージャーで使えるか実験してみよう。

近所のセブンイレブンで試してみるか、、、
果たして!

ケースに入れたままチャージも支払いも可能だった。
これでこの鍵入れだけを持って
コンビニにいけますね。

2014/01/20

免許証と千円が入る鍵入れ(3)




 実は、逸(はや)って穴開け前にカシメを打ち込んだりしたため、
穴開けがうまくいかず、もう一度内側の革をイチから
やり直したりした。

逸ったことをいまは反省している。
本当に失敗って、あせりが原因ですよね。
焦らないよう気をつけたい。

失敗した革は、捨てることなく小物のパーツに活用しようと思う。

ホック打ちも何回か練習してから本番に臨む。
コツとしては、あまり力強く叩かないで、コツコツと少しずつ打ち込んでいくようにするといいみたいだ。
その過程で4つほどダメにしたが、まあ勉強ですね。

カシメとホックを打った後は、縫い始める。
今回は細い黄土色の糸を使用。
焦げ茶色の革にはこの色の糸がいいみたいだ。
カードの出入り口付近は二重に縫って補強しよう。

縫い終わって、コバ(端)を磨くと完成だ。
キーを入れてみるとこうなる。

これで、キーがポケットに引っかかって出てこないとかの
問題を防ぐことが出来た。
また、家の鍵と免許証のありかが一致しているので、
免許証不携帯ということは避けられよう。

もしかしたら何かの役に立つかもしれないと思って、
もらったネックストラップから部品取りした
着脱式のキーホルダーも付けておいた。

2014/01/19

免許証と千円が入る鍵入れ(2)



 まず、革を購入。外側の革はアリモノ、内側の革は新たに買った。
1500円くらい。
アメリカンオイルレザーの茶色を0.8mmに漉いてもらった。

これらを寸法に切って、、、
キー金具とホック用の穴を開けておく。
そして、縫うための穴を菱目打ちで打つ。

この菱目打ちは前回筆入れの作成の時に買った物だ。

(筆入れはシャツのポケットに入り、仕事でたいそう重宝している)

金具が革に当たると傷が付くので、革でカバーを作って
接着剤で貼り付けておいた。

2014/01/18

免許証と千円が入る鍵入れ(1)



表題の通り、キーケースを作ろうと思う。
これは、自動車を運転するときに免許証を常時携帯するためのものだ。

5年くらい前、免許証の入るキーホルダーを
革で作って使ってきたのだが、(写真)

鍵がむき出しでポケットの中を荒らすので、なんとか改善したかったのだ。

そこで、こんなものを作ろうと思う。

(1)キーを格納する
(2)免許証を格納する
(3)交通系カードや1000円札くらい格納する

つまり、クルマで有用なのと同時に、これを携帯すれば手ぶらで近所のコンビニに行っても大丈夫なレベルのもの、ということだ。

交通系カードにチャージできれば小銭は不要だからな。
可能であればケースに収納したまま、読み取り機に当てられれば
なおいいが、、、まあ試してみよう。




2014/01/13

スパイク打ち込みの御提案




 雪道ではすってんころりと転ぶことが多い。
歩道や横断歩道が凍結していると
かなりの確率で転倒する。

そこで、昨年は靴にはめるタイプの
着脱可能なスパイクを購入したのだが、
これって知らない間に脱げてしまう。

しばらく歩いてから「あっ!ない!」と
引き返したりして。

業を煮やしたので、もう靴に直接スパイクを打ち込むことにした。
以前ハックしたブーツに打ち込むことにしよう。
オレがソールを張り替えたので惜しくはない。

スパイクは近所のホムセンで500円くらいかな。

かかとに2本、拇指球あたりに1本をねじ込む。
先端がネジになってるので、ドライバーでも可能だ。

効果は、、、素晴らしい。
全然滑んない。これこそ長年待ち望んだものだ。

もちろん、冬が終わったらスパイクを外すことも出来るが、
このブーツは冬しか履かないので付けっぱなしでいいだろう。



2014/01/11

プログラマブル・ぺーサー機能付きサイクルコンピュータの御提案

これはなにかというと、距離計と連動したアラームシステム機能を内蔵したサイクルコンピュータがあればいいなーと思ったからだ。

鳥海ヒルクライムなどでは、たとえば13km地点、20km地点、あと2km地点でのそれぞれの目標タイムがあるとして、それを紙に書いてステム上に貼ったりしているのだが、頭で計算する余裕はあまりない。
なので、これをサイクルコンピュータにやらせたいんだよな。
チェックポイント1で2分遅れ、チェックポイント2で3分遅れ、とか何%遅れとかな。こんな風に表示されれば便利じゃないか。

