こいつは1985年の冬のある日、発売と同時に購入したものだ。
戸川の解釈によるアイドルソング集というふれこみであったが、
いま改めて聞き直したら、、、
濃い。
言葉で表すなら「過剰な愛憎・執着」であろうか。
オレはもっとも気合いが入っていると思われる
「好き好き大好き」という曲が一番好きだ。
「さよならをおしえて」という楽曲の
「大惨事が起きて街中が廃墟と化しても」という歌詞の部分は、
あきらかに「第三次が起きて、、、」という不自然なアクセントを
つけて歌っている。
もちろん、これは第三次世界大戦にちがいない。
「ヘリクツBOY」という曲の一節に
「方法論で成り立っても実践性に欠けている」というのがある。(本当)
皆よ。どう思うだろうか。
歌詞としては空前絶後ではないだろうか。
これはぜひ仕事で使ってみたいフレーズでもある。
というか、今日、早速使ってみた。
「その事業計画は、たとえ方法論では成り立っているかもしれませんが、
実践性に欠けていると判断せざるを得ませんね」
などだ。皆も使うといい。
ここまで聞いてみて思うことは、
とにかく戸川純は、歌詞を曲に載せるのが素晴らしくうまいことだ。
もちろん自作の歌詞ということもあるだろう。