2014/02/28

Quantum近代化【森林資源の無駄づかい】



つーわけでUltegra 6800をパーツで買って組み上げているわけだが、、、(説明的文章)
シマノさんよー、この箱の豪華さはこの時代にはないんじゃない?
これだけの紙を無駄遣いしてしまったことに、良心の呵責を禁じ得ない。バイクは罪だ!と思う。なにが自然に優しい乗り物か。

、、、良心の呵責は置いといて、どんどん組み上げていく。(紙箱はリサイクルに出しました。)

2014/02/27

惡の華を巡る旅

桐生、大宮、外川(銚子)をめぐる、惡の華ツアーを催行したい。

桐生では夏祭りを観覧し、大宮でパスタとピザを食う。
銚子電鉄で移動。
当然、外川では食堂でアジフライ定食を食べる。
看板娘から「食べなよ おいしいから」と言われれば最高だ。

http://www.choshikanko.com/archive/tokushu/tokawa_aruki/
外川いいところみたいだ。行ってみたい。

ところで、常磐さんは手塚治虫の和登サン以来の
大型ヒロインだと思うがどうか。


2014/02/25

惡の華 作画の変遷について

漫画「惡の華」は、一般に、1−2巻の絵と
それ以後は全く違うと言われている。

オレもそう思い、「3巻以降の画力の向上が著しい」
などと、わかったような口ききやがっていたわけだが、
(ふざけるなよ、と仲村さんにドスの聞いた声で責められそうだ)

これって押見先生が意図的にやっているのではないか。

1−2巻では、平板かつ、なんとなくほんわかした絵だが、
(モブシーンなどに顕著)
3巻の山登りあたりから鬼気迫るものに激変する。
人物描写も背景も奥行きが深くなって、
より現実感をあたえるものになっている。

これって急に画力が向上したからじゃないな、、、
(もともと相当、画力の達者な人なんだと思う。)

1−2巻では「幼さ」を端的に表現するため、こんな平板な絵にしたのではないか。

押見先生は「思春期とは小学生と、分別の付いた者の間」という趣旨のことを述べているが、絵の変遷はおそらくはこれと連動しているということ。

つまり、1−2巻の登場人物たちを、もともとは分別なく、
悩みもない存在だったんだよ、ということを描くために、
わざとそんな幼い絵にしたということじゃないか。

これによって、読者は3−6巻の間に起きる事件の、現実感ある描写により、
さらに衝撃を感じるだろう。

そして、7巻から次第により内省的な絵に変貌していっているが、
これは登場人物が分別を得て成長していることを表していると思われる。

2014/02/24

惡の華 見応えのある場面などリスト

これもこじらせた人限定のエントリだけど
「ふつうにんげん」も読んで良し。

1巻 おそらく意図的に描いた平板な絵柄
  (2巻途中から激しく変貌していく)
2巻 夜の教室での仲村さんの魂の叫び
3巻 本を踏みにじった後の仲村さんのくやし涙
4巻 仲村さんに褒められて感極まる春日くん
5巻 秘密基地で待っていた佐伯さんの行動、
その挫折までの末尾80ページ(特に桐生方言)
6巻 春日邸襲撃の際の2頁見開き、仲村さんの懊悩と涙、
末尾40ページすべて
7巻 6巻からの続き、冒頭40ページのすべて
8巻 「なんで?」以降の佐伯さんの表情と言葉
9巻 激しく動揺する常磐さんの涙目
10巻 苦悩する木下さん

第54話 対峙する三人、仲村さん最後の言葉

必見なのは6巻末尾から7巻冒頭、9巻の涙目、第54話(11巻収録予定)だろう。

9巻の涙目は漫画の歴史に残る美しい描写だ。この一コマだけでご飯3杯はいける。
そして、3巻以降の画力の向上は著しい。

最終回まではあと少なくとも3話はあると思うので、そこでどのような描写が行われるのか。
この作品は第1回目からとんでもないものだった。当然、最後もそうならないといけないのでは!

