2010/12/30

カリプソ・完成(3)

ひとまずカリプソはこれで終了だ。
今後は、いくつか補遺として追加制作状況などが載るくらいです。
なんとかクストー生誕100年の年内に間に合ったよ、、、

では、完成品の写真をいくつか載せておこう。
(お断り 初回掲載の写真があまりに色潰れ・白飛びしていたので、
それに換え、HDR撮影したもの(上4枚を)を掲載しました)















全体像 左舷  Overview; the port side
















全体像 右舷 Overview; the starboard side














左舷 the port side














右舷 the starboard side

船首 the bow
船尾 the stern
スクリュー・舵 screw propellers and rudders
上方 from bird view
ブリッジと羅針甲板 the bridge and the compass deck
飛行甲板 the heli-pad
錨と揚錨機 the anchors and windlass

ヒューズ300Cヘリコプター hughes 300C
小型潜水艇 SP-350 Denise
支持線・空中線 aerial wires
ヘリパッド・ファンネル the heli-pad and the funnel

RV Calypso

This kit is the 'Ocean Exploration Vessel' of Revell Germany.

It seems to be the same as Calypso kit sold in mid 1970's, except
for the decals. I tried to remake calypso decal for this kit.
On pages as follows, there are 9 epochs in the history of Calypso.

http://www.calypsoclub.de/calypso/epochen.htm

For making Epoch VIII (1972-1978) Calypso, I added much detail
such as a hemisphere radome, truss-structure under the heli-pad,
metal-made anchors, screw propellers, anchor chain, a dive ladder
at the stern.


HDR Photo version is as follows;
http://kensosha.blogspot.com/2011/01/hdr.html#links

2010/12/29

カリプソ補遺・ 風速風向計を作る

また細かい話で恐縮ですが、
カリプソのレーダーマストの右舷側に、
風速風向計がある。

当然のようにキットでは省略されているので、
再現してみよう。まあ、雰囲気なので
厳密なものではない。

1.5mmのポンチでプラ板を抜いて、
それに0.5mmの角棒の端に接着。
4本、同じ物を作り、
1mmの角棒に接着する。


あー細かい。

明灰白色に塗って、風速風向計用マストをちょっと
詰めて接着。

マストに装着するとそれなりに見えるね。

カリプソ・完成(2)

こういうプラスチックキットは30年ぶりに作ったものだ。
つまり、子どものころ以来だ。

その割にはなかなかよくできた。自画自賛しておこう。

模型作成について、
自分の覚えとしてわかったことを整理しておきたい。


わかったこと

・理想で思い描いたことの80%くらいしか実現できない。
・エアブラシ後、結局筆で塗り直さないといけない場合がある。
・エアブラシは最後にやってもよかったかもしれない。
 でも、あの細かさのものを完成後にマスキングできるとは到底思えない。
・エアブラシ用に薄めた塗料は塗ると重力で垂れてくるが、
 マスキングテープを通過してしまい大惨事になることがある。
・マスキングゾルは局所的にしか使えない。
・意外と薄めた塗料の筆塗りはうまくいく。
・アクリルガッシュは意外と便利だがトップコートしないと手に付く
・ゼリー状瞬間接着剤は役に立たないのでもう絶対使わない。
・むしろ普通の瞬間接着剤+極細ノズルが非常に役に立つ。
・エポキシ接着剤は強固なので大きなパーツの接着に便利。
・古いキットはチリが全く合わない。
・ホワイトパテの溶きパテ、光硬化パテ、ポリパテは使いようですごく
 便利。
・ホワイトの溶きパテは穴埋めには使えない(気泡がきたない)。
 表面処理のみに使用すべき。
・アクリルガッシュは触れない限り大丈夫で、かつ素晴らしい発色。
・いつの日か手すりを小西製作所のエッチング製 2段 1/200に
 換えるかもしれない。(ちょっと背が低いが)
・船は好きなんだが、船の模型は大変だ。当分、船の模型は作りたくない。
・次に模型を作るとしたら1/43くらいの自動車にしよう。

