2016/11/16

白鷺問題 「この世界の片隅に」

他に書きたいことは色々あるけど、
とりあえずこの問題。

これは映画「この世界の片隅に」についての個人的な印象である。

すずさんはぼんやりしている人というだけじゃない。それだけは最初に書いておきたい。
なぜ、艦載機の空襲の時、すずさんは白鷺を追ったのか。

白鷺は幼少の頃の思い出のなかの鳥だった。(納屋の夜での羽ペンの挿話を見よ)
夢のような時を想起させるのだろうか。彼女にとって美しい、本当の世界の(ゆがんでいない)自分を象徴したみたいなものだろうか。
「この世界に来るな!本当の(どこかにいるはずの)私(と、水原哲との美しい思い出)、、、」ということなのだろうか。

だとすればすずさんのあのときの悲しみの広さ、深さが、私自身が想像できない途方もないものだろうということだ。

私にとって、それはVan der Postの乳母が語った白い鳥の話(新思索社版「影の獄にて」由良君美のあとがき所収)にだぶって、もう平静ではいられない。すずさんはあの乳母のような、真理の本質を知る人だったのでは、、、、とまで思う。

このことを考えると、心がざわざわしてしまう。


皆さんも本当に観た方がいいよ。

2016/11/12

iMac 27 5Kを固定する台を工作する

【はじめに】
最近、絵を描くのが忙しくてなかなかBloggerを更新できないのをお詫びしておこう。
そんな中、Mac miniでフォトショを動かそうとするとだいぶ遅かったりしてきた。もう5年半経つからしょうがないか、、、そこで、iMacが値下げされたんで思い切って購入した。27インチ 5Kというやつ。今回は、それを机に置くお話だ。

【本題】

 iMac唯一の欠点、とよく評されるのが、視線が高くなる、ということ。普通にiMacを机におくと、机とiMacの下端に8センチくらいの隙間が開くのに加えて、このMac、液晶枠の下が広い(6センチ以上ある)。

つまり、液晶の下端と机との距離は都合14センチくらいあることになる。このため、見上げるようにしてしまうので首が痛くなるんだって。これってけっこう作業者にとっては深刻やで、、、
これを避けるために、VESAマウントバージョンのiMacを買って、アームをつけて机に固定する人がいる。
とはいってもVESAマウント付きは高いし、アームも高い。
ちょっと躊躇するよね、、、

【工作】
そこで、今回はiMacの高さを下げるアイテムを作ろうと思う。
まず、ランバーコアと桧の板を買ってきて、寸法に切る。

























それをこのように組み立てる。固定方法は、厳重にネジと木工ボンドで。これはとても頑丈な木の構造物だ。
















仕組みはこういう感じであり、寸法表などはない。すべて現物あわせなので、もし作りたい方は自分の机にあわせて、自己責任において作ってみて欲しい。

机には強力な木工用クランプで接続する。机が傷つかないように当て木をする。
クランプはアマゾンで買った。
材料費はクランプ、木材、ネジを併せて2000円くらい。
強度的に心配だったので、まずは加重してテスト。自分の体重を20kgくらいかけてみるが、びくともしない。

ちょっと開いてる隙間には20センチくらいの板が入るようになっている。つまり、ここにiMacのスタンドを挿入するのだ。


スタンドは丈夫なアルミだけど、板の角に当たって折れないように、2枚の板でぴったり挟むようにして固定してあげよう。

【設置】

果たして!iMacの筐体と机との隙間は5mmくらい。やった、、、狙い通り。
(筐体下部には空気穴があるのでふさいではいけません)
いすに座ったときの目の位置は、ディスプレイの上から1/4くらいのところに来る。これなら目が疲れることもねえな!