さらに驚くべき描写が行われるような予感がする。きっと押見先生はその卓越した画力でなにかしてくれる。(かもしれない)

目が離せない。

2014/02/22

「惡の華」第54話 覚え

あーこれもこじらせた人限定のエントリな。
と見せかけて「ふつうにんげん」の皆さんも読んでください。

熱く語っていますが、引かないで読んでみて欲しい。

惡の華 第54話に衝撃を受けて、深く感動した。これほど創作作品で感動したのは、あらゆるジャンルでここ10年で最大だ。

これまでの流れも含めて、筆者(オレ)の覚えとして書いておこう。

(ネタバレありなのでこっから先は読みたくない人は読まないでください。)

【佐伯さん】
佐伯さんは人間として普通の様々な欲を、素敵な容姿でカバーした、やさしい人だ。そんな普通の人である佐伯さんが、普通の人でない仲村さんの無垢な心のことを理解することは不可能だったろう。
(無垢という表現が正しいかはわかりません)
これは、たぶん春日君の母親が、春日君のことを理解できなかったのと同じなのであろう。

だから仲村さんにとっては佐伯さんの中身は「蠅よりただれてる」し、「おまえなんかに死んでもわかってたまるか」だったというわけだ。佐伯さんはなすべきことをしようとして一線を越えてしまったが、普通の人の範疇ですよね。

【春日くんと仲村さん】
春日くんは夏祭りの前日までに心身ともひどく傷つきながらも、仲村さんの無垢な心と深い苦悩を理解したが、佐伯さんは理解しようとしなかった。
仲村さんは、「ふつうにんげん」は決して仲村さんを理解できないと思い、嫌悪していた。それが「まんじゅうどもと!」という言葉に端的に表れてると思う。

春日くんは、仲村さんの苦悩を理解はしたけど、自分と同じ無垢な心の持ち主ではなかった。仲村さんは、春日くんが律儀につきあってくれたのを知っていた。彼らは相互に依存していたということだろう。

そんな春日くんのことを、仲村さんは本当は好きになっていたのではないか。
(だが、それは佐伯さん的な意味での「好き」ではない)

でなければ春日邸を襲撃してまで、春日くんを助けにくるだろうか?

だから仲村さんは心中の瀬戸際に「一人で行」こうとし、春日くんを夏祭りの櫓から突き落としたということだろうか。

だから、改めてなぜ櫓から突き落としたのかという問いには、「さあ わすれた」というはぐらかした回答しかできなかったということだろう。
都合の悪いことをはぐらかしたくなる気持ちはわかる。(仲村さんは「突き落とした理由は春日くんのことが好きだったからだ」とは素直にいえない人だろ?)

にしても54話の白目が気になる。この白目の意味についてはもっとよく考える必要がある。
(ネット上では、白目がルドンの悪の華に似ているという議論があります)

【常磐さん】
「ふつうにんげん」であるはずの常磐さんなんだが、第53話では「中途半端にしないでよ」などと普通なやりとりが見られる。まあ、「ふつうにんげん」としては当然だろう。これを見て、よくある恋愛ドラマっぽい展開になるな、、、と思った人もいるだろう。

そう、、、常磐さんは、仲村さんとの関係を断ち切る現場に居合わせたい、という思いで、外川までやってきたのだった。だから中途半端にしないために、春日くんに代わって、店の奥の仲村さんを呼び出したのだ。、、、ここまではよくある話だろ。

だが、常磐さんは、第54話で二人の交感の場面を実際に目の当たりにし、激しく動揺することになる。

ここからが素晴らしいのだが、

常磐さんは、交感の場面で、仲村さんの心と春日くんの心の両方を、そして二人の繋がりがあまりにも深いのを、一瞬で正確に知って衝撃を受け、二人の関係を終わらせるという当初の目的を捨ててしまおうとまでする。