2010/12/28

カリプソ・完成(1)

3か月ちかくカリプソ号制作を行ってきたが、
正直、疲れた。

作り飽きた、というのもあるだろう。

このことから、オレの興味の持続力は3か月が限界という
ことがわかった。

最初、船の装備の勉強から始めて、
カリプソの資料をインターネットで入手したり、
ビリングボート製キットの作例を参照したりして、
検討しながら作ってきた。

その結果、1972-1978ころの、
カリプソ号がまだひどく錆びたり
腐ったりしていなかったころの姿に近づけることが出来た、
と自画自賛してみよう。

いわば、オレはレベルのキットを少しでも
ビリングボートのキットに近づけるよう努力したというわけだ。

そのため、以下のディティールを新作・追加した。

大型レドーム(新作)
ブリッジ上の荷物を削除
ヘリパッドを支持するトラス構造(新作)
ダイビング用ラッタル(小西製作所)
数種のホイップアンテナ(新作)
ブリッジの窓開口・透明プラ板入れ
金属製スクリュー(小西製作所)
金属製スクリューシャフト(小西製作所)
デリックの滑車入れ替え
ユンボ操作レバー増加

2010/12/27

沈黙の世界・ディスプレイ

SP-350 Denise とHughes 300Cヘリの完成をみて、
次になにを行うべきだろうか、諸君よ。

きれいにディスプレイしてみたいではないか。
船舶模型世界では、大きく分けて

(1)そのままガラスやアクリルケースに入れる
(2)情景(ダイオラマ)にする

などが主流だろう。
しかし、オレは模型世界の門外漢。
模型世界の人たちがあまりやらないタイプのディスプレイ
を追求してみよう。

幸い、これはカリプソ号だ。
海の世界というすばらしいテーマがある。

あと、うちの子(2歳児)の餌食にならないように
普段は隠しておける場所にしなければなるまい。

いろいろ模索した結果、
まずベニヤ板を寸法に切るという行為から始めてみた。

次にすることは、
画材店に行って紙を買うことだ。

色は灰色と、青緑色のマーメイド紙。
青緑はオレの中で海の色、ということになっている。


これをうまい具合に切って、ベニヤ板に貼りつける。

コクヨの最新型テープ糊を使用。これなら紙が伸びることもない。

そして、白インクのボールペンで波を表現。

灰色の紙には、おなじみALPS マイクロドライプリンタの
メタリック銀でCalypsoと印字してある。


これを、書斎の滑り出し窓の窓枠のところに設置。
窓枠の床面にも青緑の紙を貼る。

非常に細長い展示スペースですが、これで「沈黙の世界」が完成ですね。
ここにカリプソ号と、海関係のフィギュアを置いてみよう。

当面ザトウクジラ(科学博物館の「海のなかまたち」展のおまけ)
だけだが、ほかは、おいおい入手して設置していきたい。

まあ雰囲気は出たかな。

2010/12/26

ヒューズ300Cのディティールアップ(4)


風防の枠を塗装で表現するのは
超難しそうだ。1mm以下だぜ。
マスキングしても、絶対失敗するに違いない。
そこで、頭を使ってみた。

前回デカールを作ったときに余った
ウエーブのデカール用紙にアクリルガッシュを塗って、
それを細く切って窓枠に活用する。

そのほかのデカールだが、
HobbyTalkというフォーラムで
過去のデカールのスキャンデータが提供されてた。
なあんだ、、、せっかくニンフのファンネルマークを自作したんだが。

http://bit.ly/fMiBR2

と思ったが、、、
このスキャンしたデカールには問題があるのではないか。

このデカールでは、ニンフの絵については
左右で反転してるんだが、
たしかにそういう写真もある。右舷側ファンネルだが、、、
相当古い写真だろう。

http://www.mcdoa.org.uk/images/Hoole_onboard_Calypso.jpg

でも、さらに時代が下った写真(右舷後方からファンネルを望む)では
左右反転していないものもある。

http://bit.ly/fD3XHs

ビリングボートの指定はこの時代のもの。
悩みどころだが、オレの工作では、ニンフといるかの絵が左側、
Calypso文字が右上という図柄で統一することにしました。

デカールの糊の少なさに悩みながら貼って、、、(接着剤を併用しました)




