2015/06/24

追跡・T-Rail そして Vector Evo

諸君らはT-Railというものを知っているか?
知らない、、、ですよね。
オレもさっきまで知らなかったのだ。

まあ、これを見て欲しい。

http://chirosangaku.blog109.fc2.com/blog-entry-859.html

有名な、ちろ氏のブログである。(Twitterに移行したのか、現在あまり更新されてない) 
これは2009年の記事だ。

なにこれ、、、素敵じゃない?
これは、KORE社が開発した新式のサドル/ポストの固定方法である
2009年の発表当時はI-Railと呼ばれていたようだ。

I-Beamの欠点とされたシートのフレックスを拡大するという製品だったのだろう。かつ、SDGのI-Beamと互換性がある。これでスポーツサドルを作ったらさぞや、、、ふぅーん、、、いいんじゃない?(仲村さん調で)

だが、2015年現在は、KOREのサイトには影も形もない。

でも、発売されたことは間違いないようだ。
なぜなら、いまでもCRCで在庫が売られているから。

http://www.chainreactioncycles.com/jp/ja/kore-t-rail-komfort-alloy-saddle-combo-2012/rp-prod79431
激しく売れなかったのだろうか。

そのかわり、ヒゲの御大(Tom Ritcheyおじさん)がまたこんなことを始めていました。(正確には2014年から)

http://ritcheylogic.com/road/saddles/vector-evo-technology.html
これはリッチーロジック印のサドル/ポストの固定方法だ。
正規品では日本では売ってないみたいだけど、、、

T-railのように、サドルのシェルの下が空いていて、ここでフレックスが発生するのだろう。
おっそうか、、、、こいつはSDGとは互換性はない。レールはサーモプラスチック+カーボンで出来ている。

これを実現するには

Vector Evo対応サドル、
LINK対応 Seatpost
LINK Clamp Kit Monolink
の3セットが必要で、定価ベースで最低でも200ドルくらいはかかる。
(wiggleとかだともう少し安く買えるかもしれない。)