目標にどの程度届いているのか遅れているのかを画面上に出して欲しいんだよな。
平均速度より遅いか速いかは頑張り度を測りたい人には重要だろうが、、、それより、レースのこの時点で何%達成しているかがわかればいいだろう。

いずれにせよタブレットからbluetooth経由でプログラムできるようになれば、出先でも対応できよう。

2014/01/08

ウイロイド考

また面白い名前のウイロイド来たーッ!

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B3%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%84%E3%82%AB%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89

今回は、ココナッツカダンカダンウイロイド。

じゃがいもやせいもウイロイドに続く快挙だ。

ウイロイド一覧
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89

こうなったらウイロイドについてはその植物にもたらす症状の深刻さ加減を緩和するために、面白い名前を付けるルールにしたらどうか。

2014/01/04

机上スピーカー自作(8)・・・評価




では、恒例の命名といこう。
以前作った10センチのスピーカーはPuget Sound LS49という名称とした。
http://kensosha.blogspot.jp/2008/03/hi-fi.html

今回も踏襲し、Puget Sound LS15としよう。

この場合の15とはポートの内径である。

さて、以前に掲げた目標は達成できただろうか?
評価してみよう。

1)机の上に置く小型スピーカーとする
2)フルレンジの2インチ=約5センチユニットを使用

これらはすでに達成している。

3)外観を重視

クルミの無垢板を使ったので、これ以上ないくらいの出来映えだ。
クルミ材+桐油+蜜蝋ワックスの雰囲気は素晴らしい。
ガワだけなら100年は持つだろう。

ただ、なんのひねりもない形状で、かつイモ接ぎである。まあオレの技倆ではこのくらいしかできない。

4)手持ちの材料を活用して安く上げる
ユニット代、ケーブル(200円くらい)、パンヤ(100円)以外の費用は使っていない。5000円を若干下回るくらいだ。また、クルミ材も、心材を取るときに出来たうねった端材も使うことで、節約できた。別の工作のためにクルミ資源を取っておくことが出来た。

5)音質はそれほど重視しない

正直、低音は期待値以下で、出ない。
でも、中音から上はクリアで、ぶっ壊れたS-200のもわーっとした音とは比べものにならないくらい良好。
音質に重きを置いた物ではないのでこれでいいのだ、とバカボンパパ的に納得だ。

今回の工作は、着手してから2か月くらいかかった。その間ずっと楽しむことが出来たともいえる。
また、当初設定した目標はほぼ達成したといっていいだろう。

あと、今回の工作をある種の実験としてとらえるなら、低音~高音でバランスの取れた音質を目指すのには、重量のある木材でつくったそれなりの大きさのガワと、それなりの大きさのユニットがあればよいのだろうということが実感として理解できた。

2014/01/03

机上スピーカー自作(7)・・・試聴




果たしてどんな音が出るか?
何曲か聴いてみた。

正直な感想だが、
以前作った10cmフルレンジスピーカーボックスと比べてみると、
あきらかに低音が出ない。期待値をはるかに下回った。
10cmの1/10くらいだ。

これが5cmの極小ユニットと、ガワが小さいことの限界なんだろう。

が、中音から上はなかなかよく出る。
これはぶっ壊れたS-200よりもいい音である。

低音が主役の楽曲ではまったくアレだが、
ボーカル、ギター、バイオリンなどはなかなか素敵な音が出る。

2014/01/01

机上スピーカー自作(6)・・・接続




 今回は、以前からやってみたかったケーブルのスピーカー直づけをやってみた。これならターミナルは不要で、音質劣化を最小限に防げると、ちまたでは言われている。本当かよ、、、
(少なくとも理屈の上ではそうだろう、、、耳に聞き取れる違いがあるかはともかく。)

直づけのケーブルはどっから外に出すのかというと、
そう、、、ポートから出すのである。

カナレのふっといケーブルを使うが、今後変更の予定はたぶんないので、直づけでいいという判断だ。

これは4本の線を2本ずつよじって使うタイプのもの。
なので、アウターケーシングを外してある。

接続はハンダで付けるだけである。

あとは吸音材を足したりして、スピーカーユニットをネジ止めし、
完成だ。