以前、フライトジャケットについて心の中で盛り上がったことがあって、買う直前までいったのだが、、、
あるとき、「フライトジャケットを着たからといって私は空中勤務者(航空機操縦者)にはなれない」と思った瞬間、気持ちが急冷するのを実感したといいます。(楳図かずお風)
フライトジャケットを着たからと言って航空機操縦者それもチャック・イェーガーやスコット・クロスフィールドになれるわけではない、、、、
まあ身も蓋もない急冷である。フライトジャケット好きの人には大変申し訳ない。
たしかにIrvinジャケットを冬着るのにしても、この地方の気候であっても暑いと思うんだよ、、、
よくよく考えて、オレ自身はMTB世界の人間なので、そうしたバックグラウンドを反映した服もあるといいな、、、ぐらいに落ち着いた。
(あの世界は横乗り系が幅をきかせてたことがあるんだよな、、、オレが好きだった(そしていまでも好きな)MTBなるものは、横乗りではなく、ジョン・トマックのようなものだ)
しかし、「考証」的な文脈で、過去の服のレプリカ的なものを着てみたいという欲求はあって、そうした欲求に対応することくらいはいいのではないか、と思い、Filsonの20世紀初頭のクルーザージャケット復刻版やL.L.Beanのハンティングジャケットの現代版や二重膝のカーペンターパンツなどを買ってきた。
フライトジャケットに首を突っ込むのをやめたせいで、いろんな服に触れることが出来たといえる。
今回、購入したのは、米国陸軍が1926年に採用した、シングルの毛布生地で作ったコートのレプリカである。M-1926 Mackinaw Coatとかいうらしい。
(バズリクソンズ(東洋エンタープライズ)製)
大戦間の比較的平和な時代のものですね。
ただし、完全なレプリカではなく、ウールにナイロンが混紡された実用的なものとなっている。たぶん形も絞られているんじゃないかな。わからんけど。
これもオレ的レギュレーションである30年は持ちそうな服だ。
実用品として背広の上からも着ようと思い、試したところなんとかギリで大丈夫だった。
ちなみに、サイズは36。(オレの身長体重は167-60)