2014/09/12

機械式時計 竜頭の意匠変更(2)




では、さっそく交換しよう。

再度、ケースを開け、ヘイグス粒子解放、、、じゃなくて、コハゼ解放して、固定ネジをゆるめ、竜頭を取り外す。新たな巻き真を入れて長さを決める、という作業を再び行うわけだ。

長さを決めたら、ロックタイト242にも再び登場してもらい、巻き真と竜頭を固着させる。あとは差し込んで固定ネジを締める。

これで交換終了だ。ロックタイトが固着するのに時間がかかる(30分)ので、2時間くらいかかっちゃった。

竜頭には保管キズ的なものが付いていたので、磨きクロスで磨いてきれいにした。
この竜頭はステンレス製とのこと。


竜頭は時計と人との操作上の唯一のインターフェイスである。
改良前はおとなしい感じだったが、今度は激しく自己主張してる。
だいぶオリジナル感出たんじゃないだろうか。

ちょっと待てよ、、、季節毎に竜頭を付け替えるってのもいいかもしれんな。冬は手袋用にこの竜頭、夏は小さい竜頭、とか。前の竜頭はちゃんととっておこう。

なかなかいい雰囲気になったね。竜頭がいいアクセントになったのはもちろんだが、直径も大きくなったのでとても回しやすくなった。
折に触れて改良していこうと思う。

ちなみに、現在のところ日差は+8秒くらい。−8秒くらいならもっとよかったが、、、まあ実用に堪えるのではないかと思う。


 R.E.Teixeira   ref.CE20140102