2014/05/24
ル・カレ日和
天候不順の5月、どんよりと曇った空のもとで読む本としてふさわしいのはル・カレのスパイ小説だろう。
以前、事前情報なしでTTSS:Tinker Tailor Soldier Spy(邦題 裏切りのサーカス)を見に行って、非常に面白かったので今更ながら原作も読みたくなったのだ。Kindle版を買って読み始めた。
オレとル・カレの出会いは、高校生のときTVで見た「寒い国から帰ってきたスパイ」である。その後原作も読んだ。
スマイリーとはそのとき以来のつきあいだ。
Tinker Tailor Soldier Spyの邦題が「裏切りのサーカス」というのはどうかと思う。Tinker Tailorとは数え歌のゲームみたいなもんである。
http://en.wikipedia.org/wiki/Tinker,_Tailor
いろいろ考えてみたが「諜報部数え歌」だとまずいか、、、やっぱり。
The Constant Gardener(勤勉な庭師)がなぜ「ナイロビの蜂」になるのか。どうしても蜂とからめたいなら「職蜂の如き園丁」とかどうか。
今週のありがち:
脳内ではパタリロのバンコラン氏みたいなスパイが、実際にはゲイリー・オールドマン演じるスマイリー氏みたいな人だった。沼で泳ぐと沼くさくならないのか。
2014/05/17
たつがねXC 2014
宮城県南三陸町歌津のたつがねで開催されたXCレースに行ってきました。
詳細は次項をご覧ください。
http://kensosha.web.fc2.com/documents/fervorincontents/inactionTOP.html
ひどい成績だが半病人としてはよくやった。
詳細は次項をご覧ください。
http://kensosha.web.fc2.com/documents/fervorincontents/inactionTOP.html
ひどい成績だが半病人としてはよくやった。
2014/05/16
腸炎から回復し得る者は幸なり
土曜日、つまりたつがねのxcレース前日に
胃腸炎となり、翌日のレースはまあ完走できたのだが
(ひどい成績で)
その後、悪化。
嘔吐、下痢、寒気、フラフラ感で立っていられない。
覚えとして書いておくが、
胃腸炎になると、歩けなくなるくらいつらい。
仕事を休んで寝てたのだが、昼メシを買いに
近所のセブンイレブンまで行くのにゼエゼエいう状態だ。
スポーツドリンクもあまり受け付けない。
よくレースは完走できたものだ。
食べ物は海苔を外したおにぎりとか、
ゼリーくらいしか食べることはできなかった。
次第に腸が回復して、水分の摂取が順調になると
つらさも紙を剥がすように軽減して行った。
胃腸炎となり、翌日のレースはまあ完走できたのだが
(ひどい成績で)
その後、悪化。
嘔吐、下痢、寒気、フラフラ感で立っていられない。
覚えとして書いておくが、
胃腸炎になると、歩けなくなるくらいつらい。
仕事を休んで寝てたのだが、昼メシを買いに
近所のセブンイレブンまで行くのにゼエゼエいう状態だ。
スポーツドリンクもあまり受け付けない。
よくレースは完走できたものだ。
食べ物は海苔を外したおにぎりとか、
ゼリーくらいしか食べることはできなかった。
次第に腸が回復して、水分の摂取が順調になると
つらさも紙を剥がすように軽減して行った。
2014/05/13
「惡の華」第57話(最終話) 覚え
以下ネタバレなので読みたくない人は読まないでください。
そして、これは無数にありうる解釈の一つであることに留意してほしい。
【なぜいま過去の内面描写なのか】
今回、この作品で初めて、中学時代の仲村さんの内面が描写された。
それは想像していたよりはるかに仲村さんは絶望的な内面を持っていた、ということで非常にインパクトではあるが、ちょっと別のところに注目してみよう。
今までは春日くん以外の登場人物の描写は、春日くん目線(あるいは相応のレベル)によるものであり、作者目線によるものはない。
とすれば、最終話だけ作者が仲村さんの内面描写をしたのかということだが、私はそうは考えない。
私は、今回の仲村さんの内面描写は、作者目線によるものではなく、従前通り、春日くん目線によるものではないかと考える。
どういうことか。
この最終話は、第55話で常磐さんから「何でも(書いてみたらいい)」と言われたこと、それを受けて、第56話で、夢の力により仲村さんのあらましを理解した春日くんが白紙のノートに書き始めた「作品」である、という解釈である。
(それが小説なのか漫画なのかはどちらでもいい)
この解釈なら、突然描写の主体が切り替わったなどという不整合は生じない。一貫して、この物語は春日くん目線による、春日くんの成長譚だ、ということでいける。
