2008/06/19

読み応えあり

図書館にこんな本があったので借りてみた。
船好きとしてはつい手が出てしまう。

普通、駆逐艦などというタイトルであれば、
いきなり、「世界初の駆逐艦は、、、」などという下りから始まりそう
だが
さにあらず。

まず、19世紀後葉の水雷艇の歴史から始まるのだ。
駆逐艦が出てくるのはさらに数十年後。

駆逐艦は、水雷艇を駆逐する艦だったのだ。

時代とともに、水雷艇の脅威が消えると
潜水艦を駆逐する艦になったり、
航空機やミサイルを駆逐するための艦になったりした、、、

ということだろう。

著者は浦賀船渠の技術者だった人ですな。

http://portal.nifty.com/2008/03/20/b/

http://ja.wikipedia.org/wiki/浦賀船渠

ともかく読み応え充分だ。

この本は第二次世界大戦のところで終わっているが、
第二次世界大戦部分は全体のボリュームのうちごくわずかなのだ。

このことからもこの特殊な船の歴史を詳細にひもといたものだ
ということが分かるだろう。