2009/02/08

オレ的ひのきのぼう

風邪はエゾエースのおかげで
ほとんど治った
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さて、この棒なんだが、
捨てられないまま現在まで持っている。
もう10年以上も、、、

意外なことに、自転車に関連するものだ。

これは97年秋に行われた岩手県江刺市種山ケ原でのレースの際、
記念に持ち帰ったものだ。

どうしようもなく執拗にこびりついてくる泥、というか
草の繊維まじりの粘土をこそげ落とすため、路傍の枝を手に取った。

しかし、この枝、オレのバイクの
携帯用インフレーターのマウントにぴったり嵌ったので
そこに付けたまま走り、また泥がつくと
枝を外して泥を刮げ落とす。

こうしたことを何度繰り返しただろう。

どれだけ泥をバイクからこそげ落とすと一人前のバイカーとして
認められるだろう(B・ディラン)・・・嘘

この棒がなかったらバイクを放棄してリタイアしたかもしれなかった。

当時書いたテキストが見つかったので再録しておこう。
改行以外変えていない。
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(1997)
岩手県江刺市種山ケ原
イーグルカップ 岩手種山 

 江刺市の西にある種山高原は、
宮澤賢治の詩「種山が原」に描かれている。
コースは岩鞍あり塹壕状のシングルトラック(岩の障害つき)ありの
バラエティに富んだものだが、基本的に自転車レースであるという感覚が
欠如しているとおもう。
ぼくが出たいのは自転車レースであって、底抜け脱線ゲームではない。
来年は参加を見合わせたい。

 朝からの雨でコース上は最悪のコンディション。
泥の中に混じった刈ったばかりの草が
フォークブレースとブレーキにからまって、泥がとれない。
フロントがロックするので、
10mごとにとまって木の棒で泥をとらなければならない。
当然、前後のブレーキは開放してある。

 よって、一周でリタイアした。
8km走るのに2時間かかるようでは、MTBレースとは言えないな、、、
泥の中をのたうち回るレース。俺たちはマゾじゃないぞ。、、、
取材に来てたTVクルーには受けてたようですが、
走る人は愉快じゃない。わがままでしょうか。

今週の基本
レース直前に草刈りはしない。草刈りは夏の間に!

今週の基本#2
水沢の焼き肉は旨い。