2014/12/30

まゆつばして見る


(AFPによる報道)
http://www.afpbb.com/articles/-/3033416?pid=14897938&page=1

この記事は50万年前のホミニドが彫刻してた、というセンセーショナルな論文の紹介だ。

natureの梗概はこちら。

http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full/nature13962.html

こういうのはつい眉に唾を付けてしまう。

まず、50万年前のホミニドがすごい知性的な活動をしてたって、、、どっかで聞いた話だよ。

最初に、現代人による加工や発掘時の攪乱、あるいは微生物による侵食、捕食動物の歯形かもしれない、、、と疑う姿勢が必要だろう。(、、、、千枚通しじゃないのか?とか)

現地・現生の貝の採取したやつとの比較はやってんのかな。あるいは当時の自然貝層の遺存体との比較は、、、? 原文読むにはNature購読しないといけないのか、、、
近場の図書館で探してみたが、市井の人が利用するには国際教養大まで行かないといけないかもしれない。

貝なんだが、これって化石じゃなくて遺存体ではないか。脱灰しているけど化石化はしていないと思うが、、、

Shell Assemblage シェル・アッセンブリッジ(アッサンブラージュ)って、貝層のことだよね。shell fossilsじゃなくてshell remainsが適切かと存じますが如何でしょうか。

http://www.lib.shimane-u.ac.jp/kiyo/d007/0007/l004.pdf

この文章を読むと疑問がさらに深まる。

http://libopa.fukuoka-edu.ac.jp/dspace/bitstream/10780/186/1/%E8%B2%9D%E5%8C%96%E7%9F%B3%E3%81%AE%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%80%8093-106.pdf

現物化石っていうんだって。なんだそりゃ。これって我々の言う遺存体remainsのこじゃなのかな、、、名付けの仕方おかしいよね。

かようにremainとfossilとの間にはなにか暗い溝があるな、、、

(でも人類学と考古学との間の溝よりは深くないな)

2014/12/27

財布新調(10)・評価


画像は使い回ししております 

反省点

・底のマチは7mmではなく、12mmくらいにしてもよかった
・オイルドレザーの厚さはもっと薄くてもいいが(0.4mmくらい)、オレの買う通販サイトでは0.8mmが限度なんだよな(自分で漉き加工しないといけない)
・ジッパーのテープを切断するのは最後でいい(早まるな)
・将来的に、ジッパーを側面から見たときに見えなくする工作にチャレンジしてもいい
・ちゃんと床革で試作しろ(接着はセロハンテープでいいから)


よかった点

・完全オリジナルデザインの財布を作ることができた
・革に大きな傷を付けることなく工作を終えた(珍しく)
・設計変更にもかかわらず、無駄のない機能重視の造形を行うことができた(偶然ですが)
・新たにマチという技術を導入できた
・黒のブライドルレザーにベージュの糸の組み合わせは最高
・これってけっこう使いやすこ(現在の財布の使い方を反映することができたので)
・ちゃんとシャツのポケットに入る


今回かかった費用は、結局3,500円くらいだったと思う。
WHCを35,000円で買ったと思えば激安だ。そして、自分で設計したので型紙買わずにすんだ。

だが、、、妻が「これなら2,500円くらいで売れる」と言っていたことは諸君らには内緒だ。ガーン!まあ、、、賛辞と受け取っておこう。

今回の工作を拡大コピーすると、iPadが丸ごと入る入れ物を作ることも可能だ、、、やんないけど。

ジッパーのムシ部分にはホワイトライトニング・クリーンライドでも縫っておくか。(滑りが良くなるはず)
シナジー、、、つの?

来年からこの財布を運用することにしよう。
(前の財布はちゃんと取っておく)

2014/12/24

財布新調(9)コンフォーマル・カード・ベイの実装




何の話か、と思われるだろうが

普段使わないカード類が財布の中でごちゃっとするのを改めるため、、うすい革でケースを作って、それにウェポン・ベイ的に財布に収納するということにしよう。

、、、よくある塩ビのカードケースの革版ですな。

余っている革(あんまり大きな声で言わない方がいいな)を
使用して、簡単に作った。(でも一応縫う)