それは、その直後の常磐さんから仲村さんへの語りかけで明らかだ。

これは常磐さんの感受性の力のためであり、その意味では常磐さんは「ふつうにんげん」ではなかった。常磐さんの行動は佐伯さん的な価値観では測れないものですね。

そうした深い感受性をもった常磐さんの言葉は、二人の心に響いただろう。
その言葉と、その後で春日くんがとったある行動によって、二人の魂はあの浜辺である程度は救われた。
そして、たぶん常磐さんの魂も、、、

(佐伯さんや木下さんのように救われない人はどうするのか)

【最後の言葉】
最後の仲村さんの言葉は、春日くんへの、これからは「ふつうにんげん」として生きろという、優しさを込めた決別の言葉だったろう。

仲村さんはあの白目と、春日くんにグーパンする直前の目からみて、これからもたぶん「ふつうにんげん」ではない覚悟なのかもしれない。
でも、たぶん外見上は「ふつうにんげん」として、外川でお母さんと穏やかに暮らしていくのだろう。これは筆者(オレ)の感情移入した願望ですが。

(仲村さんからドスのきいた声で「ふざけるな」と言われるかもしれない)

【世界の色】
佐伯さんはこの世界は灰色だと言っていた。でも、再会した後の春日くん、仲村さん、そして常磐さんにとってもう世界は灰色ではない。
3人の心には、浜辺の夕暮れのような「金色」の世界が広がっていると思いたい


(このブログの「惡の華」関連の記事は右上のラベルから飛べます)

2014/02/21

同時代人たちへ(「惡の華」押見修造)

今回のエントリはこじらせたことがある人だけが読んでください。

「惡の華」第54話を読んで、正直、心を鷲掴みにされた。押見修造の画力と展開のすばらしさに感銘を受けた。心理描写の緊迫感がすごい。
けっして登場人物の白目だけで鷲掴みにされたわけではない。
(もちろん登場人物 仲村さんの白目に衝撃も受けましたが)

第54話だけで、ご飯10杯はいける。

もう我慢できず、「惡の華」単行本のkindle版を買ってしまい、一気に読んでいる。いままで4年間、雑誌掲載時に欠かさず読んできたのだが、改めてじっくり読むべきものと考えた。

読者諸君は私の同時代人と思われるが、諸君らもきっと心に「惡の華」を抱えているだろう。そんな人はともかくこの本を読んだ方がいい。
もし、くだらない、と思える人は心に「惡の華」がない希有な方だろう、、、

これは漫画の歴史に残ると断言しよう。

本当に大切な作品に会うことができたと思う。
この作品の発表のとき、読者として同時代にいて、それを見つめ続けたことを誇りに思いたい。

これをじっくり読みたくて、Kindle PaperWhiteまで買っちゃったんだよな。

皆も明日までに読んどいてー。

2014/02/20

Quantum近代化【Mavic Open Pro ホイール】




 ホイールはMavicのksyriumなど欲しいところだが、予算が限られているので買えないッ、、、(ざわ・・・ざわ・・・)

さて、今使っているMavic Open Proはタイヤがすごいはめやすいのな。
これってすごく優れたことじゃないかと思う。チューブ交換がぜんぜんおっくうじゃない。2分もあればでタイヤ交換できる。
レース招集5分前にケーシングが破れたタイヤを交換したこともある。

以前買って失敗した完組ホイールEASTON EA50SLはタイヤをはめるのに3時間もかかった(本当)。それに比べれば天国のようなリムだ。

あれから14年、Open Proも進化しているのかもしれないので、ここは素直に導入だ。
つまり、「手組」である。(ハブはUltegra 6800)シマノのハブのリパックについては自力で出来るし、面倒でもない。

