2014/05/24

ル・カレ日和


天候不順の5月、どんよりと曇った空のもとで読む本としてふさわしいのはル・カレのスパイ小説だろう。

以前、事前情報なしでTTSS:Tinker Tailor Soldier Spy(邦題 裏切りのサーカス)を見に行って、非常に面白かったので今更ながら原作も読みたくなったのだ。Kindle版を買って読み始めた。

オレとル・カレの出会いは、高校生のときTVで見た「寒い国から帰ってきたスパイ」である。その後原作も読んだ。

スマイリーとはそのとき以来のつきあいだ。

Tinker Tailor Soldier Spyの邦題が「裏切りのサーカス」というのはどうかと思う。Tinker Tailorとは数え歌のゲームみたいなもんである。

http://en.wikipedia.org/wiki/Tinker,_Tailor

いろいろ考えてみたが「諜報部数え歌」だとまずいか、、、やっぱり。

The Constant Gardener(勤勉な庭師)がなぜ「ナイロビの蜂」になるのか。どうしても蜂とからめたいなら「職蜂の如き園丁」とかどうか。


今週のありがち:
脳内ではパタリロのバンコラン氏みたいなスパイが、実際にはゲイリー・オールドマン演じるスマイリー氏みたいな人だった。沼で泳ぐと沼くさくならないのか。