片面にはオイルドレザー、片面には羊の革を使用。

羊の革は良く伸びるので、融通が利きそう。
カードは3枚以上は入るので余裕である。

これを新型財布の空きスペースに挿すのである。
カードが散逸する危険性も減少する。

2014/12/22

財布新調(8)・完成




3度の縫い直しを経て、ようやく完成。

ご覧のように、大きなマチを付けたので、がばっと開く。小銭も取り出ししにくくはない。よかった、、、



スリムな財布を目指しているので、不要不急なポイントカードとかは入れないことにした。

Edyカードは決まった位置に収納できるようにした。財布のその面を読み取り機に押しつけるだけで支払い可能(、、、なはず)。

紙幣は二つ折りすれば入るようにした。一番大きな一万円札は、はみ出しがちなので注意が必要だが、、、そもそもここ数年、一万円札を財布に入れたことないので、まあいい。

紙幣側のカード入れには銀行系のカードを入れとく。

小銭は千円貯まったらEdyのチャージに使用する。




この外観は正直いい。
ブライドルレザーを使って良かったと思う。

心意気としては、有名なWHC(ホワイトハウスコックス)のような製品レベルを目指していたのだが、わずかでも近づけただろうか、、、(目標は高い方がいいだろ)

WHCは、薄い革を芯に接着して、裏に折り返して接着し、さらに裏に革を貼り付けてからミシンで縫うという芸の細かさがあるね。さすがだ。オレの工作とレベルが違う。

2014/12/20

財布新調(7)・ジッパーに悩む




実は、ジッパーの取り付けは相当悩んだ。
というか、一発では決まらない。

実際に財布の中に物を入れてみるとはみ出し・ゆがみが現れる。

糸をほどいて、再度両面テープでジッパーの布テープを位置決めし、縫い直すこと3度。


できた!
でも、このはみ出しが気になるな、、、
が、あえてこのままいこう、、、
ダメだ!やっぱり直そう!あとで後悔する
気が変わらないうちに糸をほどき始める


というループを3回繰り返した。

三度目の正直ということで、なんとか出来た。

既製品をよく観察することを怠ったのでこのようなことになった、と思う。反省点だね。

既製品は先人の知恵の結晶なので、よく観察していこう。
きっとその形状にはなんらかの理由がある。

2014/12/17

財布新調(6)・縫製と仕上げ




前日に今年最後のトレイルライドをしたので、今夜は室内バイク漕がなくてもいい。この時間を利用して一気に完成させよう。

ひたすらちくちく縫う。2度も設計変更した割にはなかなかいい感じになりそうだ。

構造的にやむをえず革を4枚重ねた部分がある。こういうのはなかなか針が通らないので、いままでの革工作では相当苦心したところ。

が、、、今回は新機軸を投入する。

それは、「ピンバイス」である。

革工作関係者の方は「???」であろうが、模型製作などでは既知の工具である。オレはたしかアマゾンか100円ショップで買ったのだ。

これって要はミニミニな手回しドリルだ。ピンバイスのドリルセットにはいろんな太さがあるんだけど、針よりちょっと細い0.7mmのドリルで、菱錐の穴をしっかり通すのだ。菱錐の穴の中だけで完結するので、丸錐のように穴が広がったりしない。

今回のこの新機軸で、縫製がすごく楽になった。

(これならカメラケースの底を縫うのも簡単にできるかも!と思わせる工具である)

次に、コバを磨く。
磨いた後はアクリル塗料でも塗るか、と思っていたが、けっこう綺麗に磨けたので、塗らない。
塗らない方が美しく見える場合があるのですね。(なにかの比喩)

いつもの刻印はタブに打っといた。




あとは、ジッパーにプルタブを付ける。今回は来年の干支、未年にちなんで、在庫の羊革を使用。取れないように縫っておく。

2014/12/14

財布新調(5)・作成開始

型紙通りに革を切っていくが、ここで問題発生。

どうもこの設計のままだと、マチが全然無いので、カードしか入らない財布になってしまうことがわかった。紙幣すら怪しい。

これだから革専門家は床革などで試作するのですね、、、
せっかちなオレにその余裕はなかった。

だが、これこそブリコラージュ。望むところだ、、、



では、あっさり設計を変更しよう。
ブライドルレザーの内側に、マチを擁するよう、オイルドレザーを二つ折りにして仕込むことにした。マチの厚さは7mmくらいか。
外観的には、ほぼブライドルレザーが露出することに変化はない。

でも、これでもマチが少ないんだよな、、、1円玉とか隙間に入ってしまって取り出せないぜ!

