2015/12/30

Live2D計画(5)

いよいよ人物に動きを付けようか。

Live2D Animatorで、好きなように動きを付けられるのだそうだが、正直むずい、、、というか、これ時間が必要だね。要は、タイムラインに合わせて動きを少しずつ付けていくという、アニメーションの基本をなぞるということだろう。

とりあえず、無償提供されているモデルサンプルの動きを付けてみよう。

使えそうなのは2種。
イプシロンとハルという2つのモデルの動きである。
イプシロンは首を左右に大きく振るので、右向き・左向きの整合性が試される。

ハルはゆったりした動き・表情であり、そんなに難易度は高くない。

それがこれだ!どん!


   
なかなかいい。これなら他の動きにも耐えられるんじゃないか。PCカメラを介して自分の表情と連動させるFace rigというのもやってみたいんだけど、残念ながらMacには未対応らしいで、、、最終的な目標にしたい。

【まとめ】
正直、自分の絵がある程度自由に動き、表情や呼吸まで制御できるというのは驚きだった。
えっこんなことまでできるのか?という、久しぶりに知的な興奮があったと思う。それゆえ、延べ15時間以上投入したのだろう。

そして、その結果も、画面上に生きている人がいるような感じなのだ。
これ、、分かってもらえますかね。
いやほんと、すごく面白いので、試せる方は試してみたらいいと思う。

今後はFace rigがMac OS-X対応するのを待ちながら、アニメーションをぷちぷち入力していくのではないだろうか。(なんか出来たらまたお知らせする)

では、Live2Dを教えてくれたさんと、世界に向けてシェアしてくれた@mokonymousさんに感謝してこの稿をひとまず終えたいと思う(格調高い終わり方)。

なお、mocファイルはこちらから自由に入手して自由に使ってください。まだ消し残しとかあって、近々直すかもしれません。告知せずアップデートすることも。

https://www.dropbox.com/sh/vgx4d4qdtwwvhrs/AAAeicTt9ClcQV4eJfdpYtjza?dl=0

2015/12/29

Live2D計画(4)


いまさらマニュアルというかチュートリアルを読み直すと、「ポリゴンの修正」ができる、という。
「ポリゴンの修正」?そういうのもあるのか、、、(井之頭五郎)

http://sites.cybernoids.jp/cubism2/beginner-tutorial/03

早速試してみたけど、無理!
修正方法にすごいコツがあるようで、口のポリゴンをチュートリアルどおりに(と思っている)修正するとぐんにゃりと曲がってしまうのだ。

、、、たぶん、均等に点を打つということなんだろうが、オレの技倆ではまだ無理だねこりゃ。
でも、そこはデジタルデータなので後日でも大丈夫。
いつかアップデートで自動均等点打ち機能が実装される(勝手な予想)。

さて、諸君らは人物画における「左向き問題」というのをご存じだろうか。

正直に言おうか。
オレのように、正規の美術教育を全く受けていない右利きの人間が、完全独学で漫画的な線画を描くときに陥る問題である。

つまり、オレには人間を右向きに描く癖がついていて、左側がすごい苦手なのだ。
しかし、このLive2Dはある程度左向きを自動生成してくれる。オレにとって福音といえる。

ためしに左を向かせると、、、
あれ、、、ちょっと違和感ある。

これは、正面を描いたはずの元絵が、若干右向きだった、ということに起因するのだと思う。癖って恐ろしいよ。
そこで、Live2D modelerで修正する。左向きにしといて、輪郭などを微調整する。すべてが台無しにならないように、じわじわと修正するのだ。また右向きにして、変じゃないか見たりして、直していく。

その結果がこれ。まあこのくらいなら許容してくれませんかね(誰に言ってるのか)、、、

[おまけ]
表情を変えて遊ぶこともできます。(スクリーンショット)



2015/12/28

Live2D計画(3)

次に、顔などの要素と動きの関連付けをする。

テンプレートの人物画と重ねてやれば簡単にできる、という触れ込みであるが、、、

 モーション?パラメータ?デフォーマ?
(mac一式をベッドに投げ出して布団に飛び込む)

8時間、、、それだけあったら「孤独のグルメ」の録画を10回分見れたのに!

