2010/08/31
2010/08/28
流謫、メソプロドン
ちょっと前に、国立科学博物館の大哺乳類展「海のなかまたち」に行っ
たことを書いた。
まあ、その続きなんだが、
この企画展には、ふだんあまり目にすることのない展示があった。
それがこの写真なんだが、、
画期的なことに、
オウギハクジラ属(mesoplodont whales)が前面にでていた。
こいつらはなかなか人間の目に触れないクジラなんだが
オレの住んでいる地方の浜にはよくストランディングするんで
個人的に興味があったものだ。
10年近く前に書いたコラムを再録しておくか。
文体が違うのは時の流れの現れと思ってくれ。
http://homepage.mac.com/kensosha/kensosha/documents/shusailog.html
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2002/10/15
タイヘイヨウアカボウモドキという生き物を知っていますか。
これはクジラの一種なんですけど、いままで6体しか発見されてないんです。
それも骨だけ。最初の骨はオーストラリアで1926年に発見されました。
2度目の発見は1955年、こんな感じ。
米国のクジラ学者(だったかな)が、
調査に来たソマリアで、こんな話を聞いたとか。
肥料会社の床下に変わったクジラの骨があるという。
それを譲り受け、調べてみたところ、1926年にオーストラリアで発
見された
クジラと同じものだということがわかったんだそうです。
なんとも不思議な話ですが、ホントらしい。
しかし、その後、生きた個体や遺体はまったく発見されていないんです。
目撃例もないし。
生態、食性、生時の外観など全て不明。
長い間、幻のクジラと思われてきたわけだが、、、
このウェブ図鑑にもunknownの文字が並んでますな。
http://www.cetacea.org/longmans.htm(筆者注 現在リンク切れ)
ところが、先日、鹿児島に漂着したクジラが、もしかしたら
タイヘイヨウアカボウモドキの可能性があるというニュースが流れ、
世界中のタイヘイヨウアカボウモドキ・マニアを震撼せしめた。
詳しいニュースはこちら。
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/
200208/03/20020803k0000e040026001c.html(筆者注 現在リンク切れ)
写真はこちらにもあるよ。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/news0212/news1226m5.htm(筆者注
現在リンク切れ)
このクジラが属するメソプロドン属そのものも、世界中に結構な個体数
が生息しているにもかかわらず、
生きた姿は人間にはほとんど姿を見せないんですよ。
人間にその生態が知られていないので、捕鯨の対象にもなっていません。
人間には知られずに生まれ、生活し、死に、わずかな個体が遺体で漂着
するだけです。
(追記 10月3日に、国立科学博物館の所見が出てました。
http://www.kahaku.go.jp/news/research_topix/kago/index.html
(筆者注 現在リンク切れ)
この中で、国立科学博物館は、鹿児島に漂着したメソプロドンは、
タイヘイヨウアカボウモドキだったと結論してました。
人類は初のタイヘイヨウアカボウモドキの完全骨格と軟部資料を入手し
ました。
すげー。 こんなクジラのように、人類には知られていない生き
物がまだまだいるかもしれません。
(引用終わり)
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、、、全部リンク切れかよ。
タイヘイヨウアカボウモドキについて知りたい読者はこちらを見てくれ給え。
2010/08/26
2010/08/24
気にしながらも寝床へGO
いま話題のミラーレスカメラなんだが、
既存モデルとの間でカニバライゼーションが起きるので
いまミラーレスに参入しているメーカーは
どこも相当の覚悟をもって導入している。
でも、カニバライゼーションが起きないような製品を投入するのが
得策だろう。
超小型にしちゃうとか
動画に特化したミラーレスとかね。
果たして26日に
日本で発表される、と噂されるのはなんだろうか。
気になって眠れない。(寝るけど)
オレの第1予想では Nikonの1インチセンサーの
ミニミニなミラーレスな。
2010/08/21