そこで、二回目の設計変更。
小銭を取り出しやすいように、オイルドレザーの後端のみに、広がるタイプのマチを付けることにした。なんか、、、ササマチっていうみたいですよ。


これなら財布をがばっと広げることが出来る。
前端のマチは省略だ。





が、、、このようなマチを作るのははじめてだ。
以前使っていた財布のマチを参考に、型紙を作って検討する。

あと、革を薄くしないとマチを収納できない。
これは人力でやるか、、、
子と一緒にNHK BSでやってた火星旅行のシミュレーションドラマを見ながら、革の厚みを専用工具(カミソリ状)で削いでいく。


1時間くらいかかったが、なんとか完成。

たったこれだけを漉くのに1時間も、、、機械力ってすごい。 





2014/12/12

財布新調(4)・ジッパー購入




次はジッパーか。

プラスチックのコイルジッパーの方が安価で開けやすいのは確かだが、雰囲気はあまりない。

そこで、今回は金属製ジッパーを購入。

これは、昔の米国製ジッパー(TALON)を、業者さんが分解して、磨き直し、いわゆるムシを新品のテープにくっつけたというものである。中古だが、見た目は新品にしか見えないね。

復刻品かもしんない。

これが1000円くらいします。長さは17センチくらい。
長さを変える術はオレにはないので、この長さのまま活用する。

TALON 42は1960年代~80年代まで使用されたものだそうだ。
オートマチック・スライダー。
(引き手を引いたときだけ開く)




2014/12/10

財布新調(3)・型紙作り




形状については、子の体操教室の付き添い中や、クルマのディーラー点検中など、時間があるときにRSI(手帳に付けた名前)に落書きしながら考えてみた。

寝床で横になっているときなどは意外といい案が出るものだ、、、

案が出たら、工作用紙を使って型紙を作る。

このままだと完成品はタイトな形状になりそうなんだが、、、
まあ、スリムな財布であればいいか。(と、このときは思った)

基本的な方針としては、
「これならオレの技倆でも作れる」というものより少し困難なものを目指すことにしよう。

2014/12/07

財布新調(2)・革購入



以前、なんかのついでで、イングリッシュ・ブライドルレザーの「はがきサイズ」を買ってあった。キーフォブでも作ろうとしたのだろうか、、、? 、、、さあ 忘れた。

はがきサイズで700円くらいする、オレにとっては高価なものだ。
これを無駄にすることはないだろう。
イングリッシュ・ブライドルレザーは蝋引きしてある高級革ですな。

しかし、はがきサイズでは財布は作れないな、、、
そこで、もう1枚、はがきサイズを購入。これと、黒のヌメ革を合わせて買った。これは20×30cmで1500円くらい。

これらを組み合わせて、前回考えた条件を実現する最適形状を模索してみた。

(再掲)
①Edyカードを取り出さずにリーダーに当てられる形状
②小銭用コンパートメントは小さくていい
 ある程度貯まったらEdyのチャージに使う
③紙幣は二つ折り(つまり、、、折るのは1回)で入れられればいい
④シャツのポケットに入るサイズ
⑤内部へのアクセスが簡単
⑥薄さ優先


2014/12/05

財布新調(1)・意匠

来年は年男なので、財布を新調することにした。

6年前にも財布を作って実用にしてきたが、
そのときは業者さんからネット経由で型紙を買ってつくったので
オレのオリジナルではなかった。

あれから6年経っていろいろと革工作の経験も積んだような気がする。

と言うことで、完全オリジナルのデザインの財布を作って、実用に供することにしよう。

全金属製単葉機を作るようなもんだろうか。(違う)

さて、では最近のオレの財布使用状況を評価することから始めようか、、、

○だいぶ小銭を使うことが少なくなった。つまり、電子マネー(Edy)を使うことが多くなったわけだ。また、紙幣も数千円しか持ち歩かない。
○夏、出歩くときに、シャツのポケットに入ると結構便利だよな、、、大概の財布は入らないのでパンツのポケットに入れることになる。
いずれにせよ薄い方がいいな。

このことから、次のような財布があれば便利であることがわかった。

①Edyカードを取り出さずにリーダーに当てられる形状
②小銭用コンパートメントは小さくていい
 ある程度貯まったらEdyのチャージに使う
③紙幣は二つ折り(つまり、、、折るのは1回)で入れられればいい
④シャツのポケットに入るサイズ
⑤内部へのアクセスが簡単
⑥薄さ優先