これで完成。


プロポーションが伸びて、実機の雰囲気に近づけたので
満足だ。

2010/12/25

ヒューズ300Cのディティールアップ(3)


風防は本体とチリが全く合わないので、
光硬化パテで本体側の形を整える。

操縦席内部はダークシーグレイで塗る。
いちおう、操縦パネルだけはプラ板で切って
セットしてある。シートは省略だ。
どうせ見えないんで簡便でもいいだろブラザー!

このヘリは、リアブームの支持は
細いステイで行われている。

キットのステイは太いので全て廃止だ。
0.5mm角プラ棒を瞬間接着剤で貼りつける。

まあ、雰囲気の追求だね。
実機どおりではないと思う。

ついでに洋白線を二本、
ローターシャフトと平行に接着して雰囲気を出しときました。

あと、テールローターに巻き込まれるのを防止するパーツも
つけときました。

2010/12/24

ヒューズ300Cのディティールアップ(2)


どうみても主ローターが厚すぎるので
思い切って切り離してしまう。
薄いプラ板で再製作しよう。

テールローターも同様だが、
これは洋白線を芯にしてエポキシ接着剤で工作した。

リアブームはどうも短いようだ。
これだと主ローターに
テールローターが当たってしまう。

General characteristics

Crew: 2
Length: 28 ft 11 in (8.8 m)
Rotor diameter: 25 ft (7.6 m)
Height: 7 ft 11 in (2.4 m)
Disc area: 490.9 ft² (45.6 m²)
Empty weight: 896 lb (406 kg)
Loaded weight: 1550 lb (703 kg)
Powerplant: 1× Lycoming HIO-360-B1A, 180 hp (134 kW)

主ローターの半径は換算して30.4mmだ。
全長は70.4mm。(たぶん主ローター・テールローター込み)

これを参考に、主ローターを切りそろえ、
三面図などを見て、テールブームをちょっと伸ばす。
ピンバイスで穿孔し、真鍮線を差し込んである。
だいたい5mmくらいは伸びただろうか。

とりあえず全てのパーツを白で塗る。

本物では、操縦席の下と後方は
メカが剥き出しになっているが、
これを再現するのはオレの技量ではムリっぽい。

よしッ!もういい。(飽きた)
塗装でごまかすことにしよう。

2010/12/23

ヒューズ300Cのディティールアップ(1)

カリプソには小型ヘリとして
ヒューズ300Cヘリコプター hughes 300Cが積まれていた。

このマイクロヘリコプターは、
フロートを付けた水上タイプで、2人搭乗できる。

hughes社からこのヘリの製造権を譲り受けたSchweizer社が、
1985年にカリプソ号に300Cを納入している記録がある。

http://www.sacusa.com/history.asp

しかし、オレがカリプソ号の冒険をTVで見ていた
1980年以前にもヘリはあった。
フィリップ・クストー(息子)の年表によれば、
1972年にhughes 300Cのパイロットとなったとある。
これだね。

http://www.earthecho.org/about-history-pcousteau_sr_timeline.html

今回のカリプソは、ドイツのファンサイトの画期によれば
画期8 1972-1978であるので、
シュワイザーではなく、ヒューズ社製のヘリが
積まれているべきだろうな。

では、今回はこれを再現するべく
ヘリのキットに手を加えてみよう。

(ちなみにそのまま作るとこんなのが出来てしまう。)

今後作る人のために

1976年版の
REVELL社のカリプソ号の説明書を
見つけたので紹介しよう。

今後作る人は参考にされたい。
とくにヘリコプターのデカールを貼る際に
役立つだろう。

http://www.hobbytalk.com/bbs1/showthread.php?t=296615&page=1
http://www.hobbytalk.com/bbs1/showthread.php?t=296615&page=2