でも、気がかりなのはこの木のブロックがぶっ壊れないか、ということ。定期的に異常ないか見ているんだけど、心配だよね。そこで、安全が確認されるまではポリエステルのロープ(通称:例の紐)で、iMacのスタンドの穴と、天井のバイクホイスト(30kg加重可)とを縛り付けた(舫い結び)。
これならずり落ちても止められるので大丈夫かと、、、
これを1ヶ月続けて、安全性が確認されたら外そう。

【その後】

反省点としては、もっと厚くて丈夫なランバーコア材で作ればもっとよかったかな。あと、色を塗ればよかったかもしれないが、これは後日やってもいい。
ちゃんとした設計をして、NC木材加工機などでウッドブロックの加工をすればかっこいいものになるんだろうけど、そこまではオレの技倆では無理だね。http://sugiyama-mokkou.com/
さて、今回やってみたような方式でiMacを設置している例はGoogleで検索したけど見つけられなった。こりゃ製品化したら売れるで、、、(本当かよ)iMacが机の一番奥に配置されたので、机がすごく広くなった。

このため、手前のほうで作業とか物書きすることができるようになった。


これで工作しまくったり絵を描きまくれる、、、オレの丸善のスケブが火を噴くぜ。

2016/10/28

鵝鳥油



先日、仕事で台湾に行った折、ホテル近くのスーパーから
鵝鳥油というものを買ってきた。がちょうの脂ですね。

これである。
料理に使うものなんだが、これをチャーハン炒めるときに入れるといいらしい。

さっそく試してみた。
大さじ一杯の鵝鳥油をよく熱して、溶き卵を入れてふわっとなったところに御飯を投入。あとは具を入れて炒めるだけだ。

たしかに!これはウマい。
開封してから180日間食べられる、と書いてある。

白く固まってしまうので、よく振ってから使うといいだろう。

2016/09/22

【テスト】KLEIN Fervor 第7次近代化改修

新しいパーツを入れた場合は、
必ずトレイルでテストしないといけない。



今回のテストでは、リアのローギアの状態ではフロントのアウターチェーンリングにはまらないという現象が判明。

たぶん、フロントシフターがシビアになったことが原因だろう。
さらなる原因は、BB取り付けの際にシェルをちゃんと削らなかったことなのである。


http://kensosha.web.fc2.com/documents/fervorincontents/kindaika18-8.html


以前の記事で、「スペーサー取ればなんとかなる」みたいなこと書いたんだけど、勘違い。スペーサーはすでに9年前にとってしまっていた。

よって、今回はFディレーラーをもう少し捻るということで対応だ。
こうするとアウターチェーンリングには変速するが、プレートとの干渉度合いが増してしてしまう。
が、この際やむをえない。XCレースではアウター+トップギアでは使わないし、干渉していると言っても軽微であって、走りには問題はない。

変速システム以外には問題はなかった。特筆すべきはブレーキで、Avidに変えた結果、効きが2割増した印象。
1箇所あるドロップオフでも余裕ができて、乗車したまま坂を降ることができた。
たぶん、以前のSTIレバーは剛性が足りなくてブレーキが弱かったのだと思う。
これならたつがねの下りも余裕だろう。

よって、この構成で来年のたつがねXCに臨もうと思う。

2016/09/19

【完成】KLEIN Fervor 第7次近代化改修


シフター、ブレーキの配置はこんな感じ。
非常にコンベンショナルかつスパルタンなものになった。
バーエンドも取り外して、ハンドルバー全体を使うという現代風の乗り方に適応させてみた。(それでも幅は足りませんけど)








バイク全体像はこれ。

これがアップデートを繰り返した22年前のバイク KLEIN Fervorである。

これで、来年の歌津たつがねのレースに臨むことにするが、その前に近所のトレイルで公試運転して、試験します。

11速、カセットコグの最大歯数が40Tになった。
改修前は34T。オレの体力低下に合わせてシマノさんが配慮してくれたのかもしれない(嘘)

2016/09/18

【組み付け】KLEIN Fervor 第7次近代化改修

さて、ようやく組み付けだ。
マニュアルはもう電子的にしか供給されていない。
そして、そのマニュアルも以前のように至れり尽くせり、という感じではない。

コグセットはMAVICの9速用のフリーボディに問題なく付く。

そしてRディレーラーは、11速対応なんだけど最大歯数が40なのでこの長さになっている。一番最初に買ったDeore LX(いまでも持ってる)と比較すると、2倍以上の長さだ。
これでは石にヒットする、というのもわかるね。気をつけよう。

さらに、このRディレーラーはトップノーマルだ。使い慣れたローノーマルと操作方法が正反対だが、これからはみなこうなってしまうのだろう。
なぜシマノがローノーマルをやめたのかは不明。
正直、Fディレーラーの3速用ボトムプル廃止とならぶ暴挙だと思っている。(技術的問題があったのかもしれないが)


変速がちゃんとできるかちょっと心配だったリア変速系だが、意外にもなんの問題も無かった。マニュアル通りやれば大丈夫。

しかし、問題はフロント変速系だった。ワイヤー交換したら、変速しなくなった。あれっ?前の調整が超人的能力で成功していたのか?