2014/12/02

HONDA N-BOXのDIY :靴の汚れ防止の工作


妻のクルマ ホンダN-BOXなんだが、非常に小回りがきいて、保育所の駐車場とかでも便利だ。バックセンサーもついているのでさらに安心だが、、、全般的に乗りやすいクルマである。後席と前席の間が1m以上あるし、天井も高いので、後席のチャイルドシートに子を載せるのに、立ったまま無理のない姿勢を取れる。

あと、後席ドアは、とても軽く閉まる。これならオプションで付けた左側パワード・リモコンドアは不要だったな、、、とも思う。
あと、窓が大きいので外もよく見える。左前の死角部分を充分気を付ける必要はあるが、、、

ただ、一つ難点が。

運転してて、もこもこブーツなどの淡色の靴を履いてるとき、右足側の、さらに内側が黒く汚れてくる。これってなんだろう?と思ったら、ブレーキペダルのゴムが靴に当たる部分なのだ。

要はゴムの黒い汚れが靴に付くわけ。

ちょっと、、、ひどい。これなんとかならないか。

(たとえば、、、VW GOLF7の場合はブレーキペダル全体がプラスチックになっており、靴が汚れないしくみになっている。)

淡色だとすぐに黒い汚れが目立つからわかったけど、淡色じゃない靴でもゴムの汚れがもれなく付いてるってことだからな!

取り返しが付かなくなる前に何とかしなくては、、、
この場合の取り返しが付かなくなるとは、革の1000マイルブーツなどに黒いシミがべったり付く、ということだよ。



 N-BOXのブレーキペダルは、鉄のペダルにゴムを被せる方式なのだ。
軽トラと同じだね。まあ、妥当な装備だが、足の大きいオレの場合、どうしてもアクセルペダルだけを踏んでるつもりでも、ブレーキペダルの側面に足が当たってしまってるらしいな。

側面だけ防げればいいので、過去にはダクトテープを貼ってみたりしたが、すぐにとれちゃう。
ついにゴム・皮革用接着剤投入。いらない革の端材を寸法に切って、側面に貼り付けた。

しばらく乗ってみてはがれてこなかったので、これで問題は解消だ。



2014/12/01

低レベルソーカル事件

クマムシ博士がTwitterで紹介していたこの論文なんだが、、、

http://www.scs.stanford.edu/~dm/home/papers/remove.pdf

http://current.ndl.go.jp/node/27497

低レベルなソーカル事件ですな。

この論文?からわかることとしては、

最初の段落の1行目はインテンドしない、第二段落の1行目はインテンドする。

という理系論文の書き方ルールですね。(そこか)

2014/11/26

ヘッドセット:解決編


似たヤツを安価に入手すれば済むのだった。
とゆーわけで、あーまーぞーんからこれを購入。

もともとBoseのノイズキャンセリングヘッドホン用の換えパーツらしいが、500円だったのでつい、、、




中国から郵便で送られてきた。原価いくらです?(ハゲタカ) 

これも合皮+ウレタンとい経年劣化における黄金の組み合わせなんだが、この場合はやむを得まい。

しかし、これ小さくないか。
まあ、細けーこたーいいんだよ。

なに?部品が合わない?
大丈夫。G17的なボンドでブッ付ければいい。
豪快だろ? 



まあ合皮・ウレタンといえど5年は持つだろうし、ヘッドホンをゴミに出すと思えばホットメルトを使うのも躊躇しなくていいよ。

というわけで躊躇せず接着。

このように、ぶかっこうであるが再び使えるようになった。
外耳殻がぜんぶ収納されなくなったが、この際やむを得ない。

2014/11/25

ヘッドセット:ウレタンの恐怖編

7-8年くらい前に、オーストリアのAKG K300というオープンエアヘッドホンを買って、しばらく愛用してきたが、見てくれたまい、、、この始末を。


うわっ

 諸君らも、ヘッドセットのイヤーパッドには、もれなくウレタンの加水分解という事蹟が付いてくることを知っておいた方がいいな。

ぼろぼろとウレタンが落ちてくる。耳に入ったらどうすんだ。
(諸君らも自分の愛用のヘッドホンをじっくりと見られたい。)

この世からこの手のウレタンを抹消したいんだが、誰か協力してくれないかな、、、(けっこう本気)

世の技術者たちよ、、、7年後に確実にゴミになる製品を作っていることについて、どう思う?
そして、ウレタンの粉が使用者にすごい迷惑かけてることに対してどう思う? (主にオーストリアの技術者に向かって)