2010/12/18

カリプソ補完資料

カリプソを作り終わってから
発見した、カリプソマニアのページ。

http://www.calypsoclub.de/calypso/epochen.htm

すげえ。
これで画期がわかりますね。

オレがモデルにしたBilling Boatのキットは
画期8(1972-1978)だね。

このページによれば、カリブ海、アマゾン、北米海岸を
調査したころのものだという。
あのTVの「クストーの海底世界」そのものだ。
おー、いいじゃないか。
最終状態ではなかったわけだ。

最終状態(画期9)は、レドームが豆電球型になっている。
こっちが後だったのか、、、知らなかった。
(むしろ豆電球型レドーム → 大型レドーム だと思っていた)

Revellのキットは画期7(1962-1972)に近いが、
ヘリパッドが後部甲板にあるのが違いますね。
Revellのキットは
その構成にちょっと疑問が残るかもしれません。

2010/12/17

SP-350



ユンボの相棒、SP-350を完成させた。
SP-350はクストーのドキュメンタリーで
おなじみの超小型潜水艇だね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/SP-350

小学生の頃は当然これに乗りたかったのは
いうまでもない。
レベルのキットはあまりにもディティールが省略されている。

まず、推進機を真鍮線を曲げて作成。本体にはピンバイスで孔をあけておく。

観察窓とドライビングランプを
プラ板とアルミ箔で作成した。
ランプの台座は光硬化パテでお手軽に作ってみた。
あとはアンテナの洋白線を差す。

で、色だが、今回初めて本格的に
アクリルガッシュを使ってみた。
もちろん、下地はタミヤのアクリル白を塗りましたがね。
これでちゃんと定着したようです。

2010/12/16

デカール完成



デカールはこのように完成した。

ニンフのカリプソの絵柄は、
カリプソの隣にイルカが泳いでいるというものだが、
小さすぎて見えないよね。

でもいちおう印刷されているんで、
ルーペとか使うと見えます。

ついでにブリッジ脇の信号掲示用の索に
カリプソの旗をかけておくことにしよう。
これはファンネルマークよりすこし大きめに
印刷した。(画像は後ほどまとめてお見せしたい)

喫水表示、満載喫水線表示はビリングボート社の説明書などを
参考にしました。

2010/12/15

いよいよデカール(2)

今回作成するデカールは、次の通り。

(1)ファンネル左右のカリプソの絵
   ・・・都合2枚、緑地に白
(2)喫水表示
   ・・・白
(3)満載喫水線表示
   ・・・白

ニンフのカリプソの絵はインターネット上で入手。
喫水表示と満載喫水線表示はPhotoshop LEで作りました。

満載喫水線表示とは、、、こちらを参照されたい。
http://www.kaijipr.or.jp/mamejiten/fune/fune_8.html


次に示したデカールも必要だが
ヘリを作ってからにしようと思う。
力つきたということだろう。


(4)ヘリのフロート用Calypsoの文字
   ・・・都合2枚、黒
(5)ヘリのリアブーム用Calypsoの文字
   ・・・都合2枚、黒
(6)ブリッジ後方の「Turon Calypso」の銘板
   ・・・たぶん木調に黒
(7)飛行甲板のFIROの文字

で、実際印刷してみたところ、
最初に印刷する白と、次に印刷するフルカラーがずれてしまう。
ああ、、、
でも、白の範囲を拡大しとけばフルカラーが
はみ出しても大丈夫。

追記;はみ出しても大丈夫なのは
   透明部分が必要ない場合のみです。

ちなみに、写真の喫水表示と満載喫水線表示は
完成品では白のみの印刷だ。

いよいよデカール(1)

