2016/02/29

「銃座のウルナ」 覚え


コミックビーム連載中の伊図透 作 「銃座のウルナ」だが、
架空世界の物語であり、謎が非常に多い。


ここでは将来見返すことを前提に、オレ自身の覚えを描いておこう。

・ウルナ=ulna=ラテン語における前腕の尺骨を意味する。射撃の「腕」を見せろ、ってことなのか。

・尺骨の存在が、手の旋回運動をもたらした。=文明の発生起源

・ヅードは姿を変えられた者。元は人間か。
 あるいは人間の姿を、兵士の認識票が兵士の脳に誤認識させる。
 あるいは人間的な姿をもつ異文明の者か。

・それはあえて醜悪なイメージを植え付けるよう設定されている。

・ヅードは文明を持つ。ジャンプ台の繊細な構造、重力を理解した構造がそれを物語っている。

・異形の魚(トビウオ的)が釣れたが、これはヅードとなんらかの関係がある。 
(雑誌掲載時の)口絵にも魚(トビウオ的)の姿が描かれる。

・異形の魚(トビウオ的)はヅードのトーテム的なものか。

・「変化体」のアレはヘルメットではないか。

・なぜウルナに死者の声が聞こえるのか。認識票のせいか。

・死者の声ではなく、ヅードの声の可能性もあり。

・その場合、ヅードが助けを求めていると言うことになるが、、、

・魚=生命 鳥=死 という一般的イメージを踏襲しているのではないか。

・ファンタジー(異世界の物語)でなく、はっきりSF、と銘打っているところが気になる。

・高度な技術を推測させる認識票と、兵士の武器は1930年代以前の小火器が主流というアンバランス。そこにはきっとなにかがある。

2016/02/24

PENTAX K-1の感想戦

実物触ってないので見た感じの感想な。 

実物触ってからまた感想書きます。 【報道資料】 ウェブサイト、紙カタログについては「静謐保持」という感じで非常に良い。さらに、過去にあった「男の道具」に代表される、本質からずれたコピーは一切ない。というか、コピー的なもの自体が一切なく、事実関係だけを淡々と記載しているのに非常に好感が持てる。 


まるでコピー機のようだ。 


特設サイトに登場する商品企画担当社員の方は実名はおろか顔も出てこない。OA機器的なドライぶり。スター社員でなく、無名の社員がせっせと作った感あり。 だが、、、そこがいい!


【デザイン】 本体デザインは素晴らしい仕事だ。 よくこれだけ詰め込んで小さくまとめたものだ。これって本当に手ぶれ補正機構内蔵されてるんだよな、、、? とにかくあの三角頭がいい。 左側がスパッと切れており、色気がないことくらいか。 あそこにK-7のようなグリップのでっぱりがあれば最高だった。ただ一つの残念ポイントは後述のSRバッジ。 


【×と×】 預金通帳が火を噴く準備は完了しているのでいいんですけど、 K-1について残念なポイントを列挙しておこう。 コストとの兼ね合いで採用されなかったということは十分承知している。 この残念ポイント以外は、残念じゃないってことだからな。なので、○は列挙しない。 


・背面液晶・・・・もうすこし高解像度にしてよ、、、いまどき106万ドットってなに?この世にはRetinaという言葉もあるのにーッ! ・NFC・BlueToothなし・・・どっちかは当然対応していると思ったが!どういうこと、、、BlueToothならWi-fiの電波がないところでも使えるのにッ。(アドホックモードが使えれば問題ないですね、、、、)


・SRバッジ・・・金色はどうかと思う。金(きん)じゃないのだったらやめた方がいい。買ったらその日のうちに黒いシール貼る。あのレンズの金帯も悪趣味だ。 

(補遺) ・HD 15-30のフォーカス回転方向・・・別にオレにとっては問題ではないな、、、マニュアルフォーカス時代であれば大問題だが、AF時代のいまとなってはたいした問題じゃないと思うのでヨシ。 「こうなったからもうPENTAXは買わない」って人いたけど、ホント了簡狭いと思う。 


基本的に、これほどジ・コンパクツ(レッド吉田)にまとめてきたこと、そして実際発売する、というだけで十分なんだが、、、 
ほとんど「生まれてきてくれてありがとう」状態だ。大丈夫か、、、オレ。 冷静な判断が必要なことは承知している。 というわけで、まだまだ改善の余地あるのでよろしくお願いいたします。

2016/02/21

制式名称K-1

はいでましたK-1。
命名規則変えるかと思ったが変えなかった。

http://news.ricoh-imaging.co.jp/rim_info/2016/20160218_010433.htmlhttp://news.ricoh-imaging.co.jp/rim_info/2016/20160218_010433.html