「新品を買えないのか貧乏人がWWW」という世相を反映した下品な声が聞こえてきた(気がした)が、貧乏・裕福にかかわらず、そんなことを思う輩には、今後、有限の資源しかない地球上に住む資格は、たぶんない。播種船にでも乗りたまえ。

彼らと7年で崩壊するウレタンは同じ地平線上にいる。(←最大級の侮蔑表現)

文句ばっかり言ってもしかたないので、対策だ。
ここで高い金を出して新品を買ってしまうと、再び7年後に悪夢を見ることになる。せめて金銭的ダメージは少なくしたい。

ふつうは同じ型番のものの交換用イヤーパッドを買えば済むんだが、この型番のヤツは「もうない」のだった。

ああ、、、でも、ゴミにするにはまだ早い。

2014/11/19

ジンギ部結成

















ついにこれを買った。
そう、、、ジンギスカン鍋だ。

今までは中華鍋で焼いていたので、
一旦肉だけ焼いて、そのあと取り出してから
野菜を焼いたりしていた。

これがあれば、上で肉を焼いて
下で野菜を焼くという三次元機動が可能となる。
時間を空間で補うという素晴らしい鍋である。

価格は、、、なんと1280円也。
この価格でこの内容、、、タダみたいなもんだぜ!
皆も買ったらいい。

前処理して、さっそくジンギスカンを実施。
肉はパリッと、野菜は肉から流れ落ちる汁で
しっとり焼けますね。

これはガス台専用であり、カセットガスコンロでは使用できない。
鍋の熱でカセットが危険な温度になるから。

野外でやるときはバケツコンロを使用するといいみたいだ。 

バケツコンロも固形燃料もそんなに高価じゃないのでいつか買ってみたい。

2014/11/17

リノリウムマット



15年以上使ったデスクマットの
裏面のウレタンのスポンジが加水分解してきた。

そう、、、あのなんとも言えないすっぱい?においである
デスクマットよ、、、お前もか。

これは米国オフィスデポで購入したんだった、、、
仕方なくお払い箱だが、作業用の何かに使えるかもしれんので
とりあえず物置に収納だ。
と、とたんに物置がウレタンっぽいにおいをし始めた。

今度はリノリウムのマットにしてみた。
イトーキが輸入するイタリア製のデスクマットである。


ちと高かったが、、、今回は裏面にスポンジなどない。

http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%8E%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0

リノリウムって自然系の素材なんですね。知らなかった。
早速敷いてみたが、なかなかいい。価格分ありそうだ。

マット仕上げなので写真撮影のバックにしても
反射しにくいみたいだ。

2014/11/15

RSI完成



トラベラーズノートのリフィルを挟められるように、
穴を開けたりゴム紐を引っ張ったりして、表紙具を作ることが出来た。


留め具はミドリ謹製のものを使用。
リフィルはトラベラーズノートのものを使用。

オリジナルのトラベラーズノートにはペンホルダー用のクリップなどが用意されているが、自分で作ったものはいかように改造しても惜しくはないので、革を丸めてペンホルダーを作り、表紙裏に接着する。

このペンホルダーには、あの消せるボールペン:パイロット社製のフリクション細軸を入れることができる。

フリクションなら、消し書き自由だ。

まあ、車の中に置き忘れないとか、オーロラ観察に持っていかない、とか温度に気をつける必要があるが。(摂氏+60度で書いたものが消え、-25度で消したものが現れるという、、、)

これで、この手帳だけで、書き、消し、記録することが可能になった。



そのほかに、電子マネーカードを挟むカード入れも裏表紙に作っておいた。
つまり、この手帳だけを持って、コーヒーでも飲みに行ける、という
オレ的理想を追求できるわけだ。


      いつもの刻印も押しといた

さて、、、このヌメ革、生成り色だが、将来は飴色に変色させたい。
そこで、しばらく窓際に出して、陽光に当てる事にしよう。
どのくらい変色するかは後日検証する。


2014/11/14

トラベラーズノート

こんな手帳があるのをご存じだろうか。
ミドリのトラベラーズノート。

http://www.midori-japan.co.jp/tr/

リフィルを表紙と組み合わせて自分の好きな手帳を作ることが出来るというものだ。
近所の本屋で見つけたとき、これだ!と思いましたね。
表紙具はとってもかっこいいのでちょっと欲しくなったのだが、
お金もないしな、、、