 嘘です。 マニュアル通りやると、意外にもけっこうちゃんとできる。
最初、あんまり夢中でマニュアル読まずにやってたの、、、

 ちょっと左向き表情に違和感があるが、、 デフォーマとやらを直せばいいのかしら。
(と思いつつまだやっていない)

 この操作していると、時間があっという間に過ぎるね。

 [今後やってみようと思う人のために]
マニュアルちゃんと読みながらやる
鼻筋は描かない 首は広めに塗っておく
鼻は本当に顔の真中線上に描く
意外に操作中に絵を直せる

とりあえずビューワーのデモ機能を使って作った動きをgifアニメにしてみた。

2015/12/27

Live2D計画(2)


さて、要素を分解して、そのレイヤーを重ねた状態で、一枚の人物画ができるようにした。


誰?

この人はあの有名な智子(#watamote)である。似てないって?、、、

まあちょっと自分の色が入っちゃうので、勘弁して欲しい。言い切った方が勝ちと思う。
智子といえば、スカートのしなしな具合とかスカートへのシャツの突っ込み具合とかが特徴としてあるのだが、今回は後者に気をつけて描いてみた。

さっそくLive2D Editor試用版にインポートすると、、、色が全然違う!
なにこれ、、、

いろいろ調べたところ、MediBang Paintの前身Cloud AlpacaのpsdをLive2D modeler
にインポートすると、色が違ってしまうという情報を入手。
なんでもMediBang Paint系列はカラープロファイルに対応してないんだって、、、ガーン!

そこで、いろいろ試して2時間ほど失ったが、結局Adobe Photoshop CCの試用版を使うことに。
今度はOK!でも、画像の欠けがあるなこりゃ、、、

そこで、Live2Dのチュートリアルのところで提供されているゴミ取り
スクリプトを実行。(怖いので少しずつ閾値を上げました)
気にならないくらいまで画像欠けは解消されました。

2015/12/26

Live2D計画(1)


Twitterで@_vitaco さんから教えてもらったLive2Dというテクノロジー。
ある程度好きなように人物画を動かすことができるという。

オレの見立てではこれは半自動だなこりゃ。
半自動、、、オレの一番好きな言葉の一つである。
マニュアル読んでたら、テンプレートを使えばいい、という。
そのためには、まずバストアップの正面画のpsdファイルが必要だね。

MediBang Paintはpsdファイルで保存できるのでそのまま使う。
問題はPhotoshopのpsdファイルとMediBang Paintのpsdファイルが同様に動作するか、ですね。(この選択の結果、後でひどい目に遭います)

まず正面絵を描こう。
今までうまく描けなかったネクタイは、朝に読んだ新聞の写真を参考にした。


















色もなるべく少なくする。まつげはふだんペンでシュッと書いちゃうんだけど、それだと上手く動かない予感がガンガンする。
そこで、ある程度単純化=部品化して描画。


























これをpsdファイルに変換し、レイヤー分けするんだと、、、
選択ツールで選択して、要素ごとに分割するとのことだが、正直めんどい。どうしたらいいか、、、オレは考えた。

①元絵をいくつも複製しておく。
②要素を残して消しゴムツールで他の部分を消す。
③これをひたすら繰り返す。

こうすると選択しなくてもいいよ。

2015/12/25

.Too覚え




.Tooすげえな。
なんかその姿勢、尊敬してしまう。
.Tooがこの世界にあってよかったと思う。
(ほめすぎか?ステマじゃない)

そういや思い出したが、
以前、.Tooのプリンタ用紙(シール用紙)を狂ったように買い求めたことあり。自転車に貼るステッカーなどを作ったとき。

本当に使えるシールだった。
創作を支える基盤をつくってくれるって素晴らしい。

2015/12/23

後方レーダー(自転車用)



後方レーダー情報をEdge25で受けることができるのか!
すごい。
まだまだEdge25は発展しそうだな。

こりゃホンマ購入もんやでえ、、、(でもまだ買わない、、、)
これがコンピテンシーってやつか。

garminはエビエーションやサイクリストなど特殊GPS用途で生き残ることができそうだな。cateye大丈夫か、、、すべてgarminに持って行かれそうだが。

2015/12/19

イラストレーションのオレなりワークフロウ

だんだんMedibang Paintにも慣れてきた。(タダ最高、、、)

ちょっと挙動が長年使ってきたPhotoshop LEと違うけど(古いわッ!)、まずまず使い慣れてきたといえる。
今後描くときの覚えとしてワークフロウを書いておこう。