隣の印度人かと思ったらたぶんネパール人
カレーの辛口の最上級は
「燃える辛口」である。
なんとなく島本和彦風味のネーミングではある。
実際、辛い。
汗が止まらないのが難点だ。
だが、この甘いナンをカレーに
付けて食べることによって相殺される。
これで夏風邪とも完全におさらばした。
汗とともに風邪由来の有害物質が外へ排出された感じ。
2010/08/19
2010/08/16
休日はこのように過ごしている途中
今日はもともと休みの日だ。
(1)食料品を買いに行う
なぜかえぞがれい、むきがれいとかれい関係を充実させてしまう
(2)エアコンの推力偏向板がぶっ壊れたのでアルミ板で再制作
http://kensosha.blogspot.com/2007/08/blog-post_18.html#links
前のポリプロピレンは曲げようとすると折れちまった
(3)ヤフオクで購入した戸川純の「昭和享年」をステレオセットで聞く
平沢進編曲の「夜が明けて」が一番良かった。平沢いいなー。
21年前に買わなかったものをいま購入
森の葉の色はどうしても薄緑色になってしまう。工場とか船とか撮りたい。
(5)内村の「笑う犬」のDVD 2010春 をようやく見る
DVDオリジナル映像が面白い。
などということをしていたのだが、
昼飯はベーコンを入れたペペロンチーニなるスパゲッティを作って食べた。
その際、ニンニクと唐辛子を炒める時は
油の温度は低めでとろ火で炒めると焦げないことを学んだ。
実はウェブのどっかで読んだのを実践してみたのだ。
味付けはナンプラーと塩、胡椒のみ。
(ウチにはオリーブオイルがないので
グレープシードオイルを使用しました。)
ここから先は完全に筆者の覚えなんだが、
オレが保存している唐辛子を入れている容器には、
地層状に、古い順番に3種類の唐辛子(鷹の爪)が入っている。
上に行くほど甘く、下に行くほど辛いということ、
そして一番下の唐辛子は激辛だということを忘れないようにしたい。
このスパゲッティでは一日分の汗をかいた。
2010/08/15
2010/08/14
帝國海軍 乙型駆逐艦 草月 その数奇な運命(3)
1番艦 カタリーナ・デ・アンヘリス
2番艦 ファンタズモ
3番艦 エネルヒア
4番艦 レメディオス
5番艦 イグナチウス・デ・ロヨラ
このように量産されたマシャード2型であったが、ミサイル時代の到来とともに、
防空艦としては1970年代早々にその役目を終えた。
ただし、良好な航洋性をもっていたため、対潜装備を復活させ、
沿岸哨戒用の海防艦として重用された。
1994年現在、アメリゴには3番艦「エネルヒア」と4番艦「レメディオス」が
現存していた。他は90年代初頭にモザンビークとセネガルに売却され、
現在も使用されているものもあるし、スクラップとなったものもある。
エネルヒアとレメディオスは防空巡洋艦・沿岸哨戒用の海防艦としての役目を終え、
1986年に後甲板の砲塔2基を取り外し、ヘリコプター格納庫と
潜水ダイバー施設を備える大改装を行っている。
同時にアメリゴ沿岸警備隊に移管され、密輸摘発・救難用途の巡視艇として
使用された。
1994年にメデジン・カルテルの大物エメド・アウレリオの乗ったクルーザーを
追跡し、10センチ砲の射撃で撃沈したのはレメディオスと僚艦エネルヒアである。
さて、かつての帝國海軍乙型駆逐艦草月は、武装を陸揚げしたあと、
1980年代にセントビンセント・グレナディーンの船員学校に売却された。
現在でも小規模の補修のあと、「古典的な」艦船として、
練習艦「プロフェット」と名を変えて使用されている。
2010/08/12
帝國海軍 乙型駆逐艦 草月 その数奇な運命(2)
1948年、ブラジルを経由してアメリゴ共和国に売却された。
秋月型駆逐艦は駆逐艦としては異例に大きく、航続距離・凌波性・航洋性に
すぐれていたことから、アメリゴ海軍は雷装を取り外し、
防空巡洋艦として使用することにした。
1949年から1950年にかけて行われた改装項目は次のとおりである。
排水量増加 2400沌→2800沌
舷側バルジ設置
雷装の撤去
艦橋の大型化、居住設備の増加、電子防空指揮所の新設
最大速力の低下 35ノット→30ノット
航続距離の増加
レーダーを英国製のものに近代化
照準装置を光学式から電子式に変更
艦種の変更 駆逐艦→巡洋艦
改装後のマシャードは用兵側の評判が非常に良かった。
1954年の第2次太平洋海戦にはマシャードが参加し、
ペルー軍の航空機14機を撃墜している。
さて、マシャードを4年間運用した結果が好ましいものだったため、
アメリゴ海軍は秋月型をもとにした防空巡洋艦を量産することにした。