夜の11時から始めて、朝の3時半まで、何度やってもうまくいかない。10年前に入れたスペーサーを抜けばもしかしたら、、、という状況だが、、、
そこで、ディレーラー本体を時計回りに1°くらい捻って装着するという非常手段に出た。その結果、変速はするようになった。
しかし、最大チェーンリングにしたときディレーラープレートが少々干渉するということになる。でも、干渉は軽微だし、このバイクで最大チェーンリングで活動することはあんまりないので、今回はこれでいいことにした。

ディレーラーの高さとか、スペーサーの有無とかで解消できる可能性がある

が、まあいい。

2016/09/14

【方針】KLEIN Fervor 第7次近代化改修


前回の改修(BB・クランク交換)から早くも9年。ええーっと思うね。年をとるわけだ、、、その間、バイク世界ではなにがあったかというと、

1 29インチバイクが流行る
2 リア10速化する 
3 ローノーマル廃れる(どうして? あんなにいいのに)
4 カーボンバイクが主流に
5 27.5インチバイクが流行る(そしてそのまま主流に)
6 リムブレーキがレース会場からほぼ消滅
7 ファットバイクが流行る
8 リア11速化する
9 MTB用電動変速システム現る(←いまここ)

ホイールサイズとかフレーム材質はいかんともしがたい。
しかし、変速システムならなんとかできそうだね。
リアは9速から11速になってたのか、、、

今回はこのバイクにリア11速の変速システムを導入しようと思う。

2016/09/13

【導入】KLEIN Fervor 第7次近代化改修














このバイク、約22年前のものなんだけど
いまだにレースで乗ってるって、、、なにこれ怖い。

もうこのバイクに取り憑かれているとしか思えない。
でなければとっくに乗り換えているのでは。

普通、こういうレーシングバイクは3年くらいで乗り換えるもんだよなあ!
ああ?(誰に言ってるのか)

まあ、冷静に考えるとこのバイクは最後のシェヘイリスバイクであり、
時代の時々でアップデートしてきた(オレが)ものだ。

たとえるならアブロ・シャクルトンのようなバイクである。(たとえになっていない?適当な飛行機が思いつかなかったのだ)

現代のバイクではホイールサイズは27.5インチになってしまっており、これだけはいかんともしがたい。
聞けばディスク台座を溶接した猛者もいるのだが、まあまだそれはいいだろ、、、
「ディスクはまだだッ!ディスクは最後の武器だ!」(違うな、、、)

そこで、今回はドライブトレインを一部刷新しようと思う。
最新のテクノロジーに触れておかないと、旧車好きの人になってしまうからだ。
オレは旧車が好きなんじゃなくてクラインが好きなんだよブラザー!
どんなに実力がなくとも、おれはひとりの修羅、、、じゃない、マウンテンライダーなのだ。(大きく出た)

もし、これが成功すればFervorの寿命をさらに10年程度延長することが出来るだろう。

【近代化のあらまし】

1996 第1次近代化 Fフォーク JUDY導入
2002 第2次近代化 Mavic CrossMaxホイール導入 
2002 第3次近代化 BB交換(Hollowtech I)
2004 第4次近代化 Fフォーク JOULE導入
2005 第5次近代化 ハンドルバーTimber Paddle導入

2007 第6次近代化 BB交換(Reset Hollowtech II)

2016/09/09

応募してみた


今年の6月から7月にかけて描いた
安息海第4話なんだけど、
文化庁メディア芸術祭に応募してみた。


調べてみると、
マンガ部門には昨年度は948通が応募されてるんだけど、
そのほとんどが商業誌に載ったもので、同人マンガはすごく少なくて、52通だった、、、、
そのうち、全体では賞を取れた方は36人、そのうち同人の方は1名だけだ。