このホイールはレースだけでなく近所の練習なんかにも使うので、頑健性も重視したい。そのため、割れやすいアルミニップルは使用せず、あえて頑丈な真鍮ニップルとする。

以前、EASTONの完組ホイールを買ったばっかりのとき、単に調整しただけでアルミニップルが割れたのに懲りたのだ。(ちなみにそのホイールは二度と使わない覚悟で押し入れの中にぶち投げてある。二度とEASTONの完組ホイールは買わないだろう。)

そう、、、繊細なサラブレッドよりも頑健な軍馬を選ぶ、ということだ。レース前にニップルを調整していて割れたらどうするよ。

リムサイドはCD(ハードアルマイト)として、長く使えるようにしたい。色彩計画に乗っ取り、スポーク、ニップル、ハブ、リムとも黒一色に統一した。タイヤを付けてみたが、相変わらず装着しやすい。

2014/02/18

Quantum近代化【ヘッドセット】

14年間使ったヘッドパーツCane Creekを交換することにした。

ヘッドセットを交換するということは、もう15年は確実にQuantumに乗るということを内外に示したものだ。(何?)
つまり、Quantumがぽっきり折れない限り、代わりのフレームは買わない、ということだね。

さて、15年は確実に乗れるヘッドセット、、、それはChris King以外にはあるまい。ライフタイムワランティだ。
ただ、取り付けは専用工具が必要だ。自作工具で取り付ける猛者もいるが、今回は素直に、世話になっているショップに頼もうと思う。このため、パーツ込みで2諭吉くらいの額が必要になるが、15年で割ると年間千数百円。たぶん安いと思う。(無理矢理)
色彩計画に乗っ取り、黒色を選択。最近のChris Kingはロゴが控えめになっておりたいそう良い。

すっかりパーツを外して身軽になったFuselageをクルマに乗せ、近所のバイク屋に持って行く。

ここは腕は確かなので信頼に足る店だ。よろしくお願いしたい。

メカマン氏からはKingは丈があるので、ステアラーチューブが短くなる可能性があると指摘されたが、まあ大丈夫だろう。(実際には丈の短いステムに交換した結果、逆にステアラーチューブが長くなって、スペーサーが必要になった。)



というわけで組み上がったのはこちら。さすがプロ。

古いヘッドを外してみたら、ステアラーチューブがちょっと広がってたそうだ。ガーン!なんとか、、、なるのかよ、、、修正でなんとかなったそうだが、、、危なかった。

言い忘れたが、Chris King Nothread Head Set 1"(スタンダード)JISというモデルである。
余談なんだが、1998年頃、GTのダウンヒルバイクを買った時、オーバーサイズのChris Kingのガンメタを付けたことある。でも、、、すぐに一式オークションで売っちゃったんだよな。オレにDHはムリだったのだ。兵庫の女子に買われていったあのGT LTSはいまごろどうしているか。

それ以来のChris Kingだ。ヘッドセット世界のリビングレジェンドである。

2014/02/16

Quantum近代化【ケーブルガイド】【シートポストバインダー】

オールドクライン以前は、BB裏のケーブルガイドは独自製品だったかもしれない。
fervorはそうじゃった。でも、2000年モデルのQuantumはシマノのパーツを使っている。
長年の使用で樹脂が切れていたので、今回はシマノの低摩擦タイプのを調達する。

(普通にbike on netなどで買える)まあ350円くらいなんで気軽に交換できるものだ。


かつて、クラインにはカラー式のシートポストバインダーというものはなかった。

チューブの精度とバインダーボルトで固定するという方式だったのだが、トレックによる買収以降はカラー式に変更された。従来式は相当のコストがかかっていたのだろう。トレック以降はコスト削減の嵐である。

そんな訳で、この時代のQuantum Raceには銀色のシートポストバインダー用のカラーがくっついてきたのだが、こいつはよくある34.9mmサイズよりも太く、36.4mmと刻印されている。


