防衛省の技本と三菱重工などとで開発中のATD-Xであるが、
試作機が技本カラーで塗られてた。
http://www.mod.go.jp/trdi/news/1407_2.html
これって、ステルス性は機体色の如何にかかわらず発揮される、と素朴に思ってもいいのかしら。
ステルス機ってF-117以来、どうしても灰色で塗られているのをイメージしてしまっているんで、、、この技本カラー、すごい違和感ある。
実際のステルス性発揮のときは濃い灰色になるのかしら。
2014/08/25
工場からの帰還
今週の漫画ちょっといい話
福満しげゆきさんの漫画「中2の男子と第6感」に出てくる「ファイトクラブ・システム」による眼鏡っ子は、悪の華の仲村さんみたいにやさしさを水面下に隠しながら上から目線でかつ暴力ふるってくるので素敵だ。
さて、
以前、修理に出したSpingle Move(スニーカー)が戻ってきた。
かかとに新しくパーツが貼られて修繕完了なのだが、ぱっと見、まったくわからない。
すこしかかとを削った上でかかとパーツが貼り付けられているので、履いてみての違和感もない。
自己流の修理ではこうはならないので、さすがはプロの仕事だろう。
なかなかいい腕ですな。これでもう3年は履けるだろう。
ちなみに金額は4000円弱、4週間くらいで戻ってきました。
このほかにこちらから広島まで送る郵送料がかかった。
なんでもオールソール(ソール張り替え)的な修繕もできるようなので、さらに長く履き続けられるかもしれない。
2014/08/24
VW Golf7 エアコン異臭問題(3)
では、やってみよう。
またぞろグローブボックスを外して、エアコンフィルターを外し、
ブロアファンの場所を手探りで確認する。
まあ、手を突っ込んで、たぶん下のほうに穴が空いているのが確認できれば、そこがブロアファンだろう。
で、エンジンを掛けて(アイドリングストップはオフ)、エアコンオフで、ファンだけ最強に回しながらこの薬剤を噴射する。チューブを介して噴射するのだが、ボンベは水平な場所に立てておかないといけない。噴射用のチューブがうまく固定できないので、手で支えてやる。
これに約3分。
ファンの風で、エヴァポレーターのコア表面に薬剤を付着させるというわけだが、正直大丈夫なのか、、、?
噴射が終わったら、今度はエアコンをオンにして、最強に冷やす。コアを強制的に結露させるわけだ。そうすると空気中の水が結露し、コア表面を洗い流し、汚れた水はクルマの下に空いてるドレーンチューブから排出された。
そう、、、よく夏場のクルマの下を水が流れてますが、その正体はコレですね。
室内は洗浄液の匂いで満たされた。酸っぱい匂いはとりあえずはしない。
果たしてコアはきれいになったのだろうか?
これは1ヶ月くらい様子を見ていく必要があるだろう。
(この項 結果は後で書きます)
追記;結果は次のリンクを参照
喧噪社主宰コラム: VW Golf7 エアコン異臭問題(完結編)
2014/08/22
VW Golf7 エアコン異臭問題(2)
ネットで調べると、どうやらエアコンの重要なコンポーネントの一つ、エヴァポレーターについた雑菌が原因ではないか、ということらしいことがわかった。
エアコンの基本構造をまとめてくれてるサイト:
http://www.golddenki.com/acgenri.htm
ふうーん、、、要するにエヴァポレーターはラジエターのコアみたいなもんで、そこの表面についた水が雑菌を帯びて腐敗してるってことか。
これは体に悪そうだ。
低燃費車は燃費向上のため、エヴァポレーターの表面温度を比較的高くしているので雑菌が繁殖しやすいのでは?という論考もあり、、、本当かよ。
(日本を代表する低燃費車トヨタ・プリウスの異臭問題がよくネットでは話題になっているようです。)
フィルターが原因でないとしたらエヴァポレーターが原因である可能性が限りなく高いな。
そこで、これを投入。どん!
http://goo.gl/t4YpCS
えー、、、これはクイックエバポレータークリーナーIIIという薬剤であると思われます。この時期にこの薬剤が投入されると言うことは、、、(ほりのぶゆき)
これはエヴァポレーターに送風機能のみを利用してやばめの薬剤を吹き付けて、エヴァポレーター表面を殺菌し、その後、エアコンシステムを作動させて結露させた水で洗い流すというシステム。
直接エヴァポレーターに触るわけではないというところに若干不安感があるが、オレが手を突っ込める範囲はここまでだ。(文字通り)
これ以上はダッシュボード分解ということになる。
2014/08/19
VW Golf7 エアコン異臭問題(1)
ゴルフ7型になってから、困ったことがある。
それは、異臭である。
そう、、、エアコンからの異臭がすんだよブラザー!