オレのようなど素人やろうの作品がそんなところまで到達するとはとうてい思えないが、でも、あえて参加してみよう。
正直に言おうか。
賞を取ろう、という野望があるわけではありません。
これをテコに、(今風にいうとレバレッジ)なんか頑張ろう、という意思表示なのです。

オレのようなど素人やろうの作品を読んでいただけるのなら、審査員の方のさらに下読みの方だとしても、それは本当にありがたいのです、、、

2016/08/31

A Message to you, Bikers



シマノはXT8000番台でFDのデュアルプル(ボトムプル含有)を前3枚で廃止したのか、、、ひでえな。

【いまの文章の解説】

世界的自転車パーツメーカのシマノが、2016年の春、MTB用のパーツコンポーネントXT8000シリーズとして刷新したのだが、フロントギアが3枚あるタイプのクランクセットに使うフロントディレーラー(前変速機)には、サイドプルとトッププルという方式しか設定されていない。
比較的年式が古いバイクは、ボトムプルという形式が多いので、古いバイクにはこのディレーラーは使えない。
ただし、フロントギア2枚タイプにはボトムプルが設定されている。

昔のバイクにはもう乗るな、というシマノからのメッセージだろうか。
フロントディレーラーだけシマノコンパチブルにするという選択肢がまだあるかな。

だが、きっとProblem Solver社などが解決策を提示しそうだ。

サイドプルをボトムプルに変更するパーツなど出ないかな。

2016/08/21

旅行用トレイの作成

旅行中、小物を置いておく場所を
決めておくと、翌朝の出発が楽、という事象はよく知られたることである。


そこで、端切れの革を使ってこんなの作ってみた。


なにこれ


四隅のホックを閉じると



こうなる。
平面状にして持ち運べるので便利です。

2016/08/06

「安息海 第四話」を紙に印刷する


JPEGデータをセブンイレブンに持ち込むと、小冊子が出来るんですってよ奥様!
さっそく原稿チェックも兼ねて、やってみた。

簡単だ。SDカードにデータを16枚入れて、それをマルチコピー機に入れる。
そして、普通紙コピー → 小冊子印刷 を選択する。
で、ページを順番に並べるだけで、あとは機械が勝手に小冊子用の割り付けしてくれる。えなにこれ超便利。

この場合、ページが4の倍数であることが必要だ。安息海は14ページなので、末尾に空白1ページと奥付1ページをつけた。
これで16ページになる。

印刷費用は1枚で50円なので、4枚裏表印刷すると400円という計算だ。高い、、、、フルカラーだからね。これが白黒印刷だと80円で済む。
フルカラーにしちゃったからしょうがない。

この印刷物をもとに内容を再度チェックして、、、と。
けっこう間違ってるところあるな。セーラーワンピの線の塗り忘れとか、原稿用紙上下逆に描いちゃったやつとかだ。(けっこうひどい間違いだ)
これはデータを直しておく。

その後、本番を印刷して、厚紙の保護用表紙をつけよう。
これは以前カリプソ号の模型を作ったとき、ディスプレイ用の予備で買っておいたマーメイドという紙である。





これらに千枚通しで穴を開けて、ホチキスの針を通し、曲げるという原始的な手法を用いて綴じた。
これで完成。

もし、万一データでお入り用の方がおられましたら、次のリンクで、右上のダウンロードボタンからZIPファイルをダウンロードしてみてください。


http://fav.me/dacpa0m

JPEGデータが格納してありますので、、、ご覧下さいませ。




2016/08/05

安息海 第4話 創作にいたる全過程補遺



今回、安息海 第四話 「平安」という作品をUPして、作成プロセスを公開してきたが、完成までに伏せておいた創作の過程をすべて公開し、前のエントリーで書き忘れたことも書いておこうと思う。まあ、もっぱら自分用のメモだ。
もし、創作される皆さんの参考になればオレのようなど素人やろうでも幸せだな。

並び順は製作順である。




これは作品全体のイメージである。最初に描いた。これをもとにお話を作っていく。



脚本を書いてみた。主要登場人物は3名。どうだろう?なんか内容が薄くないか。
なにが薄いんだろう?


第1稿ではものたりない、ということがわかった。
主人公とコパイロット、そして「あの子」がクロスオーバーする必然性がすごく薄い。なんか80年代の自主映画みたいだ。(80年代の自主映画の実態はアオイホノオを見よ)
では、どうしようか。

魚の環を出さなきゃいけないんだろう、、、?
環といえば、立体図形だよな。立体図形は数式で表されるはず。ということは、数学ですね。数学と言えば高校生。では、数学の問題、という要素を混ぜてみるというのはどうだろう!