その場合、リフィルを調達させてもらって、表紙具は自分で作ればいいのでは。
表紙具を作るための部材も実は修理用パーツとして売っている。

そこで、以前備蓄しておいた革をあさってみると、、、
ありました。
余った革が。(、、、あまり大きな声で言わない方がいいな。)

これは以前、なんの展望もなしに買った、厚手のEUヌメという革だ。あまりに厚くて使い道がなかったんだが、ここで役に立つ。

2014/11/12

Random Sampling Illustrated

大学生の頃の話である。
大学生協のB5方眼メモパッドというのがあって、
それに好き勝手なことやものを記入する、、、というのが趣味だった。

ぺんてるの500円のシャープペンシルでよく書いていたものだ。
いずれも大学生協で売っていたものだ。

書くものは文章でも絵でもメモでもなんでもよかった。
お金が限られているので、計画的に服を買うための服飾計画とかを書いていた。
あとは映画のシナリオとか絵コンテとか漫画の真似っこも当然のことながらしていた。

メモパッドの表紙には「Random Sampling Illustrated」と名付けていたのだが、
当時は中二病という用語はなかったけど、間違いなくオレは中二病だったのだろう。

大学時代、オレの友人にはこのメモを無理矢理見せられたことがある人もいるだろう。
迷惑な話だ、、、正直、すまなかったと思う。

さて、でもこういうメモって、余った時間にできる最高の時間つぶしである。ドゥードリング、、、つの?
いちおう情報は情報なので、完全に無駄にならないというところが素晴らしかった。

それから25年あまり過ぎたわけだが、移動時間とか昼休みとかによく手帳の別ページに好きなことを書いたりしてきた。

せっかくだから専用のメモ:Random Sampling Illustratedを復活させられないかと思う。
かといってB5の方眼ノートパッドはつねに持ち歩くには大きくかさばるし、測量野帳は表紙が堅くていいんだけど、、ペン差しがない。

以前も復活させようとしてたが、このとき作った手帳は現在は仕事用の備忘録として便利に使っており、
Random Sampling Illustrated用途にはならなかった。

http://kensosha.blogspot.jp/2008/06/random-sampling-illustrated.html


そこで、先日来「なんでも書いていい手帳」を自作することを追求してみた。
どこでも持ち歩き、絵でも文章でも買い物メモでも、なんでも書いてもいいというものだ。
それも、その手帳だけで書き、消し、記録するということが完結するものを模索してみよう。

2014/11/06

収獲



室内干しで約10日たったが、、、
その間、かびないように扇風機を当てたり換気扇を回したりしていた。

ご覧の通り、干し柿はすっかりできあがった。



果たして味はどうか。
皮の内側はねっとりとしており、とても甘い。これはウマい。
まあ良くできたと言えるだろう。

少なくとも雨に当たるよりはよかったのではないか。
雨に当たると黒カビが生えるそうである。

56個あるので、1日1個づつ食べると今年の暮れになる計算になるね。

子どもたちに分け与えたが、いらない、との事だった。ガーン!

こんなにウマいのに、、、まあ、大人の味だね。

2014/11/01

干し柿


妻の実家から渋柿をもらったので、50個余り
干してみた。
剥くのが大変かと思ったら
そうでもなかった。

縛るのがめんどくさい時はヘタの部分とスズランテープを
ガンタッカで繋げばいい。



たまに扇風機当てたりしている。

2014/10/22

87kmライドにおけるタイヤバースト修繕事案

先日、あるファンライドイベントに参加したのだが、
好天のもと、男鹿半島を一周することが出来た。ロードバイクでな。

南海岸はどこも素晴らしい。
高さ200mくらいの断崖絶壁の道を通ったりする。
(ちゃんとした車道だけど)

青い海と砂浜、岩場の風景が美しかった。

しかし、好事魔多し。
半島の先端・入道崎で、水切りの段差にタイヤがはまったときに
タイヤがバースト!

