2015/10/16

クリストフ・ルアロン氏の服(2)

これはコサックジャケットと呼ばれる種類のものだと思う。
馬に乗る人起源のジャケットと言うことか、、、
リブがないので航空機用ではないな。
ということは20世紀初頭に現れた形式なのだろうが、クリストフ・ルアロン氏の頭脳の中でさまざまな要素がかき回されて、このようなものができたと思う。
能書きによれば、外側は1943年のスイス軍の軍用嚢と似た布地、内側はリサイクルウール(Troy Blanket)ということだが、、、未検証。
こういう布ですかね。

完全な考証による再現ではなく、さまざまな要素を個人の感受性の範囲で再構築するというナイジェル・ケーボン氏やクリストフ・ルアロン氏の姿勢のほうに大きく共感したのだと思う。

もちろん、フライトジャケットなどに代表される、完全な考証により再現するという努力も重要であり、これら2つが相まって服飾のある部分を構築しているのかもしれない。

が、今後の服飾計画は主に前者に依拠した方針で行こうと思う。

、、、真面目に考えすぎだろうか?
あと、文章も硬すぎだと思うが許して欲しい。
オレにとって高価な服は1年1着しか買えないので、どうしてもこのように理屈っぽくしてしまう。