魚の環の画像をきっかけに、「あの子」と一緒にやっていた数学、その象徴的な問題を、ついに自分一人で解けた、、、と、すごくすっきりした。

そして、最後はだれに対してだれが言ったのかはっきり描かれない「ありがとう」という言葉を入れる。
それは主人公が「あの子」に、あるいはコパイロットに、あるいは「あの子」が主人公に言ったのかもしれないのだから、いかようにも解釈できる。

平行して、キリのいい場面をわら半紙的なメモ帳にすこしずつ描いていく。


これに基づき、ネームを描いた。ネームは手帳に描き、出先の空いている時間でも見直せるようにした。鉛筆で描いて、何度も書き直しているのでこれが最終状態だ。ほぼ、完成版と同じコマ割り、構図となっている。


ケント紙90kgにシャープペンシルで下描きをした。針で穴を開けてガイドにして枠線を引いている。超アナログ。


ペン入れはGペン、ラッション・ドローイングペン0.03、枠線と吹き出しはCopic0.1で行った。これをスキャナで取り込み、Medibang paintとPhotoshop CCで彩色した。

彩色後、塗り忘れなどないかチェック。、、、したつもりが、実際には数カ所間違いがありました。後日、完全版をなんとかするときに直します。最終的には、最後のコマは全身を入れた。こっちの方が海の中にいる感じがしていいだろ?




以上、これが今回の「安息海 第四話」をPIXIVにUPするまでの全プロセスです。

2016/07/31

完成

色彩などを調整して、ようやく完成。
1ヶ月半くらいかかったかな。

どうだろうか。
結局14ページ、フルカラー原稿になりました。


第四話のオレ的なハイライトは自室でスマホをみる主人公のコマ。
影の付け方はもこ絵で学んだ技術の応用だ。
けっこう上手くいったので、オレ的には満足だ。

結局、最終ページは前に描いた一枚絵をそのまま使うことはやめて、
描きなおした。
ここは相当気合いを入れた絵を描かないと行けないだろう。

あっ、、、もちろん技術が伴っていないとは承知しております
ど素人やろうが描いたまんがだということも、、、

これこそ趣味のまんがですね。

でも、自分としてはいま描かないといけないと思ったものを描いたのです。


11 Photoshop、Medibang Paint Proで彩色


(画像は下描きのものです)  


彩色はPhotoshop CCMedibang Paint Proを使用する。
それぞれに優れた点があるので、使い分けするのだ。
具体的には、Medibang Paint Proの方が、機能が限定されている分、軽いし

、エアブラシが使いやすかったりする。

でも、変なブラシとか使うときにはPhotoshop CCが必要になる。

今回の彩色なんだが、基本、薄塗りでいきたい。
皆さん知ってるでしょうか、、、
初期大友克洋のあの色ですよ母さん!

あれを見たときは衝撃的でしたね、、、

具体的には、Apple Paradiseのカラーページのようなものだ。

ああいう色をずっと塗りたいと思っていたのだ。
あれに少しでも迫れればいいな、、、と思って塗ろう。

手順としては、濃い色では塗らずに、薄い色で塗っていくだけだ。

その基準で言うと、髪の毛も黒ではなく灰色になる。
そうすると、影もつけやすくなるので、あとでなんとでもなりそうだ。


(もこ絵で学んだ技術です)

