FW-190を一から新造していることを書いた。
あのときは興奮していて
つい熱く書きすぎてしまった。いまは反省している。
(このエントリーの下の方に再録します)
さて、
最近、彼らはなにをしていたかというと、、、
Fw-190D-9を作り始めていたのだ。
http://www.flugwerk.de/fw190.shtm
http://www.flugwerk.de/fotos/071231/big/fw190d9_20070226_0004.htm
うわー、、、液冷エンジン。ユモだろうか?
どこから入手したのやら。
こいつらそのうちTa-152も作りかねません。
なんとかしてください。
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2004/10/08
飛行可能
最近、欧州大戦中の航空機を一から再製作するという試みがいくつか行
われていますな。
一つがMesserschmitt社のMe262、
http://www.stormbirds.com/project/
もうひとつがFocke Wulf社のFw190。
http://www.warbirdsalive.com/wblist/german/fw190/fw190flugwerk.htm
これらの復元はすべて民間企業が行っているもので、
複数機を生産してオーナーに引き渡すというものですよ。オーナーとし
ては個人の愛好家、
映画機材のリース会社、航空博物館などが想定されており、すでにいく
つかの顧客は決定しているようです。
双方の航空機とも、すでに実際の飛行を終えてますな。すごいなー。
前者はGEの小型ジェットエンジンエンジンを積んでいますが、
後者はBMW以外の空冷星形(2列)エンジンを搭載しています。
エンジン部分はオリジナルに忠実というわけではなく、ガワだけなんで
すな。
まあ、それでもたいしたものです。
Me262は世界初の実用ジェット戦闘機として開発されましたが、
実際のところ、エンジン整備や着陸速度の速さなど、運用に相当の苦労
があった不遇の機体ですな。
Fw190の実機は過給圧・混合気等の制御を行う、「コマンドゲレート」
と呼ばれる
機械式自動制御装置が付いていましたが、再製作された機体ではどのよ
うに再現されているかは不明です。
この機体はパイロットだったKurt Tank氏が開発者ということで、
非常に操縦しやすく、単純な構造でかつ頑丈に作られており、
メンテナンスも簡単、製造工程も簡略化されており、かつ構造に余裕が
あったため、
さまざまな派生型を生むことができた機体。操縦系統も当時主流のケー
ブル制御ではなく、
ロッド制御となっており、空冷星形エンジンを採用していました。
このことは、被弾に良く耐え、生存性を高めることとなります。
いずれこの機体はエンジンを出力面で有利な液冷式に換装しています
が、、、
こうした過去の機体の複製ビジネスはロシアでも行われていました。
零式戦闘機を複製していましたが、けっこう良くできてるみたいです。
http://www.geocities.com/Colosseum/Dugout/3539/hanger/no3zero.html