今回のPENTAX K-1のカタログでも「性能諸元」のままだったよ。

喧噪社主宰コラム: 仕様/諸元/定格

巨大企業リコー傘下ではあるが、
いい意味で町工場的な感覚をずっと持っていてほしい。

2016/02/19

わたモテにおける物語構造について(連続ツイート転載)

1月の終わりころ、連続ツイートしたものを
転載します。おヒマな方はどうぞご覧ください。


連ツイ:わたモテにおける物語構造について 

以前、Bloggerで、わたモテにおけるパラダイムシフトと画期の時期について書いたことがあった。 http://kensosha.blogspot.jp/2015/11/blog-post_6.html
  
それを要約すると、次の通り。 パラダイム1 主人公・智子が周りの状況に翻弄され混乱する  パラダイム2 主人公・智子の意図する・あるいは意図しない行動により、周りの人が翻弄される これらパラダイムがシフトした画期の時期は、修学旅行であるとした。(要約終わり) 

それに関連して、今回ちょっと考えたことだが、、、 パラダイム1のときは、智子自身が外の世界に適応しようとして苦心惨憺している。これに対し、パラダイム2では、智子以外の人物が、外部から智子の世界に触れて混乱する。 

まるで異文明同士の衝突だが、この物語の場合、受け身の側のほうが外側にショックを与える、という構造になっている。パラダイム1では受け身側=世界、アプローチ側=智子であり、パラダイム2では受け身側=智子、アプローチ側=世界 である。 

異文明の衝突において、ショックを受けるのはどちらの側であるか、という問題があるが、たぶんわたモテ世界においては双方が同じ程度の独自性を持っており、それぞれショックを与え、そして受けるということだろう。 

パラダイム1では、智子は欧州の武器に蹂躙されたインディアスに、パラダイム2では、内、井口は織豊政権下の日本に衝撃を受けたイエズス会士になぞらえられる、とするのは言いすぎか。 

類似した作品が、主人公がショックを受け続ける構造から抜け出せないのに対し、わたモテはその構造を一瞬で抜け出し、別の次元へ進入したと思う。

現在連載中のチャプターでは、智子が周りの世界に激しい衝撃を与え続けている。(修学旅行の最後の夜-タバコ事件-体育祭-最新話Ch.91を見よ) 

ところで、修学旅行では前半はまだパラダイム1である。(入浴後の「そうだ!あれでもやるか」事件では、まだ智子が他人の在り様にショックを受けている。ところが、修学旅行後半からはあきらかに他人に激しい衝撃を与えるようになっている。 

画期の時期をさらに細かく見ると、有料ビデオカード事件がその画期本体であったような気がする。あの場面で、吉田がビデオカードを智子の手から取った、まさにそのときが画期であったかもしれない。

そのとき、吉田や田村にとって智子は「空気」ではなくなっていた。 そういう意味において、このパラダイムシフトにおいて、吉田という存在(言い換えれば吉田的な、受け身側とアプローチ側とを精神的・身体的な両面でクロスオーバーする「ピュア」=特異な存在)が必要だったのかとも思う。 

修学旅行のあの時点において、世界が智子を発見した、といえる。この時点から、智子はもう空気やぼっちではなく、世界の一員になったのではなかったか。

Ch.90での「この間までぼっちだった(=今はもうぼっちではない)」というセリフも真実味を帯びて読めると思う。 結論としては、いまわたモテはすごく面白くなってるからみんな読んだほうがいいよ、というものです。 

 以上です


2016/02/13

映画 Alt. Watamote

ちょっと前に、びたこさんのトリュフォー的ワタモテの話を見て触発されたので考えたことをメモっておこう。

主人公を米国の少女にして、
オリジナルのワタモテを劇中コミック=アニメとして登場させ、主人公のちょっとした成長とコミックの中の智子とのメタ的な意味での心の交流を描く、というのを考えた。


私の妄想では、これは90分くらいのビデオ撮影による米国のインディー映画で、サンダンス映画祭で観客賞をとった、ということになっている。(・・・妄想ですからね)

主人公 Sally O'brien サリー・オブライエンミネソタ州Bloomington在住の高校生。16歳。祖母が日本人。黒髪、緑の瞳。

日本のウェブコミックWatamoteを愛読し、容姿が似ていることもあって、時折、自分をコミックの主人公・智子になぞらえることがある。
一人っ子である。友だちが2-3人だけいる。
自分のことをAspie、SADかもしれないと思っている。

17歳の夏、日本に、13年前に亡くなった祖母の墓(宮城県桂戸島)を訪ねる旅に出る。

Sally:行きたくない、、でも、智子だって行きたくない修学旅行に行ってなにかが変わったのだから、私も、、、

桂戸島に二泊する
津波の爪痕を見て衝撃を受ける
帰路、佐世保に向かう両親と別れて、東京を旅する


そして、夢と現実の狭間で、智子に会う
(たとえば秋葉のラジオ会館の暗がりなどで)