5型のときはしなかったのに、7型になったらし始めた。
酸っぱい香りですね。
これを嗅ぐと夏になったような気がする、風物詩といってもいいですねってんなわけねーだろがよ!
7型から純正フィルターがデンソー製に変わったらしいが、そのせいか?(これはその後間違いであったことが判明)
では、フィルターから異臭がするかどうか検証しよう。
まずは現在クルマについているものを取り外すわけだが、、、
グローブボックスを開けて、グローブボックスを下方向に外す。外し方はインストラクションに書いてある。
外すと、ヒューズボックスやエアコンフィルターを収納している箱が見える。
次に、エアコンフィルターを収納している箱の蓋を取り外す。これはスナップフィット式になっているものだが、外すのにコツがいる。とにかく、プラスティックの爪を折らないようにやる。(エーモン社の内張はずし=ドライバーみたいなヤツを使うと意外にかんたんだった)
外れたら、フィルターを取り外す。
外してみたら、けっこうゴミとかあった。でも、酸っぱい匂いはしないな、、、これが原因ではないのだろう。
とりあえず、逆さにしてたたいてゴミを落としておく。
2014/08/16
なにもしてなければ縮むのが普通
先日、東京に行った折、ナイジェル・ケボーンのシャツ「ブリティシュ・オフィサーズ・シャツ」を買った。
このなんの変哲もないシャツに莫大な資金を費やしてしまったのだ。三景艦みたいにならないことを祈る。
厚さ1センチの能書き(カタログ)には、この布地には防縮加工してない、とある。
せっかくだから防縮加工について調べてみた。
サンフォライズ加工・・・
これは、蒸気などで熱を加えることによって、あらかじめ布を収縮させるというシステム。
防縮というより、収縮しないとこまで最大限収縮させるというヤツだね。大量の熱量を使うのでけっこう自然にはやさしくないタイプだ。
Leeのジーンズなど買うとSanforizedとタグなどに書かれている。
そーいえばオレが子供のころは加工してないデニムもあったと思う。
デニムを初回洗うと、けっこう縮んだのを記憶している。だからワンサイズ大きめのジーンズを買え、と母から言われたもんだ。
服のサイズ大きめを買ってしまう癖がなかなか抜けなかったのはそのせいだろうな。
(ここ数年でその癖が抜けました。)
今回購入したこのシャツは、洗濯したら肩幅で1センチ弱くらい縮んでいた。ひさびさの体験だ。
(店員さんの見立てでサイズ合わせしたのでちょうど良くなっていた。)
これとコットントラウザーズ(チノパン)、1000マイルブーツ、フォレストリー・クルーザージャケット、クラッシャブル・ウールハットとを組み合わせると、1910年ころの森林労働者的なコスプレとなるのだろう。
ちなみに、こうした布地やインディゴ染めデニムなどで禁忌とされる蛍光増白剤は、、、
染料かよ!
つまり汚れを蛍光の白に染色してるってことか。
怖いのでオレはジーンズやこうしたシャツを洗うときはもう蛍光増白剤入りの洗剤は使わないことにしたぜ!
2014/08/12
機械式腕時計【まとめ】
これで今回の工作:機械式時計が完成した。
けっこう上品なものに仕上がった。そして、時計としても普通に使えるようだ。
5月の終わりからはじめて8月のはじめに完成したので、だいたい2か月半くらいかかったことになる。
今回は、先人のほむっぺや書籍を参考に、機械式腕時計のパーツを入手して、自分で組み上げるというのをやってみた。時計ベルトについては革を購入し、自作してみた。
秒針を折ったり、使えない工具を買ってしまったりと、いろいろ失敗しけど、最終的には普通にドレスウオッチとして使えるものができた。この場合、普通に使える、ということは、成功した、ということだろう。
意匠面では、オレなりに「懐中時計のムーブメントを使用した大型の腕時計=概念としてのIWCポルトギーゼ的なるもの」を追求したつもりであり、なかなか雰囲気のあるものができたのではないか?と思う。まあ、自画自賛である。
この場合、IWCポルトギーゼをフルコピーしても、それはポルトギーゼの偽物でしかない。よって、そこに再解釈が介在しないといけないのだろう。
秒針が9時位置にあるが、これはそもそも手巻きのポルトギーゼとは違う。いかにも懐中時計ムーブメントの流用感あふれるものだろう。(懐中時計のように竜頭を上にしてみるとわかるが、これが懐中時計の6時位置になります)
