2007/08/16

オレ的 第四艦隊事件

諸君らは第四艦隊事件というものを知っているか。

知らない人のために簡単に言うと、、、、
昭和10年に、帝国海軍がおこなった秋季大演習で、演習のため編成さ
れた第四艦隊が台風接近の報を聞きながらあえて訓練のため台風を突っ
切ったのだがその際、波高20mの大波が起き、艦体構造の不備や電気
溶接技術の不備などにより多数の艦船が損傷し、少なくない乗組員が殉
職した事件だ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E5%9B%9B%E8%89%A6%E9%9A%8A%E4%
BA%8B%E4%BB%B6
http://shippai.jst.go.jp/fkd/Detail?fn=0&id=CB0011022&kw=%CB%B1%E6%C6

先日、大滝というトレイルに行った際、トレイルライド用の新型装備
(長袖ジャケット・ロングパンツ)を実験した際、オレ自身が「第四艦
隊」的な目にあったのだ。

その日の朝、気温が35度に達することは気象庁ほむっぺによりあらか
じめわかっており、長袖ジャケット・ロングパンツで、無風のトレイル
を走ることには相当な困難が予想されていたが、すでに出発準備は整っ
ており、また、新型装備への習熟・耐暑訓練のためには有意義と判断
し、このようなある種無謀な実験を、あえて試みたのだ。

その結果、、、熱中症直前までいってしまった。

まず、バイクをクルマから出すだけで滝のような汗。ジープロードを
登っているとき、ヘンな疲れを感じました。

えっ?まだ序盤なのに?

シングルトラックに入ったところで、心臓が変なぐあいに鼓動し始めま
した。
うおー。まずいッ!

すぐ水を飲み、ジャケットのジッパーを全開に、さらにロングパンツを
ジッパーではずして(そういう便利な装備なのだ)ショートパンツにし
て、なんとかふらふらになりながら帰投することができた。

たった一周で座り込んでしまう始末。

【わかったこと】
・人間は放熱しないと死ぬかもしれない
・長袖ジャケットは秋が深まってからでないと着ないほうがいい
・ジップオフでショートパンツにできるロングパンツはまずまず使える
・熱中症直前までいくと、その後、半日具合がわるい
・「中の人」の苦労がよくわかった

結局、家に帰り、水を飲んでシャワーと扇風機の風を浴びて回復しまし
た。