ケント紙に0.5シャープペンシルで下書き
Gペン+製図用インクで主線入れ
細いところや顔部分はラッションドローイングペン0.03で書き込み
(目の下のクマ部分など繊細な部分は鉛筆線のまま残す)
フラットベッドスキャナで取り込み(グレースケール300dpi)
なぜかオレのフラットベッドスキャナはグレースケール600dpiでは読み込めない。なぜだ、、、原因不明。
pngで保存する。

Medibang Paintで開いて、レイヤーを細分化して彩色。
細分化単位:髪、髪ハイライト、肌、肌の影、肌ハイライト、瞳、瞳ハイライト、唇、服、服の影、など
14年前に買ったIntuos2タブレットを使用(まだ使える)

髪ハイライトは彩色時にタブレットでしゅっと入れる。
太さは3.0くらい。このレイヤーは「乗算」ではなく、「通常」で。

彩色時点では不透明度を100%にしておけば、あとでスライダーで不透明度を下げて調整することができる。激べんりじゃん!

スキャン元の線画を修正する場合は、消しゴムツールじゃなくて、白色をペイントする。でないと上手くいかない。懐かしい修正液のイメージです。

最後にpngで保存。
Macアプリケーション「写真」で開いて、トリミングなどで調整する。

2015/12/15

どうしてイラストレチオンしないのーッ!

のっけから大声出してすみませン。

最近、また絵を描き始めた。ファンアートってのがあると知ったので、気軽に描ける気分になったのだ。
実はな、、、ファンアートって題材選びしなくていいんで気楽なんだよ。(衝撃の告白)

皆も描いてみるといい。ベラ描きでもいいからーッ!(しつこい)

でも、正直オレの絵の技倆は、大学生のとき以来なにも変わっていない。ただデジタル彩色になっただけ。
進歩、、、ないな。

そこで、参考にするため中村祐介先生のこのご本を買ってみた。


値段も安いな。こりゃホンマ購入もんやで、、、
絵のテクというより、見せるための絵にするための、修正のワークフロウが詳しく載っている。
これで絵が上手くなればめっけもンだよな、、、と、安易だろうか。

まあちょっと食卓にでも置いて夕食後にでも読みながら、ちびちび血肉化していくことにしよう(食べるわけではありません)

2015/12/11

リストアする人


この人すげえな。
何台オールドクライン落札するの、、、?

こういう記事は読むだけで楽しくなってしまう。
ケミカルプーラーでへこみを直すところなんて特に。
何かの役に立ちそうだ。

2015/12/09

ペンタックス(リコーイメージング)へのご提案

まあ、このページを御覧よ。

ここの11月30日更新分なんだけど、どう控えめに読んでも推敲が不十分だよな。やっつけっぽくないか。有り体にいうと、格調が高くないね、、、
あと、英文バージョンにあった「SRL」というtypo(正しくはSLR)が訂正されるまで数日かかっている。その間、世界中のありとあらゆる英語フォーラムで誤字についての揶揄が行われたのを、まさか知らないとは、、、、いえないであろう?

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ここでペンタックス・リコーイメージング様へのご提案です。

MAZDAの「ブランドエッセンスビデオ」を、あるいは、Appleの「Here's 
to the Crazy Ones」ビデオあるいは詩をご存じだろうか。
(というか、当然ご存じだよね。)




これら2社は、倒産直前の状況から復活を果たし、現在は飛ぶ鳥を落とす勢いだが、その背後には近未来の明確なビジョンを表現したこうしたものがあった、、、

これに対し、復活ペンタックスの始まりを告げる記念すべき文章があのような作文では、、、どう思う?
貴社は映像を取り扱う会社なのだから、こうしたティーザーサイトにおいても、MAZDAとAppleに倣い、格調高い散文と瑞々しい映像(たとえば静止画)とともに、自分たちの考えをはっきりと示すべきだ。

貴社であればいくらでもユーザーの題材には事欠かないだろう。
たとえば長年PENTAXを使い続けた山陰の写真館の店主を題材にさせていただく、というのもいいだろうし、破天荒なあの写真家でもいいでだろうし、auto110を使って「作品」を作っていたホックニー氏でもいいだろうし、、、(でも、大泉洋の6×7バズーカはやめといてください)

なぜこのような貴重な資源を使わないのだろう!(大泉は別にして)

あまりの奥ゆかしさにびっくりだ。(Appleなんてコンピュータ使ったことない人(マハトマ・ガンジーとか)まで題材にしてる、、、)