智子=Tomokoは原作寄りの絵の、アニメの合成で登場する。

Sally: 、、、アニメと違うんだね。
Tomoko: まあね。アニメはアニメ用にモディファイされた絵だから。
Sally: 本当はコミック寄りの姿なんだ。
Tomoko: うん、、、
Sally: でも、声は同じだね。
Tomoko: そうだね。急に変わると視聴者がびっくりするし。

ここまで考えた。けっこうおもしろそうなので、今後、折を見てお話を考えていきたい。


(もっぱらオレの楽しみのためだが)

2016/02/11

135FFまであと2週間


そろそろLive2D以外の記事もかかないとな、、、

PENTAX 135FF(勝手に付けた名前)だが、
CP+で発表されるだろう。

【現在公開可能な情報】によれば、フルサイズイメージャーであり、すべてのKマウントレンズが使え、APS-Cサイズにクロップされ、内蔵手ぶれ補正装置がついており、GPSと天体撮影用簡易赤道儀を内蔵し、変な形の液晶支持体がついているというものだ。あとWi-fiもな。

この場合のすべてのKマウントレンズが使える、というのは
Mレンズ、Aレンズを問わず使えるということで、おそらくはMレンズではグリーンボタンによる絞り込み測光が行われるということだろうか。(*istD方式)

Wi-fiがついているのは本当にいいことだ。
諸君等はすぐにAmazon Primeにアップできるね!(オレは入会してないけど)

Eye-Fiの不安定さに不安を感じていたのだった。

アストロトレーサー(内蔵式簡易赤道儀)もいいね、、、星雲を撮りたい。

ともかく、この7年間、外食を3回ガマンして月2000円ずつ、半期数万円ずつ貯金してきたオレの預金通帳が火を吹くぜ。


また、その日のために10年近くかけてフラッシュシステム、三脚、そしてFA31、77Ltdレンズをすこしずつそろえてきたのだ。

135FFでなにをしたいか、といえば、来たるべきDFA広角ズームレンズとFA31,77ltdレンズでさまざまな情景を撮りたいだけなんだ、、、

お絵かき環境の改善の検討


どうしてイラストレチオンしないのよォーーーーッ!(しつこい)

閑話休題。
お絵かきはお金がかからない趣味と言われていますが
掛ける気になると際限がないようだ。

現在は紙と鉛筆、つけペン、スキャナ、Wacom Intuos2 とMac miniを
使用して描いている。

Intuosを使いながら画面を注視して描く不自然さに
耐えられなくなっているのかもしれないな、、、

Wacom Cintiqという液晶タブレットがあれば最高だろうが、
10万円すんだよな、、、

そこでApple iPad Pro+Apple Pencilであるが
まだCintiqには及ばない、という評もあり、、、

iPadを液タブ化するアプリ、Astropadを、
Apple iPad Pro+Apple Pencil+USB環境で使えば
Cintiqに近づく、という評もあるが、
正直まだ怖い。

いずれにせよ10万円コースだなこりゃ、、、

将来的にはiPad+Apple Pencilの組み合わせは
Cintiqを抜くと思うので、もう少し待つか、
というへにょへにょな記事である。

2016/02/04

Live2D ほおづえ編の改良


以前作ったほおづえ動画の手についてはJPEG画像を使用して、直接カクカク動かすというやっつけを行った。
喧噪社主宰コラム: Live2D ほおづえアニメーション(1)

でも、この手も、Live2Dのパラメーターで動かせたのだった。

言い訳させてもらうと、とにかく動かしたかったんで、やっつけしちゃったのだ。でも、Live2Dを使うと、ひじと手首の両方を動かせる。
これはやるしかないな。より自然になるだろう。

【技術解説】
立ち絵モデルと同様にひじと手首でレイヤー分けしたPSDファイルをModelerに読み込んで、回転デフォーマをひじ、手首に設置し、手首をひじの子デフォーマにして追随させればよかった。
え、、、超かんたんじゃないか、、、なぜやらなかった、、、

それらを組み込んだのがこちら。


では前回のほおづえアニメーションはどうだ。比較してご覧ください。

Before

After


【想定される効果】
ちょっとだけの改善ですが、今後この技倆は役に立つだろう。
たとえば、横顔の絵で、首とひじ、手首を動かす、などだ)

2016/02/01

情報の代償



http://www.dpreview.com/forums/post/57094410

Asahi man氏によると、

10月のNY PhotoPlus Expoで展示された135FFの件で、リコーイメージングUSの担当者が解雇されたということだ。

http://www.adorama.com/alc/8328/article/photo-plus-2015-first-glimpse-pentax-full-frame-dslr

フライング的に展示されたということで、日本Ricoh本体が激怒したのだろうか。Ricoh ImagingはTight Lipsで知られる。

お、、、恐ろしい、、、(Death Note )