もしそうなら、なぜ春日くんは仲村さんの内面を描写し始めたのか。
春日くんは答えを見つけたのだ。そう、、、夏祭りの夜、仲村さんが自分を櫓から突き落とした理由について。
外川の海岸で、軽くはぐらかされたあの答えである。
それがはっきりとわかったから、今、仲村さんの内面を描くことができた、ということだろう。
(そして、その答えを得たと言うことは、3年間彷徨して得るに足る、素晴らしいことであると言っておきたい。)
【仲村さんとこの世界】
自分を取り囲むこの世のすべてが汚辱にまみれたもので、無垢な自分も汚辱=【この世間】に犯されていくという恐れとあきらめ、そしてそのために自分をおいた極端な孤独の中で、仲村さんはかろうじて生きているように描かれている。
だが、それももう限界に近く、心が壊れる寸前のように見える。
しかし、あの日、春日くんの、体操着を盗んだ行為を目撃して以来、仲村さんは孤独ではなくなった。この世界で、たった一人、自分を理解してくれるかもしれない人と出会ったのだ。
春日くんと一緒ならば、たぶん世界の向こう側にも行ける。
そうした予感を持ったうれしさが、自室でノートをつけるときの何とも言えない表情に現れているのだろう。
今、進行形で、最終話の仲村さんの物語を書いている春日くんには、ついにわかったのだ。
仲村さんが、自分のことを好きだったということを。
何度もこの覚えで触れてきたが、やはり、それこそが、仲村さんが春日くんを櫓から突き落とした理由だったのだ。
そして、そのことを仲村さん自身も知っていたのだ。(外川の海岸で見せたはぐらかしの表情により察することができる。)
ここで、私はなにかすごくほっとした。仲村さんと春日くんがようやく深く理解し合えたということなのだろうから。
【共鳴】
今回描写された仲村さんの内面と、1巻から7巻まで描かれた仲村さんの言動を照らし合わせてみたらどうだろうか。
・数々の罵詈雑言や暴言、
・サイクリングロードでの誘惑、
・春日くんをいたぶる姿、
・クソムシの海事件、
・山登りでの虚無を見るような目、
・川原の秘密基地での微笑ましいふれ合い、
・暴力による春日くんの救出と廃墟での涙、
・そして世界をキレイと言った夏祭りの夕方、、、
深い孤独を抱える仲村さんが、春日くんに共鳴して、人間として成長している姿を見ることができるのではないか。(それがひどくゆがんだ形だとしても)
「共鳴」とは、直接ふれあうことなしに、ある物体の有り様が、他の物体の有り様に伝播することである。だから、この二人の「純愛」にはぴったりの言葉であろう・・・そう、まさに「純愛」だ。
そうした姿を反芻しながら、衝撃的なあの第54話で描かれた仲村さんの孤独と、ずっと好きだった人から、3年の時を経て「消えないでいてくれてうれしい」と言われた後の、突き抜けたような笑顔を思い起こすと、、、
そして、この二人がもう二度と会うことはないということを知るなら、、、
君たちは胸が張り裂るように感じないか。
私は、春日くんはこの続きを書いていくだろう、、、そう想像する。
それは、きっと仲村さんの魂があの海岸で救われるまでを描くに違いない。
(このブログの「惡の華」関連の記事は右上のラベルから飛べます)
そして、これは無数にありうる解釈の一つであることに留意してほしい。
【なぜいま過去の内面描写なのか】
今回、この作品で初めて、中学時代の仲村さんの内面が描写された。
それは想像していたよりはるかに仲村さんは絶望的な内面を持っていた、ということで非常にインパクトではあるが、ちょっと別のところに注目してみよう。
今までは春日くん以外の登場人物の描写は、春日くん目線(あるいは相応のレベル)によるものであり、作者目線によるものはない。
とすれば、最終話だけ作者が仲村さんの内面描写をしたのかということだが、私はそうは考えない。
私は、今回の仲村さんの内面描写は、作者目線によるものではなく、従前通り、春日くん目線によるものではないかと考える。
どういうことか。
この最終話は、第55話で常磐さんから「何でも(書いてみたらいい)」と言われたこと、それを受けて、第56話で、夢の力により仲村さんのあらましを理解した春日くんが白紙のノートに書き始めた「作品」である、という解釈である。
(それが小説なのか漫画なのかはどちらでもいい)
この解釈なら、突然描写の主体が切り替わったなどという不整合は生じない。一貫して、この物語は春日くん目線による、春日くんの成長譚だ、ということでいける。
もしそうなら、なぜ春日くんは仲村さんの内面を描写し始めたのか。
春日くんは答えを見つけたのだ。そう、、、夏祭りの夜、仲村さんが自分を櫓から突き落とした理由について。