以上、とりとめのない文章になったことをお詫びします。
あと、K-7の発売時の「男の道具」とかいったコピーは是非やめにしてください。
(K-7は男しか使わないのだろうか?いまだに疑問)

いずれにせよ、LXのときのカタログのような静謐保持でお願いしたく存じます。

かしこ


2015/12/08

公開特許公報の考察続き

先日紹介したリコーイメージングのミラー固定式一眼レフ公開特許公報だが、ミラーを稼働させずに瞬時に反射率を変化させるというこの方式だと、ブラックアウトそのものはあるんだけど、ブラックアウト時間はたしかに短縮されるなこりゃ、、

利点をまとめると、
・ミラーが動かないんでミラーショックがない
・ミラーが動かないんで連写を早くできる
・ミラーが動かないんでそれ由来の機械的故障を少なくできる
・ミラーが動かないんでブラックアウト時間を短縮できる
・撮像素子に常時光路があるので常時コントラストAFが可能

欠点は
・光学ファインダーが30-40%暗い
・電源オフで光学ファインダーが真っ暗
・印可電圧により撮影可能枚数が減少

もしかしたらできるかもしれないこと
・ペリクルミラーと同等のモードにして、(撮像素子:80 ファインダー20の配分とか)ブラックアウト無しで撮影する

ミラーって動かない方がセンサー的にはこんなにいいんか、、、
でも、動かさずに100%光路確保しようとするとOVFとファインダーのどっちかが犠牲になるよな、、、トレードオフ、、、つの?

2015/12/05

全ての人類学少年少女(いるのか?)へ告ぐ

博物ふぇす
http://hakubutufes.com/

2016年7月23日、24日の土日か、、、
行きたい!


去年は存在を知らず、今年は行き逃した。
楽しそうだ。


夏休みじゃないか、、、
そのときまでマイレージたまってれば行きたいものだ。

2015/12/03

革製品用語の覚え

先日購入した手袋、Colimbo のHudson highlands Glovesであるが、能書きによればナッパラン加工が施されたシアリング素材、というものだそうだ。
なにそれ、、、というわけで調べてみた。

【覚え】
【ナッパラン加工とは】
http://www.kawazou.com/product-group/211
総合皮革科学(日本皮革技術協会):p194より転載 
 スエードやムートンのケバ面を塗装又は樹脂膜を張合わせて表面様に仕上げた革。 」(以上、引用)

B-3はラッカー塗装だと思う。それでごわごわしてるのか。

樹脂膜、というのが気になるな、、、
ポリウレタンの可能性も充分あるな。買っちまったものは仕方がないので、注意して見ていこうと思う。

Colimboの能書きによれば、手入れにはシープオイルを薄く塗布、とあるので浸透性のある樹脂なんだろう。希望的観測ではポリウレタンではないかもしれないだが、安心はできない。

答えは10年後に明らかになるだろうが、ここは製作者の良心を信じることにしよう。
(、、、もし、ポリウレタンであって、将来はがれてきたとしたら、紙やすりで全部はがしてスエードにしてしまおう)

【シアリングとは】
Shearingであり、Shearは刈りそろえるということだそうで、つまりは羊の毛を刈りそろえた毛皮、ということだろう。

オレのもこもこブーツはshearing boots シアリングブーツというそうだ。

2015/12/01

耐寒装備(第1次)



山形に素晴らしいお店がある。

まさに行きたくなるあのお店、という感じだ。(オレがな)
、、、ステマじゃないよ。

ステマじゃないけどリンク貼っておくか、、、

品揃えがオレにどんぴしゃじゃないの、、、
ハンティング、ミリタリー、アウトドア要素などを加味しつつ、米国北部-カナダ南部の、それもちょっと昔のかほりがする品揃え、ってのがなんとも素晴らしい。
1000万円くらいあったら(ないけど)、全部買い占めたい。
このお店のオーナーってどんな人だろうな、と想像してしまう。
とりあえず、これを注文してみた。

Colimboの激あったか手袋 Hudson highlands Glovesだ。
ムートンの内張がついている。
これが暖かくないわけないだろ、、、
なんか素晴らしいな。
これで冬を乗り切れる。

【Colimboとは】
Colimboってここで作ってるんですね。
http://gufo-doo.com/products.html
えっ、、、、この会社、オレが25年ほど前に一時住んでたとこの近所だ。ここも墨田区か(オレの袈裟懸け鞄も墨田区)、、、やるな、墨田区。