2014/07/03

ポルトガル再解釈


次はケースの番だが、これはいわゆる「側(ガワ)」ですね。
昔は時計のカタログに「ステンレス側」などと書いてあったような気がする。

今回はUnitasを使用する関係上、大型のガワとなる。というかならざるを得ない。

こうした工作においては、海外のほむっぺなどではよくパイロットウオッチが組まれている。
でも、オレはパイロットウオッチ風の時計は既に持っているんだよな。黒文字盤の機能性重視のやつですね。見やすくていい。

ところが、オレにはフォーマルな場とかに適合する白文字版のドレスウオッチなるものがない。
せっかくだからそこを埋めたいと思う。

さて、IWCにポルトギーゼというドレスウオッチがある。今でもリニューアルされて売ってる素敵な時計である。

これはwikipediaによれば

「オリジナルモデルは、ポルトガルの時計商であったロドリゲスとティシェイラから「大型でも構わないので懐中時計用の機械を使用して高精度の腕時計を」との注文を受け、当時懐中時計用としては最も薄型であったキャリバー74を使用して1939年に生産された。]

つまりポルトガル人専用モデルである(嘘)。

さらに詳しくは


当時は相当大きな腕時計だったようだ。1939オリジナルのケース径は43mmだったらしい。


【初期のポルトギーゼの特徴】
・手巻きムーブメント
・秒針は6時方向
・ガワの径は40mm以上
・枠は狭小である
・ラグも小さめ
・針は松葉みたいなタイプが多い
・竜頭は右側、形は普通の円筒タイプ
・インデックスはいろんなタイプがある
・文字盤はベージュ系が多い

今回、懐中時計ムーブメントから派生したunitas(クローン)を使用することになったのも何かの縁だろう、、、そこで、オレなりにポルトギーゼ的なるものを再解釈して行こうと思う。
なんとなくポルトギーゼを彷彿とさせる感じのガワで、そこにオレ好みの意匠があればいいと思う。

そのためのケースは送料込みだとちょっと高いんだが、まあいいだろう。