外川の海岸で、軽くはぐらかされたあの答えである。
それがはっきりとわかったから、今、仲村さんの内面を描くことができた、ということだろう。
(そして、その答えを得たと言うことは、3年間彷徨して得るに足る、素晴らしいことであると言っておきたい。)
【仲村さんとこの世界】
自分を取り囲むこの世のすべてが汚辱にまみれたもので、無垢な自分も汚辱=【この世間】に犯されていくという恐れとあきらめ、そしてそのために自分をおいた極端な孤独の中で、仲村さんはかろうじて生きているように描かれている。
だが、それももう限界に近く、心が壊れる寸前のように見える。
しかし、あの日、春日くんの、体操着を盗んだ行為を目撃して以来、仲村さんは孤独ではなくなった。この世界で、たった一人、自分を理解してくれるかもしれない人と出会ったのだ。
春日くんと一緒ならば、たぶん世界の向こう側にも行ける。
そうした予感を持ったうれしさが、自室でノートをつけるときの何とも言えない表情に現れているのだろう。
今、進行形で、最終話の仲村さんの物語を書いている春日くんには、ついにわかったのだ。
仲村さんが、自分のことを好きだったということを。
何度もこの覚えで触れてきたが、やはり、それこそが、仲村さんが春日くんを櫓から突き落とした理由だったのだ。
そして、そのことを仲村さん自身も知っていたのだ。(外川の海岸で見せたはぐらかしの表情により察することができる。)
ここで、私はなにかすごくほっとした。仲村さんと春日くんがようやく深く理解し合えたということなのだろうから。
【共鳴】
今回描写された仲村さんの内面と、1巻から7巻まで描かれた仲村さんの言動を照らし合わせてみたらどうだろうか。
・数々の罵詈雑言や暴言、
・サイクリングロードでの誘惑、
・春日くんをいたぶる姿、
・クソムシの海事件、
・山登りでの虚無を見るような目、
・川原の秘密基地での微笑ましいふれ合い、
・暴力による春日くんの救出と廃墟での涙、
・そして世界をキレイと言った夏祭りの夕方、、、
深い孤独を抱える仲村さんが、春日くんに共鳴して、人間として成長している姿を見ることができるのではないか。(それがひどくゆがんだ形だとしても)
「共鳴」とは、直接ふれあうことなしに、ある物体の有り様が、他の物体の有り様に伝播することである。だから、この二人の「純愛」にはぴったりの言葉であろう・・・そう、まさに「純愛」だ。
そうした姿を反芻しながら、衝撃的なあの第54話で描かれた仲村さんの孤独と、ずっと好きだった人から、3年の時を経て「消えないでいてくれてうれしい」と言われた後の、突き抜けたような笑顔を思い起こすと、、、
そして、この二人がもう二度と会うことはないということを知るなら、、、
君たちは胸が張り裂るように感じないか。
私は、春日くんはこの続きを書いていくだろう、、、そう想像する。
それは、きっと仲村さんの魂があの海岸で救われるまでを描くに違いない。
(このブログの「惡の華」関連の記事は右上のラベルから飛べます)
2014/05/12
了見の狭さに対抗
Garmin NUVIにGoogle mapsから位置情報を転送できることは前に書いた
のだが、なんと、、、できなくなっていた。
Google側の事情みたいだが、了見狭くないか。
でも、そんな了見狭さも、工夫すれば解消できる。
経緯度情報をGoogle mapsで入手して、Garmin NUVIに手入力すればいい
、というTipsをWebでゲット。
そりゃそうだよな。
Garmin NUVIへの手入力は実は非常に簡単になっており、全然手間じゃ
なかった。むしろ、Garmin NUVIの画面上でカーソルを移動させる方が
手間だ。まあ激安ナビなのでしょうがないといえる。
のだが、なんと、、、できなくなっていた。
Google側の事情みたいだが、了見狭くないか。
でも、そんな了見狭さも、工夫すれば解消できる。
経緯度情報をGoogle mapsで入手して、Garmin NUVIに手入力すればいい
、というTipsをWebでゲット。
そりゃそうだよな。
Garmin NUVIへの手入力は実は非常に簡単になっており、全然手間じゃ
なかった。むしろ、Garmin NUVIの画面上でカーソルを移動させる方が
手間だ。まあ激安ナビなのでしょうがないといえる。
2014/05/08
重力式ホイストを使用したバイク運用
オレの部屋の天井に重力式ホイストを設置することでロードバイクをつり上げ、保管することができるようになったことは、以前のエントリで書いた。
だが、ただ保管するだけではなく、ホイストでバイクを下げると、そのまま下に置いた固定ローラーに載せることができるという仕組みになっている。