気分も新たにしてみようと思い、米国eBayからThomsonの36.4mmのバインダーを購入してみた。(日本ではこのサイズは売っていない)もともとのが鋳物なのに比べ、こいつはCNC。素敵だ、、バイクの神は細部に宿るらしいので、細部ほどおろそかにはできない。

ヒルクライムでは音鳴りに悩まされたが、これは乗ってみないとわからない。
なお、今回からシートチューブの「割り」の部分、グリスを注入して、上からセロハンテープをぺたっと貼ってみた。これで砂塵がはいることはないだろう。



2014/02/14

Quantum近代化【取り外し】



 ヘッド周り以外のすべてのパーツを取り外していく。

スプラインBBを取り外すには専用工具TL-UN74sが必要なので調達しておいた。
でもこれもう使わない、、、

ものの1時間もあればゆっくり取り外す事ができる。

フレームはディグリーザーで洗浄し、その後風呂場で石けんで洗い流す。
とれない汚れはコンパウンドで削り取り、フィニシュラインのディティーラーで磨いておく。

さて、以前使っていた古いアウターケーシングは、決してすぐに捨ててはいけない。取っておいて、新しいケーシングを同じくらいの大きさに切ればいい。それから処分しても遅くはないね。ただし、新型への組み替えにあたっては、当然ながら若干違いは出るので、注意のこと。

2014/02/12

Quantum近代化【色彩計画】

今回は、14年前には出来なかったことをしてみたい。

Fuselage部分のパーツを黒に統一したかったが、できなかった。Fuselage購入時点では銀色のヘッドセットとシートポストバインダーが付いて来ちゃった。でも、これを買い直すのはもったいなくてできなかったのだ。

今回はいままで銀色だったシートポストバインダーとヘッドセット、ホイール周りも黒にし、また、コンポ−ネンツも黒っぽいものとしよう。

これでようやく14年目にして色彩計画が完成するわけだ。

シャープで派手なロゴやグラフィックのバイクが流行しているが、逆にシンプリシティを体現みたようなバイクがあってもいいだろう。

フレームは柿の実のような色彩だ。このリニアフェード(セドナ・オレンジ)、柿が熟し切ると赤くなるところまで合ってる!柿バイクだ。

2014/02/10

Quantum近代化【Ultegra 6800ドライブトレイン】




オレ自身はへっぽこ臂力の持ち主だが、7年くらい前から鳥海山ヒルクライムにも出てるので、Ultegraが欲しいところ。
まあ、見栄ですね。

もし他人がオレの真の臂力を正当に評価したとしたら105、いやさティアグラ、、、いやさClarisで充分なんだろう(卑下しすぎ?)。でも、ここは是非、11速のUltegraを使わせてくださいよー(懇願)。


ここで一気にテクノロジーをジャンプさせて、あと15年は使おうということだ。


体力の衰えを意識しているので、コンパクト(中くらいの)クランク(50-39T)に変更だ。かつ、カセットコグを山登り用の11-28Tとして臂力を補完することにしよう。

14年前にはコンパクトチェーンリングという概念はなかったと思う。

これは20年前のMTBコンポーネント並みのギア歯数だろう。これで上れなきゃもう大変だぁ!バイクに乗るのをやめた方がいいかもな、、、>オレ


今回はフレームにマウントがないのでディスクブレーキは対象外。


また、電動コンポーネントは、オレのバイクに対する保守的な考え方により、採用しなかった。

2014/02/08

Quantum近代化【改修方針】



 最近、バイクパーツの進歩も著しいので、そろそろドライブトレインの全交換を考えていたところだ。

9速から10速になったときも一瞬考えたが、そのときたしかカンパニョーロが11速になる話があったので、シマノも直(じき)だと思い、思いとどまった。
いよいよシマノも11速化したので、今度こそ導入したいね。

さらに、ヘッドパーツとかブレーキとかもとっかえ時期だろう。
また、いままで意識していなかったが、どうも今のバイクの雰囲気はロードバイクの文法に乗っとったものではないような気がしているので、そこを改めて、きちんとロードバイクの歴史を踏まえた形にしてみたい。

