ばるぼら著「nylon100%」を読んだのだが、
ここには80年代初頭の日本におけるニューウェーブ音楽の一端が詳細に
再構成されている。
http://www.amazon.co.jp/NYLON100%25-80年代渋谷発ポップ・カル
チャーの源流-ばるぼら/dp/4757214499
まるでカルロ・ギンズブルクの「チーズとうじ虫」のようだ。
けっこうな分量で戸川純についてのさまざまな逸話が詳しく紹介されており、
まさに必見ですな。
ばるぼら氏がいうように、それはとても美しいストーリーだ。
閉じこもりがちだった少女が、
お母さんからもらったお金で映画を見に行ったはずの日比谷で、
偶然、ある変わったロックバンド(8 1/2)を見たことから、
すべてが始まるのだ。
映画にしたらいいと思った。
この話に感動したオレは出張の帰りに日比谷野外音楽堂に寄ってみたくらいだ。