やんごとなき後続の方々からポンプ、CO2を借りたりして修繕したが、その具体的な修繕方法を記しておこう。

チューブ:スネークバイトが起きていたのでパークツールのスーパーパッチを1枚貼って修繕終了。

バースト:裏表にスーパーパッチを貼って、8気圧まで入れたがバーストの穴からヘルニア状にはみ出してくる。
そこで、スーパーパッチに付属している紙やすりが非常に堅かったので、これを利用することに。
タイヤの裏から当てて、スーパーパッチで固定。あとは組み立ててフロアポンプで空気を入れたが、、、意外にも大丈夫。

これでなんとか残り50kmは走れた。ケーシングが裂けるかもしれないのでもう実走しないけどね、、、

今回、現場で携帯ポンプもお借りしたが、高圧を入れることが出来なかった。CO2をお借りしてなんとか走ることが出来た。

高圧を入れることのできる自分のポンプを持ってこない時に限ってこのようなことになる。マーフィーの法則(死語)通りだ。

わかったこと:
パークツールのスーパーパッチは素晴らしい。だいたいのパンク修理はこれを使うと直ってしまいそうだ。

ところで、今回は後半戦、寒風山の妻恋峠まで登ったところで時間切れのため、ショートカットして終了。疲れた、、、
道を間違えて寒風山を全部下ってしまってから再度登り直したりしたのでもう膝が限界だった。

実走時間4時間5分、総獲得標高はたぶん1500mを越えたくらい。

2014/10/19

ふくろうの羽の善用




 今年の初夏、ふくろう(あおばずく)の羽を2本拾ったのだが、そのうち1本を上の子にあげた。

段ボールの家工作などで飾り羽として使っていたようだったが、遊んだ後はもういらないとのことだったので、再びオレがもらい受けた。

この羽はクラッシャブルハットの飾りに使おうと思う。

飾りベルトの縫い目にうまく差し込むといいみたいだ。

2014/10/17

腕時計補遺 ホドリゲスとテイシェイラ

以前の記事で、1930年代、ポルトギーゼ発注の際にIWCに赴いたポルトガル人時計商はロドリゲスとテイシェイラ、と書いたのだが、、、

以前、タレントのマルシアが「ロナウドはロナウドじゃなく、ホナウド」「ラモス・ルイじゃなくてハーモス・フイだ」といってたのがずっと頭に残ってて、調べたらこんなことが判明。

「ポルトガル語において、語頭のR音の発音はハ行となる」

http://www.porgoru.com/4636.html

つまり、ロドリゲスではなく、ホドリゲス。
ホドリゲスとテイシェイラ、というのが正しいのだろう。

ポルトガル語話者・学習者には自明のことだろうが、知らなかった、、、

よって、修正させていただきます。

2014/10/14

確実になにかがあった街

今日、実家から高野文子作「絶対安全剃刀 」を持ってきた。
30年ぶりくらいに読んでいるが、
これって時代を超越した凄みがある。

「明日の朝には起きろよね」と
大友克洋の「さーて卵でとじて終わりだな」は
オレの心の中でシンクロしている。

高橋留美子、近藤よう子、高野文子、
すべて1957年新潟県新潟市(とその隣の市)出身。

漫画の世界を変えた人たちが生まれた
1957年の新潟にはなにかがある。

3人とも新潟市内の高校に進学したので、
新潟市にそれも同時期にこの3人がいたのだった。

誰か高橋留美子と近藤よう子が所属する
新潟中央高校漫画研究会の面々と、
新潟江南高校の高野文子とが、
本屋や喫茶店、映画館で何度も接近遭遇するという
「アオイホノオ」の新潟版つくってくれないものか。


2014/10/10

クライン定点観測 久しぶりに更新

http://kensosha.web.fc2.com/index.html

久しぶりにクライン定点観測を更新しました。

2012年のゲイリー・クラインへのインタビュー。

2014/10/09

秋の半日を有効に活用する



光の巨人と宇宙恐竜の死闘の日における
アルジェ在住の青年ムルソーの日記
「きょう、マンが死んだ」(窪田啓作訳)

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貴重な晴れ間、仕事を半日休めることになった。
そんな機会には、MTBでトレイルライドするしかない。

      写真はイメージです

半日でいかにトレイルライドをするかという問題だが、

 8:00 子の保育所送迎終了
 8:00 ネットサーフ・TV視聴
 9:30 出発
10:00 トレイル到着
10:10 トレイルライド開始
      1周30分として2周
11:30 トレイルライド終了
11:40 撤収
12:00 帰宅
12:10 洗車終了
12:20 シャワー終了
12:40 炊爨終了・喫食開始
13:10 出勤

という日程でなんとかなりそうなので、
行ってみた。

トレイルはすっかり秋が深まっていた。

今回は地上でなにかを食べてたニホンリスを驚かすことになった。森でニホンリスを見たのははじめてだ。(けっこう大型)

