「ハルメンズの20世紀」。
初めてレコード評で読んでから27年。
ようやく紙ジャケット版CDを入手することができた。
「Q-Pダンス」、「マスクト・パーティ」などで戸川純のコーラスが聞けるほか、
「マスタード」ではメインボーカルとして歌っている姿を見ることができる。
また、ここには「母子受精」のオリジナルバージョンが収録されている。
「母子受精」はのちに戸川純がシングルB面で歌っているが、
オリジナルも雰囲気がある。
戸川純バージョンのほうがポップな感じで好きですがね。
「マスクト・パーティ」はゲルニカへ続く流れが見えるようだし、
「マスタード」は構成が素晴らしい。
学生時代、前身のバンド「少年ホームランズ」のLPを友人が貸してくれたのだが
そこで聞いた「焼ソバ老人」「ふにゃふにゃサイボーグ」も収録されてる。
このジャケットは、高橋修(FOX博士)によるもので、
FOXはその後戸川純の本の装丁などで見たことがあるが、それはまた別の話だ。
「レーダーマン」の作詞もしていますね。