この時計には夜光機能はない。銀色の針がわずかな光に反射して見える程度で、暗闇では役に立たない。
知らない人がじっくり見ると、文字盤にはメーカー名も、モデル名も、SWISS MADE などの文字も書いてないので、その正体は不明な時計、、、ということだ。
今回、やりのこしたこととして、文字盤に細工する、というものがある。
たとえばクロマテックなどの技法で印字できないことはないんじゃないかとは思うが、、、、怖くてやっていない。
では、弊社恒例の命名と行こう。
ポルトギーゼの発注者 Rodrigues と Teixeira の二人に敬意を表して、 R.E.Teixeiraという名前にしようと思う。もちろん、F.A.Jonesにもかけてある。
この場合のEは接続詞のandである。(どうでもいい)
※ロドリゲスとテイシェイラがどんな人かは知りませんが、オレの脳内では吉田戦車えがくマリオとルイージのイメージ
R.E.Teixeira
【わかったこと】
・時計をパーツで購入して組み上げること自体は案外簡単なのでやってみたらいい
・ただしオーバーホールの技倆習得は相当難しそうだ
・先人の広大な領域からまだ抜け出せていないのだ
・だいたい3か月くらいは確実に楽しめる
・失敗しても代わりのパーツは調達できるのでなんとかなる
・革工作の技術が使える
・クロコダイルのベルトは実費1500円くらいでできる
・将来、もっと雰囲気のある文字盤が手には入ったら交換してみるかもしれない
・いつか文字盤に文字を入れることをしてみたい
2014/08/10
時計ベルトの作成(2)
本当のところ、時計の機械のほうは、結局はパーツの組み合わせに終始するだけ。別に部品を自分でなんとかするわけじゃない。そういう意味で、このブログでは「時計の自作」とは言っていないわけだ。
オレ的レギュレーションでは、「自作」とは、道筋が立てられたパーツの組み合わせによるものは除きたい、、、と思う。
たとえばオーディオスピーカー作成キットを買ってきて組み立てても「自作」ではない。それはオレ的にはただの「組み立て」だッ!
木材を切り出して、スピーカーケースを自作して初めて「自作」となる。
時計なら、ガワを旋盤で自作するとか、文字盤をタコ印刷する、というなら「自作」だね。
だからオレのこの工作はいままでは「自作」じゃなかったわけだ。
(このblogは、モノを購入し、説明書通りに使って、廃棄するという、いわゆる消費の王道というものに対して、それをはみだした行為(自作し、修繕し、再解釈するなど)を主に記述したいと思っている)→いま考えた
ストラップはいままで習得した革工作の技倆が生かせるものだね。これこそ自作なのだ。
これで、ようやくこの工作も時計の自作と言い切れる。(強引)
はじめてクロコダイル革を入手して、俄然張り切る。
菱錐で穴を開け、ちくちく縫い続ける。
糸は細めのものを使用。白ではなく、カーキ色の糸だ。
上品に縫っていきたい。
縫い終わるとこんな感じ。
やすりでコバのでこぼこを取って、トコノールという薬品を付けて木の道具でこすりまくる。この工程、完成が近いもんだからついついおろそかにしてしまう。せっかちだからか。
そして、焦げ茶の革用塗料を塗る。
あとは穴をいくつか開けて、、、ちょうどいい革ポンチがあった。
これでベルトは完成だ。
手縫いのせいか製品感は薄く、手作り感がある。あんまり高級感は出なかったな。まあ使い込めば味が出てくるのだろう。
さっそく装着してみよう。
クロージャー(尾錠)はeBayで香港の業者さんからプッシュ式のワンタッチタイプを買っておいた。約1000円。
本来の尾錠(金具)をとりさって、そこにバネ棒で取り付けるタイプのものだね。
バネ棒の取り付けは専用工具があったので非常に簡単だった。
2014/08/08
時計ベルトの作成(1)
今回はドレスウオッチなので、革ストラップとなるわけだが、革工作の技倆を使って、ストラップを作成してみたい。
まず、革の用意だね。
ちょっと調べてみたんだが、クロコダイルベルトでイタリア製のやつは15,000円くらいするらしいワニ!初めて知ったけど。さすがだワニ。
でも、レザークラフト専門店でクロコダイル革を買うと、1,000円くらいだワニ。これって自分で作ると10,000円はお得じゃないかワニ?