この模型にはカリプソ号用のデカールは付属していない。

こいつをカリプソ号に戻すためには、ファンネルにカリプソ号の
あのかっちょいいマークを描いたりする必要がある。
手法は、デカール。

5年前に、アルプス電機のMD-1000という
プリンタを巨大オークション購入しておいた。
それはじつはデカール作成のためだったのだ。(本当)

waveのNEWクリアデカールというものを使用。

詳しくはこの先人がやってくれている。
http://plaza.harmonix.ne.jp/~kojiyuen/MODEL/decal/DECAL1.html

ALPS MD-1000、いよいよ日の目を見ますよ。5年目にして。
このためにMac OS X 10.4.1を保持しているようなもんだ。
ALPSはintel Macのサポートはしないとしているからね。
(将来的にも保持する予定)

もう動作チェックも済んでいる。
では、やってみよう。

2010/12/14

空中線をなんとかする

カリプソなんだが、空中線的なものは実は2種類あって、
一つがマストの支持索、もう一つがいわゆる空中線だろう。

問題は、支持索の接地側処理だ。

1/700とかだとテグスをそのまま甲板とかに
接着しちゃえばいいんだろうが、
こいつは1/125。せっかくだから接地側も工作してみたい。

ビリングボートの説明書には、マストの支持索の接地側が
どこにあるか示されている。よかったー、説明書があって。

要するに支持索って、身近にある電柱の支持索と同じように、
金具をで引っ張ってあるってことだろう。
アレって、ターンバックルというらしいですよ。勉強になるなあ、、、
「素人造船」の方が、縫い針の頭を二つくっつけて
ターンバックル化している。オレはそこまではやれなかった、、、

接地側は、アンカー用の鎖を二つに割ったものを
ウルトラ多用途SU接着剤で甲板に固定。

テグスは普通の瞬間接着剤に極細ノズルを付けたやつで
接着だ。

空中線の基本的な考え方はこちらを参照しました。
http://naikou0000.blog46.fc2.com/blog-entry-2.html

2010/12/13

ユンボオペ

ユンボって、一般名詞的に使われているけど、
実際には商品名なんだよな。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%B3%E3%83%9C
カリプソに設置されていたのは、つまりはユンボのユンボそのものだ。

船尾に設置されたユンボは主に小型潜水艇SP-350を海に下ろすための
ものだったらしい。
キットの指定では本体は白で、
ウインチ部分は銀色で塗色することになっていたが、
実船のように灰色と白で塗り分けた。

また、キットでは操作盤のレバーが3本だが、
実船は4本だったようだ。

そのため、キットのレバーを切り落とし、
細いプラ棒を4本追加した。

ウインチにステンレス線を巻いて、
巻かれたワイヤー表現も追加。テグスで張りワイヤーを表現。
その結果、遠目ではリアリティが増したかな。

このキットは、ユンボは固定式ではなく組み立て後も
回転可能なので楽しいね。

2010/12/12

ファンネル事件

カリプソ号制作途中で、とんでもないことが起きた。
ファンネル(煙突)をエアブラシで塗装後、乾燥機に入れたところ
籠から落ちて熱源に触れてしまったのだ。

、、、30分も。

どうなったか。
ファンネルは溶けて原形を留めない状態に!
ふにゃふにゃのどろどろだ。

わずかにファンネル脇の箱状の構造物のみ助かった。

ショック!

しかし、こんなときこそ頭を冷やしたい。

幸い、ファンネルの構造は単純で、円筒形を潰した形をしている。
たんにプラ板を曲げれば出来そうだ。
手持ちのプラ板を用いて、なんとかもとの形に
似せて作ることが出来た。溶けたファンネルから
救出した箱も切り出して装着。

ついでに、写真資料をもとに、ファンネル基部に
プラ棒を貼りつけてディティールアップした。

溶きパテで補修し、完成だ。
基部の細い部分はハルレッドで塗装しておいた。

オリジナルのパーツよりも実船に近づいたのは
怪我の功名だろうか。

2010/12/05

錨とウインドラス周辺をなんとかする(2)