机と壁の間、わずか幅50センチに固定ローラーがおいてある。
バイクを垂直に下ろして、ローラーに設置するだけだ。
机の裏にFostexのミニアンプがあるので、それにiPodなどを設置すれば音楽やPodcastも聞くことが出来る。
もちろん、Kindle PWで本を読むこともよし。
これにより、1日おき、深夜に30分程度のバイクトレーニングが可能になった。
ぜひ7月末まで続けたい。
ミノウラの固定ローラーはブーンという小さな音しかしない。妻によれば、ほとんど階下に音は聞こえないそうだ。優秀な機械である。
2014/05/07
Quantum近代化 【評価】
Quantum Race(2000)についてはこの春に大規模な近代化改修を行って、
ほとんどすべてのパーツを新しくしたのだが、実際公道を乗ってみてどうだったかを検証してみよう。
(雪が溶けたので乗ってみました)
(雪が溶けたので乗ってみました)
【ポジション】
4センチほどハンドル位置が下がった。でも、特に問題はない。下がったことで空力的に少々有利になったはずだ。(平地では)
【シート】
サドル周辺の音鳴りがなくなった。改修前はクライミングでシートポストからギッギッという音がするようになってたが、シートカラーを変えたら消失した。オリジナルのシートカラーの精度不足が原因だろう。
シートポストとシートカラーを同一メーカー(Thomson)にしたのが奏功か。
【ドライブトレイン】
変速に問題はない。ということはチェーンラインにも問題はないのだろう。 変速はすぱすぱ決まるが、変速タッチは6500のほうが高級感あった。たまにデュアルコントロールレバーのシフトアップ側レバーがうまくかみ合わないことあり。構造的な問題だ。(慣れればok)
BBが貫通式Hollowtech IIとなったが、剛性は格段に上がった。踏んだら踏んだだけ推進力になる感じ。
Qファクターの問題はない。
コンパクトチェーンリングと32Tの組み合わせは、いつものトレーニングコースの坂での比較では3速〜4速ほど余っている。これはすごい、、、というか、コンパクトってこういうことだ。
体力のなくなった輩(オレ)には必須ですね。
体力のなくなった輩(オレ)には必須ですね。
変速インジケータがなくなったので慣れが必要か。
【その他】
ハンドル切れ角の関係だが、操作に問題はない。
念のため、アウターケーシングは次回交換時に2センチほど長くしよう。
【わかったこと】
・コンパクトチェーンリングはすごい
・もっと早く11速にすればよかった
・変速インジケーターどうしよう
2014/05/05
2014/05/03
キュルキュル音が出るところ
バイクのドライブトレインを 6800 Ultegraに換装してから、ペダルを回すとキュルキュル音がする。チェーンオイル切れのバイクみたいに情けない音だ。
正直、恥ずかしい。
チェーンオイルは充分なはず。
BBかな?と思って耳を近づけて見ても、その気配はない。
なんとプーリーからだった。
なんで? 正直、がっかりだ。
シマノさんよ、、、、プーリーの音鳴りなんてあまりにお粗末じゃないかね、、、
豪華な紙箱にコストをあるだけ使って、音鳴りには無頓着か、、、
そうだよね、そういうものだよね。
わかってたよ・・・そんなの。
・・・でも、がっかりした。
優先の順番ちがうだろ!と思う。
しょうがないので、まずはオリジナルのチェーンオイルをサイクロン洗浄で落としてみようと思う。もともと付いていたべたべた系のチェーンオイルが悪さをしているという可能性もあるからだ。
・・・にしても、もしそうならデフォルトでキュルキュル音がするオイルってどうよ。
プーリーを分解してグリスアップし再度組み直すのはそれからにしよう。
正直、恥ずかしい。
チェーンオイルは充分なはず。
BBかな?と思って耳を近づけて見ても、その気配はない。
なんとプーリーからだった。
なんで? 正直、がっかりだ。
シマノさんよ、、、、プーリーの音鳴りなんてあまりにお粗末じゃないかね、、、
豪華な紙箱にコストをあるだけ使って、音鳴りには無頓着か、、、
そうだよね、そういうものだよね。
わかってたよ・・・そんなの。
・・・でも、がっかりした。
優先の順番ちがうだろ!と思う。
しょうがないので、まずはオリジナルのチェーンオイルをサイクロン洗浄で落としてみようと思う。もともと付いていたべたべた系のチェーンオイルが悪さをしているという可能性もあるからだ。
・・・にしても、もしそうならデフォルトでキュルキュル音がするオイルってどうよ。
プーリーを分解してグリスアップし再度組み直すのはそれからにしよう。