(←鼻息)←根本的に何かの認識不足が見られます
これも勉強だ。やってみるか。
【今週のドレスウォッチいい話】
世の中にはドレスウオッチのストラップは黒、という常識があるようだ。が、IWCの過去モデル ポルトギーゼ F.A.ジョーンズというやつは銀色のガワにキャメルのストラップである。まあこの色の組み合わせはドレスウォッチとして許容されてもいいんじゃないか。まあF.A.ジョーンズはキャメル色のクロコダイルだけどな、、、
では、焦げ茶のクロコダイル革と牛のうす革(芯と裏用)を買おう。
ついでに水ヘビというやつも買ってみた。これは激安。
送料合わせても3000円いかない。
http://www.leathercraft.jp/ct_b.jsp?id=348
これが届いたクロコダイル革(養殖)だワニ。
さすが白亜紀以前から生きている生物だワニーッ!水ヘビともども、敬意を払って使っていきたいワニ。
(南アフリカ・ジンバブエなどで養殖されてるらしい)
この革、ちょうど時計ベルト1個ができる大きさで売られている。便利だね。
スウォッチの革ベルトから型を取る。ああ、、、楽だ。
紙で型紙を作っておく。型紙があれば間違いはないだろう。
いきなり革を切り始めたくなるが、ぐっとガマン。
何度も紙で組み立てをリハーサルして、不都合がないのを確認後に、ようやく革を切り始める。
今回は三層式。表革、芯、裏革が必要だ。
ゴム系接着剤を使用。
これを忘れてはいかん。
サル革(サルの革ではありません)を二つ作って、1個は裏革と一緒に接着してしまう。ああ、、楽だ。
もう1個は遊動式である。これは接着しないので、輪っかの固定は縫うことで行う。
余ったクロコダイル革でキーフォブなどを作ってみようと思う。
2014/08/05
時計組み立て(6)機械部分完成
ついに、時計の機械部分は完成。といっても、手順通りにただ組み立てただけだ。トラブルはあったが、まあうまくいったと思いねえ。
では、緩急(進み・遅れ)の調整といこう。
ゼンマイを巻いて、どれだけ緩急があるか観察する。
電波時計との比較である。
姿勢をかえつつ様子を見てみるが、どうもこの中国製とおぼしきクローンのムーブメント、すごく優秀なようだ。
72時間で15秒の進みしか見られない。すごいな、、、
ということは1日5秒の進み、ということだろう。
これって、緩急針をいじらないほうがいいな。
下手にいじるとヘンになりそうだからね。
ということで、ケース内のほこりを除去するためにもう一度分解したりしたが、異常はない。傷つかないようにビニールの膜を挟んで、3点式オープナーを使って裏蓋を閉める。
これで完成だ。
意外ににすんなりいったのがちょっと怖い。
あとは腕に付けるための部分をなんとかする。
2014/08/02
時計組み立て(5)巻き真の調整
次に、今回の難関の一つである、巻き真の長さを決める作業だ。
ちなみに、一つ目の難関は針の取り付けだよ。
これを失敗しちゃうとどっかで巻き真を調達しないといけなくなるので、、、一発で決めようとはしない。
またぞろ例の手順を踏んで=竜頭を押さえつつコハゼを解放して、ネジをゆるめて竜頭を抜く。
すこしづつ決める感じで。くれぐれも慎重に、、、
長さが決まったらニッパーで切る。
次に、これの出番だ。
ロックタイト242(中強度緩み止め)である。
これはバイクのボルトの緩み止めに買ったものであるが、
流用することにしよう。シナジー、、、つの?
まあこれは取り外し可能な接着剤ではあるからまだ安全だ。
この竜頭は防水とはいいながらも本当にアレだね、
日常生活最小限の防水だね。竜頭の中にパッキン(ガスケット)が1個入っているだけだ。大水圧とか水道には耐えられまい。
ねじ込み式ではない。
つまり、この時計は基本的に水に濡らしてはいけないものだろう。
間違ってかかってしまった水に若干堪えられるくらいかな。
2014/08/01
時計組み立て(4)試運転
さて、一応、機械はケースに入った。
裏蓋も軽く閉めてみる。本ちゃんで締めるのは緩急(進み・遅れ)の調整してからだ。
果たしてちゃんと動くのだろうか?
こいつは手巻きムーブメント。竜頭を巻いて動かしてみると、、、
おっ!こいつ、動くぞ!(テンプが)
、、、そりゃそうだ。壊していないんだったら動くだろう。
壊さないように、ムーブメントの取扱は慎重にしておいた。
このユニタス、テンプが側面にむき出しになってるのでここに衝撃が加わると非常に危険なことはオレでもわかる。
テンプだけじゃなくて、ちゃんと針も動きます。
竜頭を3回まわしただけなのに、8時間も駆動していた。フル巻き上げだとどのくらいうごくのでしょうか。
緩急の調整は巻き真の調整をしてからやろう。