黒く塗った錨を取り付けると、
船首に激しく立体感が出た。そりゃそうだよな。

ここまで来ると、錨を巻き上げるウインチ=
ウインドラス周辺もなんとかせねばなるまい。

まず、ウインドラスを塗り分ける。
白・灰・ハルレッドと3色だ。

実船の写真を見てもよくわかんないので色は適当だよ。
小西製作所から丸形ハンドルも買っておいたのだが、
ちょっと大きくてウインドラスに取り付けるのはあきらめた。

あらかじめ甲板状のモールドの鎖は削り取っておく。
甲板への出口の孔と、ウインドラスの下にあると思われる
錨鎖庫へ通ずる孔を開けておく。

そこへフラグシップ社製の微小な鎖を設置するのだ。
鎖は接着しても良いが、甲板裏でテープで固定しておこう。


まあ、、、どうでしょう。

また少しリアル感が増したのでは。

2010/12/04

錨とウインドラス周辺をなんとかする(1)

やあナンシー、ようやくカリプソも形をなしてきたよ。

そうね、ボブ、牛の歩みとはよく言ったものね。歩みは遅いけど着実よ。
勝手に散歩に出ても、またもときた道をちゃんともどって帰るって知ってた?

ナンシー、それは本当の牛の話だね、、、ところでナンシー、この錨、どう思う?

・・・リアリティ無いわね。薄すぎるわ。そもそもこんな薄い錨あるのかしら。



あるわけないよね。これをなんとかすべく、
カリプソには小西製作所の鋳造ホールスアンカーを
奢ったのだ。

現状の錨は削り取らないといけない。
余分なところを削り取らないように、回りをマスキングテープで保護し、
ルーターで荒削りして、その後、ペーパーで削る。
このテクは親切なウェブ世界の先人が書いていたのだ。

さらに、錨の柄(シャンク)が収納される船首の錨鎖管を穿孔する。
あとは溶きパテで平滑にしておく。

その結果、このように処理することが出来た。

2010/12/03

船尾ダイビング用ラッタル追加(2)


このラッタルを、ちょうどよき大きさに切る。
切断方法は、100円ショップで買った大型ニッパーで、だ。
もとが105円なので刃こぼれを気にせず気兼ねなく使える。
断面はヤスリで綺麗にしておく。


これだけだと芸がないので、
両脇に手すりを表現することにした。
最初は洋白線にしようかと思ったが、
細すぎて接着が困難なため、スクリュー周りのため買って
余った0.9mm真鍮丸棒にした。


ラッタルの上部にカギ爪的なものをつけて、
船尾にひっかけられるよう工作。

ちょっと手すりが太いし、形状も実船とちがうんだが、、、
白で塗りゃわかんないって。
そういう心の声に従い、タミヤの白で塗る。



もうすこしラッタルを長くすればよかったかな。
船尾扉と船体とは、微小鎖でつないでおく。

ラッタルは接着せずに取り外し式にしておいた。
雰囲気は出た、と思う。
自己満足こそ模型の基本だ。(大きく出た)

2010/12/02

船尾ダイビング用ラッタル追加(1)

カリプソの船尾には上開きのドアが付いていて、
ダイバーの潜水時に開くようになっている。

レベルのキットにはドア開閉が選べるだけで、
ラッタル(タラップ)は付属していない。
でも、実船にはどうやらラッタルがあったようなのだ。
ラ・ロシェルでの写真では、船尾ユンボの脇、右舷側に
そのラッタルらしき物が置かれている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Calypso.2-April-1999.jpg

ディティールアップのため、ぜひ追加したい。
そう思い、小西製作所からちょうどドアの切欠に合う
ラッタルを求めてみた。

2010/12/01

スクリュー周りをなんとかする

船は駆動装置がないと締まらない。
つまりスクリューですね。

キット付属のスクリューなんだけど、
どうみても松葉みたい。
いくらなんでもこれはないんじゃないか、、、
というレベルだ。

実船はこんな感じ。
http://www.rcgroups.com/forums/attachment.php?attachmentid=3426562

そこで、小西製作所から4翅スクリューを購入してみた。
せっかくだからシャフトも真鍮棒で表現する。



まず、オリジナルのパーツのうち、シャフト部分を
真鍮棒に入れ替える。



あとはスクリューを接着するだけだ。
ほう、、、自画自賛したくなってきたよ。