まあこれを見て欲しい。最近公開された公開特許公報である。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/tokujitsu/tkbs/TKBS_GM101
2015-206901 で検索してください。
DSLRのミラーにこの部材を使用すると、ミラーを稼働させなくとも、電圧を印可して60~70%の光を光学ファインダーへ導き、瞬時に印可解除して100%の光を撮像素子へと導くことができる、というものだ。
もっと簡単に言うと、ペリクルミラーのように撮像素子への光が制限されることなく、かつミラーショック無しに撮影ができるという装置である。理論上は撮像素子の読み出し性能いっぱいの連写が可能となるのではないか、、、
また、常に撮像素子に光路があるので、コントラストAFが常時使用可能となる。
欠点としては光学ファインダーが30~40%暗くなるということがあるね。あと、印可状態でないと光学ファインダーへの光路がない。
つまり電源切の状態では光学ファインダーが真っ暗だ。
(寝床なで回し系のマニアの方には不向きですね。
やけに具体的な実施例が示されているので、けっこう本気かも。
まあ、1、2年以内の実装というのはまさかないだろうが、、、
将来のPENTAXのDSLRに搭載するとしても、ミラー可動タイプと不可動タイプの2つにわけると面白いだろう。
ミラーショック無しというと、微少ぶれなどが排除される。撮像素子 の性能を最大限引き出せるのだろう。
かようにまだまだDSLRにはやることが残っているといえる。