2008/02/12

電波掛時計(8)最終回

最初、この時計の基本コンセプトは
「森+時間=世界」だと書いた。

一言で言うと、
森で長い時間かけて成長した胡桃の木から
文字盤を作り、ムーブメントを付けることで時計にする、
ということをしてみたかったのだ。

文字盤の形状は角の丸まった四角形にしたのだが、
これは、旧式のTVのブラウン管を表したものだ。なぜか。

かつて、オレにとって世界とはTVの中のものだった。

牛山純一の「すばらしい世界旅行」などのTV番組を通じて、
世界をはじめて知ったのだ。
そうしたことをふまえつつ、
今回の時計をこの形状にしたのだということを
自分の覚えとして記録しておきたい。

また、針とインデックスの青は空を、
インデックスの銀は、雪を表したものだ。