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・・・正直なことを書こうか。

2年ほど前なんだが、新しいロードバイクを買おうと思ったことがある。(ざわ・・・ざわ・・・)
もっとはっきり言うと、このFuselageに飽きていたのだ。そりゃ14年間も乗ってればふつうは飽きる。(ざわ・・・ざわ・・・)

StorckがいいかなTimeがいいかな、電動対応にしようかな、などと浮かれていて、Wiggleで買おうかHighbikeから買おうかなどというところまで行った。危なかった、、、(今考えると非常に恥ずかしい)

が、ある夜、眠っていたオレの上のほうから、「主宰よ、、、」という初老の米国人っぽい男の声がした。

「誰だ、、?」
「君は私のことを忘れたのかね?」
「その太っ腹から出る声、、、まさかあなたは、、」
「君はそのQuantumをどうする気かね。」
「うっ、、、14年も乗ったので別のバイクに乗り換えようと、、、」
「まだまだ乗れるQuantumを放棄するのはどうなんだ?」
「ぐっ、、、」
「君はKLEIN Freakではなかったのかね。」

リバーブ→(クライン馬鹿、、、クライン馬鹿、、、クライン馬鹿、、、)

・・・クライン馬鹿(KLEIN Freak)たるオレからクラインを取ったら何が残るというのだ、、、そう、、、「馬鹿」しか残らない。そんな馬鹿にはなりたくない。オレはまだまだクライン馬鹿でいたい。少なくとも、このFuselageが折れるまで乗り続けるのは当然のことだ!

目が覚めたらそう思い直していた。

そして、この近代化が終わったとき、クライン馬鹿で良かった、と思えるようなものにしたい。

2014/02/07

Quantum近代化 【バイクの概要】




 喧噪社のコンテンツを全然追加してないのもアレなんでQuantumの近代化改修について書こうと思う。これはあとでまとまったら喧噪社サイトにアップします。

【バイクの概要】
米国長期滞在中の1999年にミネソタ・ミネアポリスのバイク屋 Free Wheel CycleでFuselage(KLEINにおけるフレームセットのこと)で購入したものだ。シェヘイリスにカラーオーダーしたものだね。その後、2000年に日本までUS Postal Serviceで輸送し、秋田のなじみのバイク屋さんに組んでもらった。9速のUltegra6500シリーズフルセット、Mavic Open Proホイールという構成だ。
というところまでは前回(2001年頃)書いた。あれから14年、ずっとロードトレーニング用バイクとして乗っている。
もうそんなになるの?光陰矢のごとし。

このバイクはトレック傘下となって4年目頃にシェヘイリス工場で作られたものである。
諸元としては、次の通り。

・ホリゾンタルバイク
・トップチューブレングス C-C 51センチ
・ホイールサイズ 700C
・Gradientチューブセット 6061Tアロイ
・汎用規格BB(JIS 68)
・スタンダードサイズ(1インチ)ヘッドセット(JIS)
・A-head用iconカーボンフォーク(当時のトレックのパーツブランド)
・31.6mmシートポスト、バインダーはカラー式
・バンド式Fディレーラー
・マイクロドロップアウト
・インターナル・ケーブル・ルーティング(第2期)

構成はシートポストバインダー以外は1996年型のQuantum IIとほぼ同じだろう。BBが汎用なんで、これは(喧噪社ウェブサイトにおける)オールドクラインではない。
正直、諸元では現代の軽量・高剛性バイクには見劣りする。
色はオーダーカラーのSedona Orangeであり、赤とオレンジのリニアフェード。前方から見るとオレンジ、後方から見ると赤という塗り分けになっている。
2000年頃、映画Breaking AwayでオレンジのMasiを観たオレは無性にオレンジのバイクが欲しくなっていたのだ。
なお、サービスでオレの名前のモノグラミングが入っている。