結局、2周のあと洗車、洗濯、飯など作って食べてから出勤することが出来た。

2014/10/08

M-1926の購入




以前、フライトジャケットについて心の中で盛り上がったことがあって、買う直前までいったのだが、、、

あるとき、「フライトジャケットを着たからといって私は空中勤務者(航空機操縦者)にはなれない」と思った瞬間、気持ちが急冷するのを実感したといいます。(楳図かずお風)

フライトジャケットを着たからと言って航空機操縦者それもチャック・イェーガーやスコット・クロスフィールドになれるわけではない、、、、

まあ身も蓋もない急冷である。フライトジャケット好きの人には大変申し訳ない。

たしかにIrvinジャケットを冬着るのにしても、この地方の気候であっても暑いと思うんだよ、、、

よくよく考えて、オレ自身はMTB世界の人間なので、そうしたバックグラウンドを反映した服もあるといいな、、、ぐらいに落ち着いた。

(あの世界は横乗り系が幅をきかせてたことがあるんだよな、、、オレが好きだった(そしていまでも好きな)MTBなるものは、横乗りではなく、ジョン・トマックのようなものだ)

しかし、「考証」的な文脈で、過去の服のレプリカ的なものを着てみたいという欲求はあって、そうした欲求に対応することくらいはいいのではないか、と思い、Filsonの20世紀初頭のクルーザージャケット復刻版やL.L.Beanのハンティングジャケットの現代版や二重膝のカーペンターパンツなどを買ってきた。

フライトジャケットに首を突っ込むのをやめたせいで、いろんな服に触れることが出来たといえる。

今回、購入したのは、米国陸軍が1926年に採用した、シングルの毛布生地で作ったコートのレプリカである。M-1926 Mackinaw Coatとかいうらしい。
(バズリクソンズ(東洋エンタープライズ)製)

大戦間の比較的平和な時代のものですね。

ただし、完全なレプリカではなく、ウールにナイロンが混紡された実用的なものとなっている。たぶん形も絞られているんじゃないかな。わからんけど。

これもオレ的レギュレーションである30年は持ちそうな服だ。
実用品として背広の上からも着ようと思い、試したところなんとかギリで大丈夫だった。
ちなみに、サイズは36。(オレの身長体重は167-60)



2014/10/06

機械式時計 緩急針の調整

あれからしばらくの間、自分で組んだ機械式時計R.E.Teixeira(という名前を付けた)を実際に使ってみたわけだが、、、、

なぜか時計が遅れがちになっている。
組んだ当初は1日5秒の進みだったのに、今は8-10秒の遅れになっている。

なぜか。

たぶん、原因はこんなことだろう。
組んだ当初は機械部分だけで、ベルトを着けてなかったので、水平に置いてた。が、現在は腕に付けて使ったり時計スタンドなどに置いたりしてるので、垂直置きという場面が多くなっている。

このままだと一週間で1分遅れてしまう計算になるな。
時計ってちょっと進みがちに調整するのが慣例のようだ。
(汽車におくれないようにだね)

できれば、この時計ももうすこし進む方向に調整したい。
というわけで、今回は、玄人筋から「素人は絶対にいじるな」といわれる緩急針をあえていじってみようと思う。

いじるなと言われると余計に、、、エリザベスカラーでも付けておきたい。

とはいってもどの程度緩急針を動かせばいいのかまったくわからない。緩急を計る機材もないので、、、何回か試行錯誤する方向でやってみたいと思う。

進めるのだから+に緩急針を動かせばいいのだろうが、まずは1目盛りだけやってみよう。これで試してみて、進みすぎたら少し戻す。こうしたことを繰り返せばいつかは正解(の近似値)に到達する。

これはいわゆるブリコラージュによるモデルである。
たぶん、150年前はこんな感じで調整したのだろう。



 怖いので全てのゼンマイがほどけてからいじることにした。ケースバックを開けて、緩急針をつまようじで動かす。ドキドキ。
つまようじだと傷をつけることもあるまい。

動かした後は再びケースバックを閉じて、ゼンマイを巻く。

実際の使用状況に合わせるため、昼は身につけ、夜は時計スタンドにセットする。

果たして、、、

2日経過後の緩急は+14秒であった。少々進みすぎだろう。

よって、気持ち戻してみて、調整は終了ということにしよう。