10 スキャナで読み込み



読み込みは300dpiで行う。ホントはスタンダードである350dpiでやりたいの

だが、このスキャナ調整できないんだよな、、、、

読み込んだら、いつもであればPhotoshopの便利機能を使って線画だけにす

るのだが、これが上手くいかない。

なので、今回はMedibang Paint上でレベル補正をして調整した。


2016/07/28

9 ペン入れする



さて、いよいよペン入れだが、
人物の主線はGペン、細かい線はラッション・ドローイングペン0.03で。

これは淡々と行うだけだ。

最初は勘が取り戻せなくて、吹き出しの線が枠線よりもふとくなっちゃった

んだけど、、、まあフォトショで直せばいいか。

メカもガードレールもすべてフリーハンドで描いてるので
ぐらぐらしているかもしれませんね。
以前もそうだった。

消しゴムは厳重にかけとく。
でないと、データ取り込みしたときに汚くなってしまう。

あまり頭を使わないので、
1枚ペン入れするのにだいたい30分くらいかかる。
今回は彩色が入るので、あまりペンで描き込みは行わない。

なので、このくらいで済む。

2016/07/26

8 A4ケント紙に下描きする


下描きするにあたって、わら半紙のメモ帳に、
キリのいい場面をいくつか描
いておいた。

これが非常に役に立つ。
また、オレの場合、ネームをけっこう細かく描いてるんで、
そのとおりに描くだけなのだ。あまり新たに考えるということはない。

でも、家のことでけっこう忙しく、なかなか時間がとれない。
先日の日曜は珍しく昼間4時間空いたので、
前半2時間を下描き、後半2時間を自転車の練習に使うことになった。

今回は近所の喫茶店で下描きしてみることにした。
無謀だろ?
普通はネームくらいだろう。
でも、やむを得ない事情があったので。

この喫茶店、無料Wi-fiが効くので資料調べもできた。
結局1頁と3/4頁を書けた。
正直、超恥ずい。

ともかく、2週間以上以上かけて、ひととおり下描きは完成した。

もっとも時間がかかったのは船、メカであった。

2016/07/09

7 ネームを描き始める


手帳にネーム用の頁割りをする(フリクションペンで)。
実際のネーム本体は鉛筆で書くといいのだ。消しゴムで消してもフリクションペンの部分は残るもんで。

手帳に描くと、出先でもネーム出来るんで便利。
だいたい10時間くらいかかったかな。

シナリオを改変しながらネームを描く。
だいたいシナリオの1/4が変更、追加されたね。

コマ割りの参考にしようと、
石森章太郎(当時)の龍神沼も読み返したんだけど、
天才の仕事はオレのようなど素人やろうにはまぶしく映るだけで
あんまり参考にならなかった。

安息海第四話、最初は悲しいだけの物語になりそうだったんだけど、正直行き詰まったんで、ガボの「お話をどう語るか」で読んだ「お話にもう一つのお話を混ぜる」ということをやった結果、そんなに悲しくもなく、コミカルな感じになったので、、、自分ではよかったと思う。

まあオレのようなど素人やろうが描くので漫画の文法に忠実にあるべきもないだろうから自由に描こうと思う。
ということをなんとなく伊図透氏から学んだ(彼は素人ではないが)

オリジナルはいいぞ、、、なんたって全部自分で作れるんだから、、、

私のようなぼっち属性の者にはぴったりな行為。

2016/07/07

4 小道具の資料を集めて、いくつか描く


高校の制服を決めるよ。主人公は高校生だからね。

登場する制服は冬服なのだが、
女子はリボンネクタイ+紺ブレザー+チェックのスカートにしよう。














(共学を想定していますが男子は登場しないので省略)

あとは、主人公の乗る自転車「通学号」を描いておいた。
通学号は変速機のないママチャリであるが、
主人公はこれを坂の上の学校まで漕いでいくという頼もしい設定である。


さて、
5 キリのいい場面をいくつか描く
6 シナリオを書く

これらはネタバレそうなので省略します。


ようやくネームまできたよ。

2016/07/05

3 登場人物を描く

漫画に必ず登場するもの。それは登場人物。
主人公と脇役ですね。

登場人物をコピー用紙やメモ帳に描いていこう。


こいつが主人公。活発そうな高校生(女子)だ。
特徴は身長165cmくらい、ショート、アホ毛である。

このアホ毛はワタモテの智子のツノ(寝癖的な癖毛)へのリスペクトである。(本当)

あと、数学が得意とはいえない、自転車で通学、日焼けはあまり気にしない(数年後後悔するタイプの人)、といった属性を持たせてみる。

次は「あの子」。

主人公がショート、自転車に象徴されるように活発さをアレしてるんで、
「あの子」の属性としてはメガネ、ロング、おとなしめ、色白、数学が得意、というかんじだろう。



あとは脇役だがこんな感じ。レーシングスーツのようなものを着ておりますが、これがなにかは完成後の作中でご覧ください。