これをマシャード2型という。
秋月級にくらべ、安価な鋼材を用い、簡易船体となり、隔壁構造を簡略化した。
また、ディーゼル機関への換装を行ったうえ、機関を前後に分離し、
生存性を向上させた。代わりに速度と航続距離が低下した。
マシャード2型は5隻が建造され、60年代にはペルー海軍の航空機に対し、
非常な脅威となった。
なお、このマシャード2型の量産にあたり、アメリゴ海軍カブレラ工廠では
10センチ対空砲弾と砲身の製造設備を建設している。10センチ対空砲は、
98式10センチ65口径対空砲として帝國海軍が開発したものをほぼ
そのまま使用したもので、一部自動化により発射速度毎分22発、仰角90度を
実現する、第二次世界大戦当時としては近代的な対空砲であった。
2010/08/10
帝國海軍 乙型駆逐艦 草月 その数奇な運命(1)
実は1945年、帝國海軍の秋月型駆逐艦「草月」として竣工したものであった。
秋月型駆逐艦は非常に強力な対空兵装(98式10センチ連装高角砲×2連装×4)を
持つ乙型(防空型)駆逐艦であった。その8番艦 草月は1945年2月に竣工し、
舞鶴で防空戦闘中にほぼ無傷のまま終戦となっており、1946年から1947年に
かけてトラック方面からの引き揚げ船として使用されていた。
乙型駆逐艦 草月 艦歴
1944年(昭和19年)2月 9日 -マル4計画により舞鶴海軍工廠にて起工
1945年(昭和20年)2月 1日 - 竣工 そのまま舞鶴伊根湾にて防空戦闘
1945年(昭和20年)7月30日 - 舞鶴空襲、防空戦闘中に艦橋に被弾(不発)
1945年(昭和20年)8月 5日 - 艦橋の不発弾処理のため舞鶴港へ そのまま終戦
1946年(昭和21年) - 工作艦へ編入、トラック方面の復員輸送艦として活動
1947年(昭和22年)12月 1日 -除籍
艤装員長 丹野光陽 少佐(海軍兵学校(55期))
初代艦長 丹野光陽 中佐(海軍兵学校(55期))
2010/08/08
海の向こうのよな出来事だが
ジウジアーロ(ジュジャーロ)氏のデザイン会社として
著名なイタルデザイン社が、VWグループに買収され、
グループの一員と成った。
ちょっとニュースが古くて恐縮だが、、、
WSJによれば、今後はイタルデザインはVWの仕事のみを
行うそうだ。
とすると、従来からNikon F6やD3に提供していた
2010/08/07
2010/08/04
2010/08/02
8F56のまぼろし(3)
GMT機能なんてG-shockにもついてるじゃん。
という心の声は聞かなかったことにしたい。
先日、東京に行った折、ヨドバシ秋葉で修理ポイントを使って
電池交換しようとしたところ、
ウレタンベルトのh-Timetronの電池交換が難しいと
言われてしまった。加水分解で割れる可能性があるんだって。
ガーン!
そのため普段使いの時計が欲しくなったこともある。
御託はこのくらいにしておこう。
このblogは実際にやってみるというのが主要テーマなのだ。
オレの手首はけっこう細いので、
時計のベルトはいつも大幅に詰めないといけない。
、、、今回は、これを自分でやってみっか。
かといって、時計用の専用工具など持っていない。
そんなとき、役立つのはggrkという基本姿勢(?)だろうか。
この時計はどうやら割ピン方式みたいだ。
そして、代用工具については次のリンクが詳しい。
http://www.mr-coo.com/belt/waripin-colum2.html
今回、使用するのはこの画鋲。
(押しピンもあるが、役に立たなかった。)
とんかちでやさしく叩いてみる。
果たして、、、まあまあうまくいった。
2010/08/01
8F56のまぼろし(2)
オークションにて同型の時計を見つけた。
その後もけっこう同じ型のものが出品されてる。
いろいろ調べてみると、どうやらこれは1999年のものじゃない。
輸出用のようで、最近まで販売されていたみたいだ。
違いは次の通り。
型番(リファレンスナンバー)が
オリジナルの8F56-0060ではなく、
8F56-002Aと変わっている。
風防がサファイアガラスではなく、
ハードレックスになっている。
竜頭の赤いラインがない。
ほかにも違いはあるかもしれませんが、
いずれにせよMade in Japanで、キャリバーは同じだ。
第一種防磁、10気圧防水も同じ。
通常の使用に便利だろう。
ここまで書くと解ると思うが、
当然、買うよね。
意外と安いかったんだもの。当時の価格の1/6くらいだった。
入札ボタンを押しちまったあと、手元に来たのはこの品。