どうもこの設計のままだと、マチが全然無いので、カードしか入らない財布になってしまうことがわかった。紙幣すら怪しい。
これだから革専門家は床革などで試作するのですね、、、
せっかちなオレにその余裕はなかった。
だが、これこそブリコラージュ。望むところだ、、、
では、あっさり設計を変更しよう。
ブライドルレザーの内側に、マチを擁するよう、オイルドレザーを二つ折りにして仕込むことにした。マチの厚さは7mmくらいか。
外観的には、ほぼブライドルレザーが露出することに変化はない。
でも、これでもマチが少ないんだよな、、、1円玉とか隙間に入ってしまって取り出せないぜ!
そこで、二回目の設計変更。
小銭を取り出しやすいように、オイルドレザーの後端のみに、広がるタイプのマチを付けることにした。なんか、、、ササマチっていうみたいですよ。
これなら財布をがばっと広げることが出来る。
前端のマチは省略だ。
が、、、このようなマチを作るのははじめてだ。
以前使っていた財布のマチを参考に、型紙を作って検討する。
あと、革を薄くしないとマチを収納できない。
これは人力でやるか、、、
子と一緒にNHK BSでやってた火星旅行のシミュレーションドラマを見ながら、革の厚みを専用工具(カミソリ状)で削いでいく。
1時間くらいかかったが、なんとか完成。
たったこれだけを漉くのに1時間も、、、機械力ってすごい。