それから14年くらい経過したわけだが、、、
ブレーキ/シフターのブラケットのウレタンがべたべたになったのでブラケットのみ交換したり、シートを交換したり、ワイヤー類を交換したり、スポークが折れたので交換したりしているが、もう14年間、ドライブトレインはほぼ同一パーツで乗り続けていた。

その間、けっこう自分でも整備できるようになっていた。最終的にはシマノハブのリパック、ケーブル交換、ディレーラーの調整まではできるようになった。
いまでもできないのはヘッド周りと、一からホイールを組むことだ。オレも少しは進歩しているってことか。

チェーンサックなどでステイに小傷など付いているが、大きなへこみなどはない。まあまあ大事に乗ってきたと思う。

2014/02/03

飛行機いろいろ覚え

アブロ・シャクルトンかっこよすぎ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Avro_Shackleton

1機所有したいくらいだ。家においとく場所がないのが残念だ、、、
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http://scalesquadron-japan.que.jp/archive/Me262/index.html

これを読むと、架空戦記がいかに架空かがわかるね。
世界最初の実用ジェット戦闘機(爆撃機)の
エンジンの実用寿命は50時間、実際は25時間程度がいいところだったとは、、、

少なくとも大活躍はできそうもない。
ガーラント大佐が不時着したのもむべなるかな。
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意外なことにA-1スカイレイダーは
R3350レシプロ・エンジンを積んでたんだね。
ずっとターボプロップだとばかり思っていた。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ライト_R-3350

R3350レシプロ・エンジンはB29に積んでたのと同じ系統だ。
あんなでっかいのを良く積めたもんだ。

2014/02/01

クルマ日よけ・ようやく完成

長らく工作していたものが完成した。

                              なにこれ

そう、、、クルマの後部座席の窓に付ける日よけである。
純正品のメッシュの日よけは2万円以上もする。
買えないので自作というわけだ。


【作り方】
・マブチファブリクスで服地(キュプラ製裏地)を買う
・新聞紙で窓の形を取り、型紙を作る
・型紙に合わせてキュプラを寸法に切る
・100円ショップの手芸用テープ(粘着剤付き)で端を処理

どうやってクルマの窓につけるのか?

100円ショップ(セリア)で買った超強力ネオジム磁石で固定するんだよね。つまり、手芸用テープの下に、磁石をたくさん(十個くらい)仕込んである。


これにより窓にある鋼材にかちっと装着するわけ。
アイディアはよかったんだが、寸法をはかるのが非常に難しく、切ったり貼ったり何度も試行錯誤する間に時間が経ってしまったんだよな。強力な磁石が見つからなかったこともあって、そのうち飽きてぶん投げておいたこともある。

試作品が出来て、装着してみると、下の方に余った布を赤子が引っ張っちゃったりして窓から取れたり。

しかし、ようやく完成。
子が引っ張れないように窓に密着することができた。

これでベビーシートに乗った赤子への直射日光を防ぐことができるというわけだ。
また、このキュプラ、離れると暗い車内から明るい車外が透けて見える。メーカー純正の黒いプライバシーガラスよりもよく見える。
もし外が見えないなーという場合でも、運転席から手を伸ばして引っ張れば簡単に外すことが出来る。
安全性にも配慮したというわけだ。もちろん、不要なときは外して丸めてカップホルダーにぶち込んでおける。

また、駐車時にベンチレーションとして少し窓を開けることがあるが、これも可能。
(吸盤式の日よけは巻き込んじゃうことがあるので不可なのだ)

ところで、完全にオレの個人的意見だが、あのプライバシーガラスって、クルマのファサードをぶちこわしにすると思わんか。そう思い、オプションでは選択しなかった。

なお、このクルマのは紫外線防止ガラス(95%くらい軽減)なので、この工作では紫外線は防がなくてもよく、まぶしさだけ防げばいい。